アンチエイジングに効果的なお茶とは?おすすめの茶葉や飲み方を紹介

アンチエイジングに効果的なお茶とは?おすすめの茶葉や飲み方を紹介

お茶はアンチエイジングに効果的なの?

アンチエイジングとは「抗加齢」「抗老化」と訳され、一般的に「いつまでも若々しく、健康的に歳を重ねる事」を意味します。

個人差はありますが、年齢を重ねると共に、体力やお肌の機能は衰えていきます。特に女性はホルモンバランスの変化などの影響もあり、様々なトラブルや不調が起こります。

そのため、日常的にケアして予防していく事が重要となります。

そんなエイジングケアに必要なのは、以下の4つだと言われています。
①食事
②運動
③ストレス対策
④睡眠
その中で運動以外の、食事(栄養補給)、ストレス対策、睡眠の質の向上は、お茶でサポートが可能です。
お茶を飲むことはエイジングケアにおいて魅力的で手軽かる効果的な手段のひとつです。

緑茶、紅茶、烏龍茶もアンチエイジングに効果的

緑茶、紅茶、烏龍茶もアンチエイジングに効果的

緑茶、紅茶、烏龍茶はどなたでも口にしたことがあるお茶だと思います。

耳にした事がある方も多いかもしれませんが、実はこれらのお茶は同じツバキ科の植物「チャノキ」から出来ています。発酵の度合いで、色も味わいも大きく変わってきます。
そして、この3つに共通して含まれる成分「ポリフェノール」は実は抗酸化物質の一つで、アンチエイジングに効果的です。
他にも、カテキンやビタミンなど、美容に嬉しい成分が含まれています。

緑茶、紅茶、烏龍茶のチャノキ以外のお茶は100種類以上あると言われており、お茶としても、植物の葉、茎、花、実、種、根など様々な部分を利用します。

一言にお茶と言ってもその種類は様々なので、味の違いはもちろん、含まれる成分も大きく変わってきます。
100種類以上のお茶の中には、チャノキと同じようにポリフェノールを含むものをはじめとして、エイジングケアに効果的なものがたくさんあります。

気になる!抗酸化・抗糖化作用のあるお茶とは

気になる!抗酸化・抗糖化作用のあるお茶とは

アンチエイジングに欠かせないのが抗酸化と抗糖化です。抗酸化・抗糖化について簡単に説明をします。

抗酸化・抗糖化とは

抗酸化と抗糖化は文字通り、酸化、糖化に「抗う事」です。
「酸化」とは年齢と共に増えると言われる「活性酸素」によって起こる「身体のサビつき」の事を言います。体がサビびつくことでが老化を早まり、皮膚のたるみやシミなどの原因になると言われています。

「糖化」とは身体の中のたんぱく質と余分な糖分が結びつき、AGEs(終末糖化産物)という老化物質を生成する事を言います。この老化物質であるAGEs(終末糖化産物)は分解されにくく、結果として、老化を早め、肌のくすみやたるみを招く可能性があります。

酸化の事を「サビ」と言うのに対し、糖化は「コゲ」と表現されます。そのサビやコゲを防ぐのに、抗酸化物質の摂取が有効とされてるため、抗酸化、抗糖化はアンチエイジングに欠かせません。

抗酸化に必要な栄養素は以下があげられます。
●ポリフェノール
●ビタミンC
●ビタミンE
●ミネラル
●カロテノイド

こうした栄養素を含むお茶を飲む事も、アンチエイジングの手助けとなります。

抗酸化作用が特徴的なお茶は?

抗酸化作用が特徴的なお茶はたくさんありますが、今回は比較的手に入りやすい物をご紹介します。

代表格である「ルイボスティー」

代表格である「ルイボスティー」

ルイボスティーは抗酸化に必要なミネラル ”カリウム”や”マグネシウム”、“鉄分”などがたっぷり入っており、むくみの解消や精神安定効果が期待できます。渋み成分であるタンニンも少なく、飲みやすいお茶です。タンニンは鉄分の吸収を阻害するので、タンニンが少ないことで鉄分もしっかり吸収でき、貧血予防にも効果があると言われています。スーパーなどでも販売されているので手軽に取り入れることができます。

