肩こりはサウナや岩盤浴で改善する?効果的な入り方もご紹介

肩こりはサウナや岩盤浴で改善する?効果的な入り方もご紹介

日々生活する上で肩こりに悩まされている方は多いのではないでしょうか。デスクワークやスマートフォンの使用などで、現代の生活において肩こりは避けられない問題の一つです。そんな肩こりの改善方法としてストレッチやマッサージなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、サウナや岩盤浴も改善する方法の一つとして挙げられています。

そこで今回は、肩こりがサウナや岩盤浴で改善する理由や、改善しない肩こりの症状などについて解説します。肩こりを改善するための正しい入り方についても紹介しますので、知識を身につけて肩こり改善を目指しましょう。

肩こりはサウナや岩盤浴で改善するの?

サウナや岩盤浴は肩こりの改善が期待できます。肩こりは、主に筋肉の緊張や血流不足が原因です。サウナが肩こりの改善につながる理由は以下の通りです。

①血行促進してくれる

デスクワークや冷えなどで肩の筋肉が強張って血管を圧迫すると、血流が悪くなります。サウナに入ることで温熱効果で全身が温まり、血行を促進してくれます。血流がよくなると、体に必要な栄養素や酸素が効率的に体内に運ばれるため、強張っていた筋肉がゆるみ、肩こりが緩和されます。

②体内にある疲労物質を排出してくれる

サウナで大量の汗をかくことで、体内にある疲労物質を排出してくれます。不要な物質を取り除くことで、筋肉の疲労回復を促進し、正常な状態に戻してくれます。

③自立神経を調整してくれる

日頃の疲れや睡眠不足、ストレスなどが溜まると自律神経のバランスが悪くなり、肩こりの原因になることもあります。自律神経は動いている際に働く交換神経と、リラックスしている際に働く副交感神経が存在します。交感神経、副交感神経を切り替えながら体の機能を調整していますが、ストレスや疲れなどにより、切り替えが上手くできなくなることも少なくありません。

サウナにはリラクゼーション効果があり、乱れた自律神経も整えてくれます。交換神経、副交感神経の切り替えをスムーズにしてくれることで肩こりに効果があるとされています。

またサウナは肩こりだけでなく、腰痛などの神経感覚的症状の改善も期待できるでしょう。

サウナに入る際に十分な水分補給を行わなかったり、肩に負担のかかる姿勢でサウナ入ったりすると、逆に肩こりが悪化してしまいます。
汗をかく前にたっぷり水分を取り、リラックスできる姿勢でサウナに入ることで、肩こりに効果的になるでしょう。

サウナで改善できない肩こりの症状とは?

サウナで改善できない肩こりの症状とは?

サウナに入れば全ての肩こりが解消されるわけではありません。慢性的な肩こりには効果的ですが、急性や内臓疾患によるものの場合は悪化される可能性があります。サウナに入ると危険な肩こりの原因について、詳しく解説していきます。

①炎症による肩こり

寝違えや五十肩、ギックリ腰、事故、怪我などが原因となる炎症による肩こりの場合はサウナに入るのは避けましょう。筋肉が炎症を起こしているため、サウナで体を温めて血流をよくすると、痛みが悪化してしまう可能性があります。

炎症による肩こりの疑いがある場合は、病院を受診するか痛みが落ちつくまではサウナを控えましょう。

②内臓疾患による肩こり

高血圧や狭心症、心筋梗塞など内臓疾患が原因の肩こりの場合も、サウナに入らないほうが良いでしょう。サウナに入った際に心臓や血圧に大きな負担がかかり、症状を悪化させてしまいます。

