冬の乾燥は健康の大敵!加湿器が風邪予防効果に期待できる理由
冬の乾燥は美容面で気にする方は多いと思いますが、実は健康においても大敵です。気温が下がるので他の季節よりも免疫力が落ちやすく、乾燥も加わると風邪を引きやすくなります。
今回は乾燥と風邪の関係性について解説します。さらに、加湿器の種類やメリット・デメリットについてもご紹介しましょう!
加湿器による乾燥対策は風邪予防につながる
気温が高い時の空気は水分をたくさん含みますが、逆に気温が低いと空気に含められる水分は減ってしまいます。そのため、気温が下がりやすい冬は空気が乾燥しやすいのです。特に太平洋側は日本海側よりも温暖で雪が降りにくく、湿度が低くなりやすい傾向があります。
そんな冬に風邪やインフルエンザなどにかかりやすい理由は、寒さだけではありません。空気に水分が含まれていない分、空気中に漂うウイルスは軽くなって漂いやすくなり、呼吸をする際に口や鼻から入り込んでしまいます。
さらに、喉や鼻の免疫も乾燥しやすいので、ウイルスの体内侵入を防ぐ機能も弱まってしまいます。ウイルスにとって乾燥した粘膜は増殖しやすい環境であるため、風邪を引きやすい状態になってしまうのです。
冬は寒さ対策のために暖房も使うので、それも空気が乾燥する原因となります。部屋の乾燥を防ぐためには、加湿器の使用がおすすめ!一般的に室内は湿度50~60%に保つと丁度良いと言われています。加湿器を使えば室内の湿度を一定に保てるので、肌や髪、粘膜の乾燥対策に活用してみましょう。
加湿器は4タイプ!それぞれのメリット・デメリット
加湿器と言っても大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれメリットとデメリットが違うので、特徴を知って加湿器選びの参考にしてみてください。
気化タイプ
水を含むフィルターに風を当て、湿った風を部屋に送り込むタイプです。消費電力が少なく、タンクの容量も大きめのものが多いので頻繁に水を足す必要はなく、経済的な点がメリットです。ただ、冷たい風が出るので部屋の温度がやや下がる場合があるでしょう。
スチームタイプ
タンク内に水を注ぐとヒーターで加熱され、発生した蒸気を室内に放出するタイプです。シンプルでおしゃれな加湿器が多く、手入れのしやすさが魅力です。お湯を沸かすタイプなので、加熱殺菌により雑菌の繁殖が少ない点もメリットです。
その分、消費電力が高めになるので、長時間の使用は躊躇われるかもしれません。また、吹き出し口が熱くなってしまうので、火傷をしないように扱いには少し注意が必要です。
超音波式タイプ
タンク内の水に超音波で振動を与え、細かい粒子にさせた状態で空間に放出させるタイプです。こちらもオシャレなデザインが多く、価格もお手頃なところがメリット。
沸騰などはさせないので水に含む塩素などの成分も一緒に放出してしまうので、気になる人には向かないでしょう。雑菌の繁殖を防ぐために、こまめな手入れが必要な点が手間です。
ハイブリットタイプ
気化+加熱、超音波+加熱という風に2つの機能を組み合わせています。気化+加熱タイプの加湿器は、水を吸ったフィルターに温風を当てて加湿するので気化タイプよりも効率よく加湿できます。ただし、消費電力が高めで、騒音が気になる機種もあることがデメリットです。
超音波+加熱タイプの加湿器では、加熱した水を超音波で霧状にして放出する仕組みとなっています。加熱による殺菌作用で雑菌が繁殖しにくいのですが、同じく消費電力が高くなりやすいです。
美容や健康の悩みは専門家に相談
加湿器を使えば一定の室温を保てるので、肌の乾燥や髪のパサつきを防止できます。さらに、風邪予防の効果にも期待できるので、冬は積極的に使ってみましょう。
冬は乾燥以外にも冷えや肌トラブルなども起きやすい季節。美容家.comでは美容や健康、メンタルなど女性が持つ悩みを色々と相談・質問できます。分野ごとの専門家が回答やアドバイスをくれるので、悩みがあれば気軽に質問してみてくださいね。