疲労回復にもおすすめの「ハイビスカスティー」

疲労回復にもおすすめの「ハイビスカスティー」
ハイビスカスは抗酸化に役立つポリフェノールが豊富で、なんとその量は赤ワインの約9倍、ブルーベリーの約15倍と言われています。
また、ビタミンやミネラルの他にクエン酸、リンゴ酸を含み、疲労回復効果があります。さらに代謝促進効果で冷え性の改善や、老廃物の排出を手助けすることでむくみ予防が期待できます。
ルビーのような美しい赤色なので、見た目も楽しむことができるお茶です。

肌のたるみやくすみにも!美肌効果のあるお茶とは

気になる肌トラブルに効果的なお茶はこちらがおすすめです。

肌のたるみやくすみなど美肌効果のあるハーブ「ローズヒップティー」

肌のたるみやくすみなど美肌効果のあるハーブ「ローズヒップティー」
レモンの約20倍のビタミンCを含み通称”ビタミンCの爆弾”と言われています。
ビタミンCの効果により、肌のたるみやくすみを解消して肌が白くなる効果のあるお茶です。またハイビスカスとブレンドする事で、ハイビスカスに豊富に含まれるクエン酸の代謝促進効果により、ローズヒップのビタミンCを吸収されやすくなる相乗効果が期待できます。ハイビスカスとのブレンドティーは味の相性が良く、ブレンドされているものがおすすめです。

”若返りのハーブ”と呼ばれる「ローズマリーティー」

”若返りのハーブ”と呼ばれる「ローズマリーティー」

中世のヨーロッパで神経病を患っていた女王が、ローズマリーを使用した薬を使用したところ、病から回復し若さを取り戻したことで隣国の王子にプロポーズされた、という逸話が残されています。
これは、ローズマリーに含まれるロスマリン酸による強力な抗酸化作用の効果だったのかもしれません。
血液の循環の促進や集中力を高める作用もあるため、1日をスタートさせる前の朝の一杯におすすめです。

痩せやすくなる!ダイエット効果のあるお茶とは

ローズヒップティーのように美肌に効果的なお茶はありますが、実はダイエット効果のあるお茶もあります。

肌荒れ・ニキビに効くお茶「ハトムギ茶」

ハトムギは漢方薬“ヨクイニン”の原材料として知られ、古くから肌荒れやイボの治療をする生薬として親しまれています。そんなヨクイニンを手軽にお茶で摂取できるのがハトムギ茶です。ハトムギに含まれる”コイクセラノイド”という成分には皮膚の代謝を促す効果があり、健康的な肌を保つことでニキビを予防する効果があります。またビタミンB群や鉄分などが多く含まれているため、皮膚の機能を正常に保つのに役立ちます。クセのない味でノンカフェインなので、子供から大人まで幅広く飲むことができます。

乾燥肌に効くお茶「カモミールティー」

カモミールには気持ちをリラックスさせてくれたり、安眠効果があると聞いたことある方も多いと思います。カモミールには有名なリラックス効果だけではなく、肌にとても良い成分が含まれています。肌の炎症を沈めたり、体を温めて血行を促進し、冷え性を改善したり、肌のうるおいを保つ効果などがあります。カモミールに含まれる”α-ビサボロール”という成分は肌の保湿効果を高めてくれると言われています。

コンビニで手軽に買える肌に良いお茶

ファミリーマート、セブン・イレブン、ローソン各社で購入できる、肌にいいお茶をご紹介します。
ファミリーマート
・国産茶葉100%使用 宇治抹茶入り緑茶(ティーバック)
緑茶には抗酸化作用のあるカテキンが豊富ですが、抹茶には緑茶の約2倍のカテキンが含まれていると言われています。
・ジャスミン茶
ペットボトル(500ml)と紙パック(1000ml)での販売があります。ジャスミン茶には、肌にいい成分であるビタミンCやミネラルが豊富に含まれています。
セブン・イレブン
・ルイボスティー
記事の中でもご紹介したルイボスティーが手軽に飲むことができます。セブン・イレブンではルイボスティーの種類が豊富で、簡単に飲めるペットボトル(500ml)のものや紙パック(1000ml)、ティーパックの製品もあります。
ローソン
・ジャスミン茶
ペットボトル(500ml)と紙パック(1000ml)で販売されています。ジャスミン茶には、肌にいい成分であるビタミンCやミネラルが豊富に含まれています。
また、通常のローソンではありませんが、ナチュラルローソンではペットボトルやティーバックで、カモミールティーやローズヒップティーなど豊富な種類のお茶が販売されています。

