甘酒を1ヶ月飲んだらどんな効果がある？口コミや効果的な飲み方も！

「病院にいくほどではないけれど、最近調子が悪い」「疲れやすく、やる気がおきない」など季節の変わり目や忙しい毎日が続くとなかなか疲れが取れないときがありますよね。

そんな「なんとなく調子が悪い」と感じる年齢になったときに、体調を改善してくれる飲み物があることを知っていますか？
この記事では「飲む点滴」とも言われる、甘酒の効果的な飲み方やタイミング、市販品や自分で作るおすすめの甘酒を解説していきます。

甘酒は飲む点滴って本当？

甘酒はもともと、中国から伝わったといわれています。「日本書紀」に甘酒のルーツとなる「こ酒」が登場していたり、江戸時代には庶民に広く飲まれていたという文献があり、昔から日本で親しまれている飲み物といえるでしょう。

甘酒には2種類あり、米麹から作られた米麹甘酒と酒粕から作られた酒粕甘酒があります。
栄養面でとても優れており、ビタミンB類や必須アミノ酸9種類などが多く含まれている飲み物です。

一般的に「飲む点滴」といわれているのは、米麹甘酒になります。

理由は、点滴に含まれているブドウ糖が多く含まれているからです。ブドウ糖は脳に欠かせない栄養素で、つかれた脳に直接働きかけるといわれており、疲労回復効果が期待できます。

また米麹甘酒には、妊婦に必要な栄養素といわれている葉酸も多く含まれています。麹を発酵させて作る発酵食品であるため、体内に入ると菌が活性化し腸内環境の改善に役立つのです。

「酒」と名前には入っていますが、米麹から作った甘酒にはアルコールは入っていません。

一方酒粕甘酒は日本酒を作るときに出る、酒粕を絞って作っています。酒粕甘酒には食物繊維が多く含まれており、砂糖を入れて飲みやすくしているのが特徴です。
酒粕甘酒には酒粕に含まれる微量のアルコールが入ってるため、運転前やアルコールに敏感な方、子どもは飲まないようにしましょう。

甘酒の美容効果

甘酒には美容効果があるといわれています。女性にとって気になるところに効果があるのでそれぞれ、解説していきます。

ダイエット効果

甘酒はダイエットに効果があるといわれています。米麹甘酒は、発酵食品になるので腸内環境が改善し、酒粕甘酒は食物繊維が豊富に含まれているため、お通じがよくなることからダイエットに効果があるといわれているのです。

甘酒はファスティングの際の準備食と回復食にもおすすめです。美肌、健康効果をもっと感じたい方は、ファスティングと甘酒の組み合わせもおすすめですよ。「ファスティング成功の鍵は準備食と回復食！フルーツは食べてもいい？」の記事もぜひチェックしてみてください。

美肌効果

甘酒には、美肌効果があることで知られています。甘酒にはビタミンB群が多く含まれているため、肌の代謝を活発にし、調子を整える効果が期待されます。

髪にもよい

甘酒にはビオチンという、ビタミンB群のひとつが含まれています。ビオチンは髪の毛の主成分であるケラチンに働きかけるため、ハリ、艶、コシが良くなるといわれているのです。

米麹甘酒と酒粕甘酒は栄養成分に若干違いがあることと、アルコールが含まれている場合があるため飲む前に表示を見て、原材料が何かを確認するようにしてください。

甘酒を1ヶ間毎日飲むと効果は？口コミもご紹介！

甘酒は1ヶ月毎日飲み続けることで、健康や美容に効果が得られるといわれています。1ヶ月と聞くと「長い」と感じる方もいるかもしれません。

「1ヶ月続けるといい」といわれている理由は、私たちの細胞は常に再生と破壊を繰り返しているからです。細胞が生まれて、体外へ排出されるまでが約1ヶ月になります。

甘酒の栄養が、細胞に行き渡り効果が実感できるのは1ヶ月後と心得ておきましょう。

甘酒を1ヶ月飲み続けて、健康効果を実感した方の口コミ

1ヶ月前から甘酒飲んでます
実感した効果は、二日酔いが無くなった事！（毎日350缶3本くらい飲んでる…）

個人的にはアルコール残ってるのは✖️
かねこみその甘酒が粒々も入っていて、最初は麹の香り（？）で「うっ」となったけど今ではそれがクセに…
健康な推し活のためにも続けてみます

