アサイーボウルは太る?食べる時間に気をつければダイエット効果あり!

アサイーボウルは太る?食べる時間に気をつければダイエット効果あり!

「アサイーボウル」はフルーツたっぷりの華やかな見た目と、健康や美容への効果が注目されている食べ物です。しかしカロリーや糖質が高そうなので、太ることが心配な方もいるでしょう。

そこでこの記事では、アサイーボウルを食べると太るのか解説します。あわせて、アサイーボウルに含まれる栄養や、ダイエットに効果的な食べ方も紹介します。おすすめのレシピも取り上げるので、アサイーボウルを生活に取り入れる参考にしてください。

そもそもアサイーボウルとは?

アサイーボウルとは、ブラジル原産のフルーツ「アサイー」と豆乳で作られたスムージーに、さまざまなフルーツやグラノーラなどをトッピングしたスイーツです。ブラジルで食べられていましたが、ハワイの飲食店で提供されはじめてから注目を浴びるようになりました。

アサイーは、アマゾンに自生しているヤシ科の植物です。1cmほどの大きさのブルーベリーに似た黒紫色の小さな果実が、アサイーボウルに使われています。

実は、アサイーには味がほぼありません。甘みや酸味もなく、若干の渋みとオリーブオイルのような風味を感じるクセのない味わいが特徴です。

アサイーは味に主張がなく、どのようなトッピングと合わせても食材の風味を邪魔しません。独特の渋みと苦みで味わいに深みを与えながら、組み合わせた食材のおいしさを引き出します。そのためアサイーボウルは、トッピング次第で無限のバリエーションを楽しめると言ってよいでしょう。

アサイーのもうひとつの魅力は「スーパーフード」とも呼ばれる高い栄養価にあります。アサイーは不飽和脂肪酸、食物繊維、鉄分、カルシウム、ポリフェノールなどの成分が豊富です。鉄分はレバーの3倍、ポリフェノールはブルーベリーの18倍もの含有量を誇るとされています。

鉄は貧血を予防するミネラルであり、ポリフェノールは肌の老化防止に役立つ成分です。食物繊維はお腹の調子を整えて、便秘を解消するでしょう。骨を丈夫にするカルシウムは、女性のリスクが高いとされている骨粗しょう症の予防効果が期待できます。

このようにアサイーには、とくに女性の健康と美容に役立つ成分がふんだんに含まれています。アサイーは、女性の味方といえるフルーツなのです。

アサイーボウルは太るって本当?気になるダイエット効果とは

アサイーボウルは色鮮やかなフルーツや、香ばしいグラノーラ、甘みのあるはちみつなどのトッピングをたっぷりのせて作られるスイーツです。おいしくて食べごたえがありますが、カロリーや糖質が気になりますよね。

アサイー100g当たりのエネルギーは約70kcal、糖質は約6gです。アサイーとほかの果物について、100g当たりの数値を比較してみましょう。バナナのエネルギーは93kcal、糖質は21.4kcalです。いちごのエネルギーは31kcal、糖質は7.1gです。

これらの果物を比較すると、アサイーの糖質はやや低めではありますが、カロリーは決して低いわけではないことがわかります。

さらに、アサイーボウルには、さまざまなトッピングが不可欠です。しかしフルーツやはちみつをたっぷり加えると、カロリーや糖質は高くなります。アサイーボウルは、トッピングの選び方や量次第で太りやすくなるといえるでしょう。

反対にトッピング次第では、カロリーや糖質を抑えることが可能です。太りにくいアサイーボウルを食べるなら、いちごやグレープフルーツなどのヘルシーなトッピングを選びましょう。

グラノーラを加える場合は、砂糖が添加されていないプレーンなものがおすすめです。ナッツは人気のトッピングですが、カロリーや脂質が多いため、過剰に加えないようにしましょう。

食べる時間に気をつけて!ダイエットに効果的なアサイーボウルの食べ方

食べる時間に気をつけて!ダイエットに効果的なアサイーボウルの食べ方

アサイーボウルは、食事と置き換えて食べるとダイエット効果が期待できます。とくに、朝食や昼食と置き換えるのがおすすめです。

アサイーボウルのカロリーはトッピングにより変わりますが、およそ300〜500kcalと考えられます。「食事バランスガイド」では、間食の目安は200kcalとされています。この値を考慮すると、アサイーボウルはカロリーが多すぎるため、間食にすることはおすすめできません。