緑茶に似た味わいの「マルベリーティー」

緑茶に似た味わいの「マルベリーティー」
認知度はあまり高くありませんが、マルベリーの葉に含まれる成分の1-デオキシノジリマイシン(DNJ)の働きにより、血糖値の上昇を抑えてくれます。
急激な血糖値の上昇がおこると身体に脂肪をためやすくなり、結果として太りやすくなります。
そのため食前にマルベリーティーを飲む事で、血糖値の上昇を防ぎ、糖の吸収を抑えることができます

デトックスティーとして知られる「ダンディライオン」

デトックスティーとして知られる「ダンディライオン」
”カリウム”や”カルシウム”などのミネラルが豊富で、肝機能を促進し体内の毒素や老廃物などの余分な物を排出します。デトックスすることで代謝が上がり、痩せやすい身体へと導いてくれます。
消化促進の働きもあるため、食べ過ぎや飲み過ぎの時にもいいでしょう。

必見!アンチエイジング効果が期待できるお茶ランキング

これまでたくさんのアンチエイジングやダイエットに効果的なお茶をご紹介してきましたが、中でもおすすめの3つをランキングでご紹介します。

1位:ローズヒップ&ハイビスカスのブレンドティー
ビタミンCの宝庫であるローズヒップと抗酸化作用が期待できるポリフェノールが豊富なハイビスカスの組み合わせは、内側からの綺麗をかなえてくれる最高の組み合わせでしょう。また鉄分やビタミンを多く含むので、貧血予防にも効果的です。酸味があるので苦手なかたは、はちみつやアガペシロップを加えると飲みやすくなります。

2位:ルイボスティー
ルイボスティーにはポリフェノールなどの抗酸化物質をはじめ、カリウムやマグネシウムなどのミネラル分やビタミンCも含まれています。アンチエイジングに必要な成分がバランスよく摂取できます。カリウムには利尿作用があり、むくみを軽減してくれます。またマグネシウムは神経の興奮を抑えリラックスする効果があり、生理痛を緩和する効果があります。ホットはもちろんアイスにしても飲みやすいため、一年中楽しむことができます。

3位:ダンディライオンティー
原料であるタンポポは、薬草として世界中の民間療法で使われてきました。肝臓の機能回復などデトックス作用があるのが特徴です。ダンディライオンに含まれる”イヌリン”という成分には便秘を解消する効果があります。少しクセがあるので、飲みにくい場合はルイボスティーとブレンドしてみるのもおすすめです。

以上の3つのお茶は全てノンカフェインです。カフェインには鉄や亜鉛などのミネラルの吸収を疎外する働きがあることが知られています。アンチエイジング効果を促すのに必要な成分がきちんと吸収できるお茶です。
朝、昼、寝る前でも時間を気にせず楽しんでいただけます。また、ティーバックタイプの商品もたくさん販売されているため、茶こしなどがなくても手軽に飲むことが出来ます。
普段何気なく飲んでいるお茶ですが、このように知られざるたくさんのパワーが秘められています。
薬ではないため個人差はありますが、続けていくことでアンチエイジングやダイエットに関する様々なうれしい変化が訪れます。
バランスの取れた食事や適度な運動、質のいい睡眠などと組み合わせて、楽しく健康的に美しくなりましょう。

抗糖化作用があるお茶ランキング

  

1位:ルイボスティー
ルイボスティーにはフラボノイドの一種であり、ルイボスティー特有で非常に高い抗酸化作用を持つ“アスパラチン“という成分が含まれています。アスパラチンは糖化の原因の一つである、急激な血糖値の上昇を抑えて血糖値を安定させる働きがあります。

2位:よもぎ茶
よもぎは古くから身近な薬草として日本人にもよく親しまれているように、たくさんの効能が認められています。近年、よもぎには糖化の原因であるAGEs(終末糖化産物)を分解する働きがあると分かってきました。

