ブルーベリーには美肌やアンチエイジング効果がある?摂取の目安も解説!
ブルーベリーは目に良いことで有名ですが、肌を美しくする成分が入っていることはご存じでしょうか。栄養価が高く美肌効果が期待できるブルーベリーは、海外ではスーパーフードと呼ばれています。美意識の高い多くの人から注目されている果物なのです。
この記事を読めば、ブルーベリーがなぜ美肌に良いのか、その効果を知ることができます。おすすめの食べ方や注意点などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ブルーベリーは目に良いだけではない!含まれる栄養素から効果を紐解く!
目に良いことで知られている「ブルーベリー」の原産地をご存じでしょうか。ブルーベリーは北アメリカ原産の果物です。もともとアメリカの先住民族であるネイティブアメリカンが、生果あるいは乾燥果実として食べていました。
またブルーベリーは、17世紀にアメリカに移住してきたヨーロッパ人が、厳しい気候の中でネイティブアメリカンからブルーベリーを分けてもらい、命をつないだといわれているほど栄養価の高い果物です。
日本では1951年にはじめて「ハイブッシュベリー」という品種が導入されました。現在では日本全国でさまざまな種類のブルーベリーが栽培されており、健康食品として多くの人から食されています。
ブルーベリーは海外とは旬の時期が異なるため、海外のものであればスーパーなどで一年中買うことができますが、国産ブルーベリーの旬の時期は夏です。産地は長野県や東京都、群馬県など全国各地で、毎年6月~8月にかけて収穫されます。
ブルーベリーは、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル、食物繊維、アントシアニンなど栄養素が豊富です。特にアントシアニンは、強い抗酸化作用「アンチエイジング効果」があることで注目されている成分です。それ以外にも多くの効果があることで知られています。
ビタミンEにも抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病などの予防や老化防止に効果的です。また、食物繊維が多く腸内環境を改善させるので、整腸効果や便秘予防、解消に役立ちます。
多くの栄養素が含まれているブルーベリーは、アメリカでは「スーパーフード」に位置付けられており、健康効果に関する多くの研究が進められています。
ここまでブルーベリーの栄養と効果についてお伝えしてきましたが、アンチエイジング効果について詳しく知りたいと思う人もいるのではないでしょうか。次の章では、ブルーベリーの美肌効果について詳しくご紹介していきます。
ブルーベリーと美肌の関係は?「アントシアニン」でシミ・シワ・たるみと身体のサビ予防!
ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、どのような美肌効果があるのでしょうか。まずは、アントシアニンの効果についてみていきましょう。
コラーゲンの生成を促進する
コラーゲンは肌や骨、軟骨など体のいたるところに存在しており、肌のハリに欠かせないものです。しかし、加齢により自らコラーゲンを生み出す力が弱くなってしまいます。
アントシアニンは、コラーゲンを結合させて生成を促進させる働きと、コラーゲンを分解する酵素(コラゲナーゼ)の活性化を抑える2つの働きをします。
コラーゲン生成にアプローチするアントシアニンは、美肌に効果的といえます。
紫外線による目のダメージを防ぐ
紫外線は、肌を老化させてシミやシワの原因になります。実は紫外線は肌だけでなく目からも入ってきて、肌に影響を及ぼすのです。
アントシアニンは、目の機能を回復させる力があるので、紫外線を受けた目の修復に効果を発揮します。ブルーベリーを食べることで、目のダメージを防ぎシミやシワを防いでくれるでしょう。
強い抗酸化作用による効果
アントシアニンは強い抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。肌の老化を加速させるのが「酸化(サビ)」です。私たちの体の中では、常に活性酸素が生み出されているのをご存じでしょうか。
活性酸素は、体内に入ってきた細菌やウイルスから私たちの体を守ってくれるものですが、活性酸素が増え過ぎると肌や細胞にダメージを与えてしまうのです。活性酸素によって肌が酸化すると、シミやシワ、たるみといった症状が引き起こされます。この時、抗酸化物質が酸化によるダメージを防いでくれるのです。
ブルーベリーには、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。アントシアニンやビタミンEといった抗酸化物質を多く含むブルーベリーは、肌や体の酸化を防いで美肌に導いてくれる、アンチエイジングに欠かせない食べ物だといえるでしょう。
美肌のために効果的なブルーベリーの食べ方とは?カンタンで美味しいレシピもご紹介
ブルーベリーは1日にどのくらい食べると良いのでしょうか。ここでは美肌に効果的なブルーベリーの食べ方やレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
摂取量の目安は?
厚生労働省が定める「健康日本21」(国が取り組む、21世紀における国民健康づくり運動)では、1日の果実摂取目標量は200gとされています。ブルーベリーの効果をしっかり得るためには、生のブルーベリーを1日に約80g(粒で換算すると約40粒)を目安に食べるのがおすすめです。
アントシアニンが体内の酸化から守る働きをするのは3〜4時間なので、1日の中で数回に分けて食べるのが効果的だといえます。
いつ食べるのが効果的?
