ワセリンを髪の毛や頭皮につけるデメリットとは?ヘアオイル代わりになる?

ワセリンを髪の毛や頭皮につけるデメリットとは?ヘアオイル代わりになる?

ワセリンは、保湿性が高い上に赤ちゃんから大人まで使用できるため、スキンケア商品として多くの世代に愛用されています。しかし「髪の毛や頭皮に使用するってどうなの?」と疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。

ワセリンを正しく使えば、髪の毛や頭皮を乾燥から守ることができるものの、つけ過ぎると逆効果になりトラブルが発生する可能性もあります。

本記事では、ワセリンをヘアケアに取り入れるデメリットをはじめ、髪の毛や頭皮への効果や使い方、選び方、おすすめ商品までを紹介します。ワセリンをつけ過ぎて落ちない時の対処法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ワセリンを髪の毛に使うデメリットとは?髪が傷むって本当?

ワセリンを髪の毛や頭皮に使用する場合、注意すべき点があります。まずは、ワセリンを髪の毛に使うデメリットを確認しましょう。

髪の毛や頭皮に使うデメリット

ワセリンを髪の毛や頭皮に使う主なデメリットは以下の3つです。

  1. 髪の毛や頭皮がベタつく
  2. 毛穴が詰まりやすくなる
  3. 洗い流しにくい

ワセリンを塗りすぎると髪がベタつき、重たい印象に見えます。特に、細毛や柔らかい髪質の方やショートヘアの方は、つけすぎに注意が必要です。

次に、ワセリンは密閉性が高いため、頭皮に塗ると皮膚の通気性を悪くする可能性があります。シャンプーでしっかり洗い流さないと、頭皮が臭くなったり、毛穴が塞がれてニキビなどの頭皮トラブルを起こしたりする可能性もあり得るでしょう。

テクスチャが固めで油分が多いワセリンは、洗い流しにくいというデメリットもあります。そのため、塗り過ぎないよう十分に注意することが大切です。

ワセリンを髪の毛に使うと傷むのか

ワセリンは無香料・無着色のパラベンフリーで、赤ちゃんにも安心して使える商品のため、髪を傷めるような成分は含まれていません。髪の毛の内部や頭皮に浸透することもないので「ワセリンの成分が原因で髪の毛が傷むのでは?」といった心配はしなくても大丈夫でしょう。

ワセリンをヘアケアに使うのが向いている人の特徴

ワセリンをヘアケアに使うと良い人の特徴は、髪の毛や頭皮が乾燥し過ぎている人です。保湿力が高いワセリンをヘアケアにプラスすることで、髪の毛を感想やドライヤーの熱から保護できます。

逆に、ワセリンが合わない人は、脂性肌でニキビなどの頭皮トラブルを起こしやすい人です。ワセリンを髪の毛や頭皮に塗ることで、毛穴詰まりを起こして悪化させる可能性があるため、注意しましょう。

ワセリンの髪の毛・頭皮への効果とは?スキンケアにも

ワセリンは保湿性に優れているため、スキンケアやリップケアまで幅広く使われています。ここでは、髪の毛や頭皮だけでなく、肌への効果について詳しく紹介します。

髪の毛・頭皮への効果

髪の毛や頭皮にワセリンを使用する最大のメリットは、保湿性の高さとコーティング力にあります。ワセリンを髪の毛や頭皮に塗り、水分を閉じ込めることが可能です。頭皮の乾燥によるかゆみやフケの予防や、髪の毛のダメージ防止に役立ちます。

また、ワセリンで髪の毛の表面をコーティングすれば、摩擦からキューティクルを保護できます。正しく使うことで、健康的でツヤのある髪を維持する効果も期待できるでしょう。

スキンケアとしての効果

ワセリンは、乾燥した肌の保湿、荒れた唇のケアにも効果的です。特に、乾燥する冬の時期は、肌のバリア機能を高めて外部刺激から守る助けになります。唇に塗れば水分の蒸発を防げるため、リップケアにもおすすめです。

ワセリンの髪の毛・頭皮への正しい使い方とは?ヘアオイル代わりにも!

ここでは、ワセリンを髪の毛や頭皮に使う際の正しい使い方をはじめ、ヘアオイルやスタイリング剤の代用とする方法を紹介します。ワセリンは、正しい使い方を理解して適切に使用することで、保湿効果を上手く活用できます。

髪に使用する場合は、少量ずつ手に取り、髪の毛の中間から毛先にかけて軽くなじませていくことがポイントです。頭皮に塗る際は、特に乾燥が気になる部分にのみ薄く塗布し、毛穴を塞がないように注意しましょう。

ドライヤー後のヘアオイルとして使用する方法

ドライヤー後にヘアオイルの代用として使う場合、少量のワセリンを塗布します。ワセリンが髪にコーティングされて水分の蒸発を防ぎ、パサつきを抑えてツヤを出すことができます。

  1. ドライヤーで髪を完全に乾かす。
  2. 指先でワセリンを少量取り、手のひらに伸ばして温める。
  3. 毛先を中心に、ワセリンを揉み込むように塗る。

もしベタつきが気になる場合は、ブラッシングして余分なワセリンを落としましょう。

スタイリング剤として使用する方法

ワセリンは、軽いヘアスタイリング剤としても使用できます。特に、ポニーテールなどで髪の毛をまとめて毛束感を出したり、襟足のおくれ毛の浮きを抑えたりするのに役立ちます。

  1. 髪を軽く濡らす。
  2. ワセリンを少し多めに取り、手のひら全体に伸ばして温める。
  3. 髪全体にワセリンを揉み込むように塗る。
  4. 髪を好きなようにスタイリングする。