3位:カモミールティー 
カモミールに含まれる“カマメロサイド”という成分が、糖化を抑制する効果があると言われています。カモミールには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、ローマンカモミールの方がカマメロサイドの含有量は多いので、抗糖化を期待する場合は、ローマンカモミールを選ぶことをおすすめします。

アンチエイジングに効果的なお茶の飲み方

アンチエイジングに効果的なお茶の飲み方

アンチエイジングを目指すには、ストレスを軽減させ、質の良い睡眠をとる事も必要です。
効果的にお茶を飲む際にはリラックスしてゆったりとした時間を作ってみましょう。

おすすめの飲み方その① 熱湯で抽出する

ハーブティーの場合は熱湯で抽出しましょう。
98~100度程度の熱湯を入れて5分程度蒸らします。
熱湯で入れる事で成分が抽出しやすくなります。

茶葉を急須やティーポットなどで入れる場合、茶葉の上から注ぐジャンピングと呼ばれる現象により、成分が抽出しやすくなります。

ティーバッグタイプの物はテトラ型と呼ばれる三角形の物にする事で同様の効果が得られます。

アイスで飲む場合は一度熱湯で抽出してから氷や冷蔵庫で冷やしましょう。

氷を使う場合は濃いめに抽出するのがおすすめです。

おすすめの飲み方その② 時間を空けて飲む

一度にたくさん飲むのではなく時間を空けて飲みましょう。

お茶の成分の多くは水溶性のため、一度にたくさん飲んでも時間の経過と共に身体の中から出ていってしまいます。
そこで、お茶の成分を体内に長く保持しておくために1日約1リットル程度のお茶を、朝、昼、晩と時間を空けて飲む事をおすすめします。
美容や健康を保つ体質改善に繋がると言われています。

また、朝にお茶を作り置きしておくのもいいかもしれません。
(雑菌が増える可能性がありますので、冷蔵庫で冷やすなどして、その日のうちに飲みきりましょう)

おすすめの飲み方その③ 毎日続けて3か月

お茶の効果の実感は漢方や筋トレに似ています。
筋トレをすると気持ちのいい汗をかきすっきりと爽快感を味わう事ができますが、一度の運動や筋トレだけでムキムキになることは出来ません。

お茶もそれとよく似ています。
一杯でも「ほっとリラックスする」「体温の上昇を感じる」「お通じがよくなる」など、効果を実感出来ることはたくさんありますが、一定期間続けることで体質改善に繋がり、より効果を実感しやすくなっていきます。
楽しく続けて健康に美しくなりましょう。

おすすめの飲み方その④ 飲むタイミング

基本的に飲んではいけないタイミングはありません。
より効果をあげるためには以下のイメージで飲む事を意識するといいでしょう。

●緑茶などのカフェインを含むお茶は午前中
●血糖値を抑えるマルベリーなどお茶は食前
●その他のノンカフェインティーはいつでもOK

ストレスを抱えないことはアンチエイジングにおいてとても大切な事なので、無理をしないで美味しくいただきましょう。

おすすめのお茶・ハーブティー3選

これまでたくさんのアンチエイジングやダイエットに効果的なお茶をご紹介してきましたが、中でもおすすめの3つはこちらです。

①ローズヒップ&ハイビスカスのブレンドティー

酸味があるので、苦手な方ははちみつやアガベシロップを加えると飲みやすくなります。

②ルイボスティー

ホットはもちろんアイスにしても飲みやすいため一年中楽しむことができます。

③ダンディライオン

少しクセがあるので、飲みにくい場合はルイボスティーとブレンドしてみるのもおすすめです。

今回選んだ3つのお茶は全てノンカフェインです。
朝、昼、時間を気にせず楽しんでいただけますし、ティーバッグタイプの商品もたくさん販売されているため、茶こしなどがなくても手軽に飲むことが出来ます。
普段何気なく飲んでいるお茶ですが、このように知られざるたくさんのパワーが秘められています。

薬ではないため個人差はありますが、続けていくことでアンチエイジングやダイエットに関する様々な嬉しい変化が訪れます。

バランスの取れた食事や、適度な運動、質のいい睡眠などと組み合わせて、楽しく健康的に美しくなりましょう。

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