更年期が原因かも…冬でも暑いのはなぜ?原因と症状を緩和する方法

更年期が原因かも…冬でも暑いのはなぜ?原因と症状を緩和する方法

室内にいるにも関わらず、いきなり空調が変わってしまったかと思うほど急に暑く感じてしまうことはありますか?もしくは、他の人が寒いと言っているのに自分だけ暑いと感じていることに違和感を覚えることはありませんか?


実はこれらの症状は、更年期が原因となっているかもしれません。しかし、なぜ更年期となると体温調節が上手くいかなくなってしまうのか疑問に感じている人も少なくないでしょう。


そこで今回は、更年期に暑くなってしまう、体温調節が上手くいかなくなってしまう原因や症状を緩和する方法などをご紹介していきます。

更年期が原因?冬でも暑くなってしまう理由


のぼせやほてり、発汗などの症状が急に起こってしまうのは、更年期特有の「ホットフラッシュ」という症状が原因として考えられます。


更年期となると卵巣の機能が衰えてしまい、女性ホルモンの分泌量が自然と減ってきてしまいます。しかし、それでも脳は女性ホルモンが少ないと感じると何とか女性ホルモンを分泌するよう指令を出します。卵巣はすでに女性ホルモンを脳の指令通りに作ることはできなくなっているので、脳がパニックを起こし自律神経にも影響が出てしまうのです。


脳からの指令は視床下部という自律神経をコントロールしている器官から出ています。そして、自律神経は体温調節をする器官でもあるため、自律神経が乱れてしまうということは体温調節が上手くいかない原因になり得るのです。

症状を緩和するためには


更年期に起こりやすい症状だからと言って、症状をそのままにしておくのも辛いでしょう。症状を緩和するためのセルフケア方法をいくつかご紹介していきます。

服の着脱

体温調節が上手くいかないからとエアコンなどの冷房を使ってしまうと、より自律神経の乱れにつながってしまう恐れがあります。そのため、ホットフラッシュが起こった際には服の着脱で調整してみましょう。羽織やストールなどの調整しやすい服を着ていると、いつ症状が出ても対応できるのでおすすめです。

温かい飲み物

暑く感じているのに、温かい飲み物は逆効果では?と思われますが、自律神経を整えるには体を冷やす冷たい飲み物は避け、常温以上の温かい飲み物が適しています。暑く感じた時でも温かい飲み物を飲むこと、また普段から白湯などを飲むようにして体を冷やさないようにすることが症状の緩和につながります。

頭や首を冷やす

突然ほてりやのぼせが起こってしまった際には、頭や首を冷やしてみるのもおすすめです。頭や首は大きな血管が通っているので、体を効率的に冷やすことが可能です。ただし、冷やしすぎも注意が必要なのであくまでも体の表面が冷える程度に留めておきましょう。

日常生活に支障が出るほどなら早めの受診を


更年期のほてりやのぼせは、病気ではありません。しかし、ほてりやのぼせによって発汗が強く出てしまうと人目に付きやすく恥ずかしい思いをしてしまうことも。


病気ではありませんが、日常生活に支障をきたしてしまう、または気になってしまうのであれば早めに婦人科を受診してみてください。ホルモン補充療法や漢方薬、自律神経調整剤などで症状が緩和されることもあります。症状や治療の効果は個人差があるので、気になるのであればまず相談からしてみましょう。

困った時は美容家.COMに相談してみて

更年期に起こりやすいホットフラッシュは女性が抱える悩みでも多く見られます。「これって更年期かも…?」と不安に感じた場合は、早めに婦人科を受診してみましょう。


また、婦人科に行くのを躊躇してしまうのであれば、様々な専門家がいる美容家.COMで相談してみることもおすすめです。どのような症状で悩んでいるのか、どのように症状を改善したらいいのかなど気軽に相談できるようになっています。一人で悩まずに、ぜひ相談してみてください。