ヘアケアの時よりも多めに使うのがポイントですが、ワセリンは重めのテクスチャーなので、つけ過ぎないよう注意が必要です。

髪の毛・頭皮に最適なワセリンの選び方

ワセリンは、白色・黄色・プロペト・サンホワイトなどの種類があり、精製度によって分類されています。髪の毛や頭皮に使うワセリンを選ぶ際は、精製度を重視すべきです。

  • 白色ワセリン:精製度が高く不純物は少なめ
  • 黄色ワセリン:精製度が低く不純物が多い
  • プロペト:白色ワセリンよりも精製度が高く刺激が少ない
  • サンホワイト:プロペトより高精度のワセリン

精製度が高いワセリンほど不純物は含まれておらず、低いほど不純物が多くなります。刺激が気になる方は、白色ワセリンやプロペト、サンホワイトを選ぶのがおすすめです。

黄色ワセリンは安価ですが、精製度が低いため不純物が多く、肌トラブルを起こす可能性があります。そのため、敏感肌の人は避けた方が良いでしょう。

次は、通販やドラッグストアで買えるヘアケアにおすすめの商品を3つ紹介します。

オリジナルピュアスキンジェリー/ヴァセリン

ヴァセリンのオリジナルピュアスキンジェリーは、1870年にアメリカで誕生し、世界90カ国以上で販売され親しまれている有名商品です。値段は、200gで税込732円とプチプラなので、日常のスキンケアやヘアケアに最適。

成分にはワセリンの他、酢酸トコフェロール(ビタミンE)とBHTが含まれており、保湿効果を高めてくれます。安全性が高く、柔らかいなめらかなテクスチャーで使いやすい点もおすすめです。

口コミでは「皮膚の保湿も素晴らしいけど髪の毛にも効果あり」「三週間経って全く枝毛がなくなった」といった喜びの声が挙がっています。(出典元

サンホワイトP-1/日興リカ


日興リカの「サンホワイトP-1」は、無香料、無着色、アレルギーテスト済みの製品で、敏感肌の人でも安心して使える高純度ワセリンです。固めのテクスチャなので、冬など寒い時期には出しにくい点はあるものの、少し手で温めることで解消できます。

値段は50gで税込964円と手頃で、少量で広範囲に潤いを与えるコスパの良さや、肌になじむ使用感が魅力です。刺激が少なく、乾燥対策に効果的なため、幅広い年齢層におすすめできる商品です​​。

口コミでは「ワックスがわりに髪にも使用できる」「つけ過ぎなければツヤツヤのサラサラになる」との声が見受けられます。(出典元

サンホワイト シルキー/日興リカ


日興リカの「サンホワイト シルキー」は、高品質なワセリンを100%使用しており、ワセリン特有のベタつきを抑えた伸びの良い製品です。

値段は税込1,762円ですが、純度が高いため全身ケアに安心して使えます。エアレスボトル品でプッシュ式のため、衛生的で使いやすい点もおすすめです。

口コミでは「半乾きの髪にほんのりつけると、ヘアオイルのような艶が出てアホ毛も抑えられる」「整髪剤としても利用してる」との声がありました。(出典元

髪の毛・頭皮につけたワセリンが落ちない...!そんなときの対処法

ワセリンが髪や頭皮に残って落ちない場合、適切な方法で対処することが重要です。ワセリンが落ちない時は焦らず、以下の手順どおりに対処してみましょう。

①:ホットタオルで温める

まずは、ホットタオルで温めてから洗い流す方法です。ワセリンは40度~60度くらいに温まると柔らかくなる性質を持つため、洗い流しやすくなります。

ワセリンが残っている部分にホットタオルをあてて数分温め、その後シャンプーとお湯で洗い流しましょう。

②:オイルで乳化させる

ベタつきがひどい場合は、オリーブオイルをつけてなじませ、乳化させるのがおすすめです。髪や頭皮が乾いた状態で、ワセリンが残っている箇所にオリーブオイルを塗り、よくなじませてください。その後、少しだけ濡らしてやさしく揉みこめば乳化してきます。

乳化させることで髪や頭皮に残ったワセリンが浮いてくるため、洗い流しやすくなるでしょう。

③:シャンプーで洗い流す

最後は、シャンプーをしっかり泡立てて髪全体に均等になじませ、ワセリンが残ってしまった箇所を丁寧に洗います。落としきれていないと感じた場合は、二度洗いすると良いでしょう。

ワセリンは油性のため、洗浄力の高いシャンプーやクレンジングシャンプーを使用すると、より効果的です。ただし、髪を傷めないよう注意しましょう。

ワセリン以外にも日頃からできるおすすめのヘアケア方法

ワセリン以外でのヘアケア方法には、定期的なトリートメントやヘアマスクの使用、適切なシャンプーの選択、髪を優しく扱うことが挙げられます。また、熱によるダメージを避けるため、ドライヤーを使う際は冷風と温風を交互にあてるよう心がけることも大切です。

他には、バランスの取れた食事や水分摂取、適度な運動、十分な睡眠なども、髪の毛や頭皮の健康維持に欠かせません。さらに、ストレスを溜めないように注意すれば、髪の毛の健康を保つことができるでしょう。

まとめ

本記事では、ワセリンを髪の毛に使用する際のデメリットをはじめ、髪の毛や頭皮への効果や正しい使い方、選び方、おすすめ商品、落ちない時の対処法まで、詳しく紹介してきました。

ワセリンは、適切に使用すれば髪の毛や頭皮の保湿に役立ちますが、使い方には注意が必要です。本記事を参考に、自身の髪質や頭皮の状態に適切なワセリンを選び、正しく使用して健やかなツヤ髪と頭皮を目指しましょう。