ただし、症状によってはサウナの入り方に気をつければ利用できる場合もあります。内臓疾患の病気を患っている方は、まずは医師に相談してみましょう。

肩こりに効果的なサウナの入り方

肩こりに効果的なサウナの入り方

肩こりを改善するために効果的なサウナの入り方について解説します。以下の手順に沿ってサウナに入ってみましょう。

①肩と首周りのストレッチをする

サウナに入る前に肩と首周りのストレッチを行い、体をほぐしておくと効果的です。

②水分補給をする

サウナは多いと約1リットルの汗をかくといわれています。脱水にならないためにサウナに入る前はコップ1〜2杯の水分補給をしましょう。

③髪の毛と体を洗う

サウナに入る前に、髪の毛と体を洗うのがマナーです。体の汚れが綺麗になると汗もかきやすくなります。

④体の水滴を拭いてからサウナに7〜10分程度入る

汗をしっかりかくために体の水滴はよく拭いてから入りましょう。サウナに入る時間は7〜10分程度が目安ですが、その日の体調に合わせて調整してください。

⑤シャワーで汗を流し水風呂に30秒〜1分程度入る

サウナでかいた汗をシャワーで流しましょう。水風呂に入る際は、先に手足に水をかけて慣らします。なるべく体を動かさずにジッとしていると体に膜ができ冷たさがやわらぎます。

⑥5〜10分程度外気浴で休憩する

水風呂後、体を拭いて外気浴をします。休憩することで、温冷の刺激から開放され体がリラックスできます。

⑦水分補給をする

次のサイクルを行う前にしっかり水分補給をしましょう。

④〜⑦のサイクルを2〜3回行います。この方法は温冷交代浴という方法で、自律神経を整えてくれます。

また90〜100度のサウナに5〜8分程度入り、その後水風呂に入らない高温短時間浴という方法も肩こりに効果的といわれています。短時間で皮膚に刺激を与えることで、肩こりだけでなく腰痛など神経疲労の回復も期待できるでしょう。

サウナ・岩盤浴の美容・健康効果とは

サウナ・岩盤浴の美容・健康効果とは

サウナや岩盤浴は肩こり以外にも、さまざまな美容や健康効果をもたらします。期待できる効果は以下のとおりです。

①ターンオーバーを促進してくれる

サウナ・岩盤浴で全身が温まり、血流促進すると、肌のターンオーバーがしやすくなります。ターンオーバーにより肌の古い角質が取り除かれ、通常4週間のサイクルで新しい肌細胞に生まれ変わります。しかしターンオーバーのサイクルが乱れると、肌がごわついたり、角栓が目立ってしまったり肌の不調を感じることが多いです。サウナ・岩盤浴に入ることで、正常なターンオーバーが期待できるでしょう。

②冷えやむくみが改善される

サウナ・岩盤浴に入り体を温めると血管が拡張されます。そのため、全身に酸素や栄養が行き届きやすくなり、血行が良くなります。血行促進によって冷えやむくみなどの改善につながるでしょう。さらに内臓機能も活性化し、便秘解消も期待できます。

③肌のくすみが改善される

サウナ・岩盤浴で血行が良くなると、肌のくすみも改善されます。大量の汗で毛穴に詰まった皮脂汚れが排出されるため、肌がトーンアップし、透明感をもたらしてくれます。

④疲労回復を促進してくれる

サウナや岩盤浴で汗を流すと、疲労物質も排出されるため、疲労回復も促進されます。体をじんわり温めることで緊張もほぐし、疲れを癒してくれる効果も期待できるでしょう。

⑤ダイエット効果が期待できる

サウナ・岩盤浴に入るとダイエット効果も期待できます。体の芯から温まり、汗をかくことで代謝が上がるため、痩せやすい体になるでしょう。

まとめ

サウナや岩盤浴は血行促進や自律神経を整えてくれる効果があるため、慢性的な肩こりの改善に期待できます。ただし、炎症や内臓疾患による肩こりの場合は逆効果になってしまう恐れもあります。少しでも不安な肩こりの場合は、サウナや岩盤浴を利用しても問題ないか医師に相談してください。

また、肩こり以外にも美容や健康効果が期待できるため、正しい入り方を身につけて健康的な体作りができるように心がけてください。

nana
美容家.com 編集者
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