引用元　https://x.com/hcci_i/status/1366011747983712259

母さん健康診断でコレステロール値が良かったらしい。この日の為に1ヶ月前から甘酒飲み続けたらしい。通りで常に甘酒が鍋の中に入っていたのか…っていうかコレステロール値が去年悪かったのがそんなに悔しかったのか…執念深さが恐ろしい

引用元　https://x.com/ayamiracle310/status/268640911632789504

研究報文：麴甘酒は健常者の食後血糖およびインスリンの上昇を抑制する有用成分を含有する

甘酒を1ヶ月飲み続けて、美容効果を実感した方の口コミ

甘酒飲み始めて1ヶ月、何かに効いてるといいな〜♪とあまり気にせず過ごしてたけど、今回生理前のイライラ・眠気・肌荒れ等の症状がないまま生理なってびっくり。え、もう生理だっけ？ってなってる。お肌に関しては本当に生理前？ってくらいツヤピカだし。。クマも改善されたし甘酒効果すごい

引用元　https://twitter.com/aki32466143/status/1660625213472800773

酒粕甘酒。
夜飲んだほうが、肌には効果的。100ml／1日。
1週間飲むと、肌のコラーゲンが一気に増える。
飲むのをやめても、1ヶ月くらいは効果が続く。
明日から飲もう！いい事は、すぐ取り入れるのだ

引用元　https://twitter.com/y_yuzu_smile/status/1222121318880989184

甘酒を1ヶ月飲み続けて、ダイエット効果を実感した方の口コミ

腸活にもなる甘酒を飲むだけでダイエット効果が…
米麹の甘酒を食前に50～70㎖おちょこ1杯(合計200㎖を1回で飲んでもOK)
実際に1ヶ月で3㌔痩せたと報告も受け私も1ヶ月で2㌔痩せました
米麹のを購入し食前に飲むだけのズボラな方法で腸がキレイになります

引用元　https://twitter.com/_kyunchannel_/status/1393219834830278656

1ヶ月続けることでダイエット効果、美肌効果など体調の変化を感じられるようですね。

甘酒の効果的な飲み方・タイミングと注意点

甘酒は栄養豊富で、飲み続けると体調に変化が出てくることが分かってきました。甘酒の効果をさらに得たい場合は、空腹のときに飲むと栄養が効率的に吸収されます。

甘酒は効果を得たい目的によって、飲む時間帯に注意が必要です。

美肌目的の場合、細胞が作られる就寝前がより効果的です。ダイエット目的の場合は、夕方までに飲みましょう。寝る前に飲むと、カロリーが蓄えられるので飲む時間帯には気をつけてくださいね。

甘酒の原材料である米は炭水化物なので、糖分の多さが気になる方も多いでしょう。血糖値をあげない甘酒の飲み方には3つのポイントがあります。一つ目は食事と一緒に摂りましょう。食事と一緒に取ることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

二つ目は野菜や海藻など、食物繊維が多く含まれる食品と一緒に摂りましょう。食物繊維が甘酒の消化吸収を遅らせてくれます。

三つ目は運動前に飲みましょう。運動前に飲むと筋肉のダメージが軽減され、カロリーもすぐに消費されます。ダイエット目的で飲む場合は、運動前に飲むのが効果的です。

甘酒の1日の適切な摂取量は、100ml〜200mlです。商品によっては、パッケージに書いてある場合もあるので、適正な量を飲んでください。

また甘酒は糖分が多く含まれています。医師から糖分を制限するよう指導がある場合、甘酒を飲む前にかかりつけ医師に相談しましょう。

甘酒は栄養価が高いですが、適切な摂取量を守らないと、体重増加、血糖値の上昇を起こしてしまう可能性もあります。栄養バランスを考え、適切な飲み方をするよう心がけてください。

甘酒の保存方法と賞味期限：長持ちさせるコツ

甘酒の保存には「冷蔵保存」と「冷凍保存」の2つの方法があります。すぐに飲み切れそうな量であれば「冷蔵保存」、1週間以上かかりそうなら「冷凍保存」がおすすめです。

ここでは、甘酒の冷蔵・冷凍保存の方法について、賞味期限や長持ちさせるコツ、おすすめの保存容器や注意点も含めて詳しく紹介します。近年では自宅で甘酒を作って楽しむ人も増えていますが、食中毒などを避けるためにも正しく保存しましょう。