また、アサイーボウルを夕食と置き換えることも控えるべきです。夜の時間帯は活動量が少なくなるため、余分なカロリーや糖質が消費されにくくなります。

フルーツをふんだんに使用するアサイーボウルは、カロリーや糖質が多くなりがちです。夕食の置き換えに利用すると、かえって太りやすくなるでしょう。

アサイーボウルを食事と置き換える場合は、たんぱく質を含む食材と組み合わせることもポイントです。アサイーボウルは栄養価が高いものの、たんぱく質源となる食材が不足しています。
たんぱく質は健やかな肌や髪を育み、カロリー消費を高める筋肉をつけるために不可欠な栄養素です。アサイーボウルに加えるのであれば、甘みのないプレーンヨーグルトを選びましょう。

ヘルシーなアサイーボウルの作り方

ヘルシーなアサイーボウルの作り方

ここからは、健康や美容への効果が期待できるアサイーボウルのレシピを紹介します。

糖質オフのアサイーボウル

【材料(1人分)】
冷凍アサイー:100g
調整豆乳:100ml
いちご:3個
ブルーベリー:10粒
グラノーラ(砂糖不使用):大さじ2

【作り方】

  1. いちごはヘタを取り除き、5mm幅にスライスする。
  2. 冷凍アサイーと調整豆乳をミキサーやブレンダーにかけて、なめらかにする。
  3. 2を器に入れて、いちご、ブルーベリー、グラノーラをトッピングする。

たんぱく質が摂れるアサイーボウル

【材料(1人分)】
冷凍アサイー:100g
ギリシャヨーグルト:大さじ2
牛乳:50ml
バナナ:1/2本
キウイ:1/2個
グラノーラ:大さじ2

【作り方】

  1. バナナは1cm幅にスライス、キウイは1cm幅のいちょう切りにする。
  2. 冷凍アサイー、ギリシャヨーグルト、牛乳をミキサーやブレンダーにかけて、なめらかにする。
  3. 2を器に入れて、バナナ、キウイ、グラノーラをトッピングする。

ビタミンたっぷりアサイーボウル

【材料(1人分)】
冷凍アサイー:100g
ヨーグルト:50g
バナナ:1/2本
いちご:2個
オレンジ:1/2個

【作り方】

  1. バナナはトッピング用に少量取って1cm幅にスライス、いちごはヘタを取り除き5mm幅にスライス、オレンジは白い皮を取り除く。
  2. 冷凍アサイー、ヨーグルト、残りのバナナをミキサーやブレンダーにかけて、なめらかにする。
  3. 2を器に入れて、バナナ、いちご、オレンジをトッピングする。

むくみ解消アサイーボウル

【材料(1人分)】
冷凍アサイー:100g
調整豆乳:50ml
バナナ:1本
キウイ:1個
グラノーラ:大さじ2

【作り方】

  1. バナナは半量を1cm幅にスライス、キウイは1cm幅のいちょう切りにする。
  2. 冷凍アサイー、調整豆乳、残りのバナナをミキサーやブレンダーにかけて、なめらかにする。
  3. 2を器に入れて、バナナ、キウイ、グラノーラをトッピングする。

まとめ

アサイーボウルとは、ブラジルのアマゾン原産のフルーツ「アサイー」を使用したスイーツです。アサイーには味がほとんどありません。そのためスムージーにして、さまざまなフルーツやグラノーラなどのトッピングと共に、ひとつのボウルに盛り付けて食べられます。

アサイーボウルを食べると太りそうだと思うかもしれませんが、トッピングを工夫すればカロリーと糖質の摂取量を抑えられます。

アサイーボウルをダイエットに利用する場合は、朝食や昼食と置き換えることがおすすめです。カロリーや糖質が多くなりやすいため、間食や夕食にすることは控えてください。また、たんぱく質を補うとさらに栄養バランスがよくなります。

アサイーには食物繊維やミネラル、ポリフェノールなどの成分が豊富に含まれており、とくに女性の健康や美容に効果が期待できます。おいしくてヘルシーなアサイーボウルを、ぜひ生活に取り入れてみてください。