冷蔵保存の方法

甘酒を冷蔵保存する場合、手作りのものは2日から1週間程度が消費の目安です。市販の甘酒も、開封後は冷蔵庫に入れ、できるだけ早めに飲むことが推奨されています。特に、手作りの甘酒は火入れ（加熱殺菌）処理が行われていないため、雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。

手作りの甘酒を火入れすると保存期間が少し延びますが、劇的な差はありません。さらに、火入れをするとビタミンなどの栄養価が減少し、50度以上になると麹菌が死滅する可能性もあります。健康目的で甘酒を飲むのであれば、火入れは避けた方が良いでしょう。

夏場などは冷蔵庫の開閉が増えるため、3〜5日以内を目安に飲み切ると安心です。冷蔵庫の奥で保存すると、温度変化を抑えやすくなります。もし甘酒が変色したり酸味が出たりした場合は、飲まずに処分してください。

冷凍保存の方法

甘酒を長期間保存したい場合は、冷凍保存が適しています。ジッパー付きの保存袋や冷凍対応のタッパーに入れ、なるべく空気を抜いて保存しましょう。甘酒は冷凍しても完全に固まらず、シャーベット状になるため、飲みたい量だけスプーンなどで取り出せるので便利です。

冷凍保存した甘酒は、雑菌の繁殖を抑えることができるため、消費期限は1ヶ月程度と言われています。ただし、風味が少しずつ落ちてしまうので、早めに消費することをおすすめします。

甘酒×〇〇！美味しくて健康効果抜群のレシピ

甘酒を飲もうと思っている方は、腸内環境を気にしている方が多いのではないでしょうか。甘酒は同じ発酵食品である、ヨーグルトを合わせてみるのもおすすめです。無糖のヨーグルトに砂糖やハチミツの代わりに、甘酒を適量かけると甘みがあり食べやすくなります。

甘酒独特のドロっとした感じが苦手な場合は、豆乳や牛乳と割って飲むといいでしょう。さらっと飲みやすくなり、甘みも抑えられます。

栄養豊富な甘酒ですが、ビタミンAビタミンCは含まれていません。足りない栄養をプラスする面でもフルーツとの相性はとてもいいです。

さらにフルーツの酸味は、甘酒独特の甘さを和らげてくれます。甘酒が苦手な方や「毎日飲むと飽きてしまうのでは？」と思う方には、甘酒といちご、キウイ、りんごなどのビタミンを多く含むフルーツがおすすめです。

簡単なレシピをご紹介します。あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

家族全員で、甘酒とトマトジュースを1 : 1の割合で割って飲んでます！
高血圧の母も、血圧が安定してきていて効果を感じています
引用元　https://twitter.com/MIIA11726255/status/1666281213106216960

＜りんごと甘酒のスムージー＞

＜材料＞
・りんご1/2・米麹甘酒2カップ・ミントの葉

＜作り方＞

りんごは皮つきのまま、ヘタと芯を取りひと口大に切る。
りんごと甘酒をミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する。
グラスに注ぎ、ミントを添えて出来上がり。

引用元
https://cookpad.com/recipe/6505838

＜美肌効果に期待！簡単アレンジいちご甘＞

＜材料＞
・いちご5個・甘酒120〜130ml（温かくても冷たくても可）

＜作り方＞

いちごは洗いすりおろす
コップに甘酒を入れる
２の上にいちごをのせる。好みで、スプーンでつぶすだけでもOK。

引用元
https://cookpad.com/recipe/4382646

＜甘酒で作るチョコ風クリーム＞

＜材料＞
・玄米甘酒大さじ4・ココアパウダー大さじ1＋小さじ1

＜作り方＞

フライパンに材料を全て入れ、だまがなくなるように混ぜる
強めの弱火でふつふつとさせなめらかなクリーム状になったら火を止める
容器に入れて約30分冷蔵庫で冷やす

引用元
https://oceans-nadia.com/user/806189/recipe/457557

コスパ◎！自分で甘酒を作る方法

甘酒は炊飯器で簡単に作ることができます。

＜材料＞
・米…1合・米を炊くための水…360ml・冷ますための水360ml・生の米麹…400g（乾燥麹の場合200g）

＜作り方＞

少し柔らかめにごはんを炊く。
保温のまま冷ますようの水360mlを少しづつ加える。このときに麹菌が死なないように60度をキープしましょう
米麹を加え、しっかり混ぜる。
濡れぶきんをかけて8時間保温をする。
全体的にペースト状になれば完成。粒々形状が飲みにくい方は、フードプロセッサーで好みのなめらかさにしましょう。

引用元　https://mi-journey.jp/foodie/40473/

甘酒のデメリットは？太る？飲みすぎるとどうなる？

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高く、体にとってメリットの多い飲み物です。しかし、飲む量によってはデメリットが生じる可能性もあります。ここでは甘酒のデメリットについて紹介するので、ダイエットや健康を意識されている方は、ぜひ参考にしてください。

カロリーと糖質過多

甘酒は非常に栄養価が高い反面、カロリーや糖質も高めです。100gあたりの糖質は17.9g、カロリーは81kcalと、飲み物の中でも比較的高カロリーです。ダイエット中に甘酒を飲みすぎるとカロリーオーバーになる可能性があるため、1日の摂取量を調整することが大切です。

血糖値の急上昇

甘酒にはブドウ糖が豊富に含まれているため、飲んだ後に血糖値が急上昇することがあります。高血糖などのリスクを引き起こす可能性があるため、血糖値の管理が必要な方は、摂取量と飲むタイミングに注意しましょう。

空腹時に甘酒を飲まず、食事と一緒に適切な量を摂るようにすると血糖値の急上昇を防ぐことができます。適量は医師と相談しつつ、飲み過ぎないよう十分気をつけてください。

便秘の悪化

甘酒には発酵によって生成される酵素や食物繊維が含まれており、腸内環境の改善に役立ちますが、個人の体質によっては飲みすぎると逆効果になる場合があります。腸内環境が乱れ、便秘が悪化する可能性があるため、適量を守ることが重要です。

甘酒の適量は1日200ml程度とされています。心配な方は少量から始め、体の反応を見ながら調整することをおすすめします。

酒粕甘酒のデメリット

酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれているため、運転前や妊婦さん、お子さまは飲まないよう注意が必要です。アルコール度数は低いものの、飲んだ後すぐに運転すると、飲酒運転の基準を超える恐れがあります。

市販の酒粕甘酒のアルコール度数は1％未満なので、アルコール依存のリスクは低いと言えます。ただし、甘酒の種類によってはアルコール度数が高いものもあるため、必ずラベルの表記を確認するようにしましょう。

運転が必要な方やアルコールが苦手な方、妊娠中の方は、麹甘酒を選ぶのがおすすめです。

美容家.comでは酒粕についても詳しく解説したコラムがありますので、気になる方は「酒粕を加熱しないでそのまま食べる効果とは？おすすめレシピもご紹介！」の記事もチェックしてみてください。

甘酒の歴史：昔はどんな目的で飲まれていた？

甘酒の歴史は古代から日本文化に深く根付いており、宗教的な儀式から健康維持まで、さまざまな目的で利用されていました。

最古の記録は奈良時代の「日本書紀」に見られ、「天甜酒（あまのたむざけ）」や「醴酒（こさけ）」という名称で登場しています。特に「天甜酒」は神話に登場する甘い酒で、甘酒の起源の一つとされています。醴酒は、米と麹と酒を用いて作られており、宮中の高級酒のほか、神事や祭事などの神聖な飲み物としても扱われていました。

江戸時代初期には甘酒が庶民の間でも広まり、主に夏の暑さをしのぐための飲み物となっています。しかし、中期になると粗悪品による食あたりが発生し、それをきっかけに冬に甘酒を飲む習慣が広がったといわれています。

甘酒は、ブドウ糖、ビタミン群、ミネラル、必須アミノ酸などの栄養が豊富に含まれており、昔から病気予防や栄養補給として重宝されてきました。現代では、健康ドリンクや美容目的として利用する人が増え、再び注目を集めています。