ブルーベリーは1日の中で数回に分けて食べるのが効果的ですが、特に朝に食べるのがおすすめです。ブルーベリーは消化が早いため、空腹時に食べると約30分でエネルギーとなって身体に吸収されます。
また、紫外線を浴びる前の朝に、抗酸化作用のあるブルーベリーを食べると紫外線予防に有効です。
おすすめの食べ方
ブルーベリーは加熱するよりも、生で食べる方が簡単で栄養価をしっかり摂ることができます。なぜなら、加熱するとビタミンCが減ってしまうためです。
そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトなどにトッピングして食べるのがおすすめです。
抗酸化作用を含んだ食べ物と一緒に食べると、相乗効果が期待できます。例えば、リンゴやマンゴー、ほうれん草、セロリなどでスムージーとして飲むのも良いでしょう。
ただ、加熱してもアントシアニンの効果は変わりません。ジャムやソースにしておくと日持ちするので作り置きしておくと便利です。
ブルーベリーのおすすめレシピ
美容にも健康にも良い簡単レシピをご紹介します。
ブルーベリーのフルーツサラダ
ブルーベリーにビタミンCが多く含まれるオレンジ、キウイ、ミニトマトを加えたサラダはさっぱりとしていて、これからの暑い季節におすすめです。
<材料>
ブルーベリー好みの量
オレンジ1個
キウイ1個
ミニトマト赤(あれば黄色も)約6個
オリーブオイル大さじ1
リンゴ酢大さじ1
塩コショウ適宜
<作り方>
1.オレンジとキウイは皮を向いて適当な大きさにカットします
2.ミニトマトは半分にカットします
3.ボウルに材料を入れてオリーブオイル、リンゴ酢、塩コショウで味付けをします
4.最後にお皿に盛り付けて完成です
リンゴ酢の代わりに白ワインビネガーを使うと、さらにすっきりとした味わいになります。
ブルーベリー+ヨーグルト
<材料>
プレーンヨーグルト100g
ブルーベリー好みの量
レモン汁少々
ハチミツ小さじ1
<作り方>
1.ヨーグルトを器に入れます
2.1にブルーベリーを加えます
3.2にレモン汁とハチミツをかけます
4.すべてを混ぜて完成です
加糖ヨーグルトの場合はハチミツをかけなくてOKです。また、暑い時期には冷凍ブルーベリーを使うとヨーグルトも冷えるため、おすすめです。
ブルーベリーの食べすぎによる悪影響とは
ブルーベリーが健康にも美容にも良いからといって、食べすぎには注意しなければいけません。
ブルーベリーを食べすぎるとかえって体に悪影響を及ぼす可能性があります。ここではブルーベリーの食べ過ぎによって起こる症状についてみていきましょう。
下痢や便秘になる
ブルーベリーは食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると腸の筋肉が弱まり機能が低下してしまいます。いわゆる消化不良です。その結果、下痢を引き起こしてしまうのです。
またブルーベリーに含まれる不溶性食物繊維は、便をかさ増しして腸の働きを促し、便秘を解消するのに効果的といわれています。しかし、食べ過ぎると大腸内でかさ増しして増えた便の水分が腸内で吸収されてしまい、便が出にくくなってしまうこともあるのです。
ブルーベリーの食べ過ぎは、下痢や便秘を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
アレルギー反応が出る
ブルーベリー自体には、強いアレルゲンは含まれていません。ただしブルーベリーはツツジ科なので、ツツジ科の植物によるアレルギーがある人は注意が必要です。
果物などでアレルギー反応が出る場合は「口腔アレルギー」が考えられます。口の中にかゆみやしびれなどの症状が出た場合は、食べるのを控えましょう。
冷凍ブルーベリーでも様々な効果はある?
国産の生ブルーベリーは、旬の時期が限られていたり、収穫してから栄養価や味が落ちていく速度が早かったりするなどするため、スーパーなどにあまり出回っていません。
海外のものであれば一年中買うことができますが、中には国産のブルーベリーが欲しい人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが冷凍ブルーベリーです。冷凍ブルーベリーは国産のものも手に入れやすいのが魅力です。
実際に冷凍ブルーベリーを食べている人も多いと耳にします。しかし「冷凍だとブルーベリーの栄養素が落ちるのでは」と気になる人もいるのではないでしょうか。
実は、ブルーベリーのアントシアニンは、生よりも冷凍の方が増加するといわれています。冷凍ブルーベリーは、マイナス20度で急速冷凍するため栄養素の変化が少なく、冷凍することで皮の細胞が壊れて栄養素を吸収しやすくなるそうです。
ただ、家庭用の冷凍庫の温度はマイナス18度以下と決まっています。家庭の冷凍庫は開け閉めすることが多く温度が上がってしまう可能性があるため、あまり長い期間保存するのはおすすめできません。約3〜6ヶ月で食べ切るのがおすすめです。
ブルーベリーをお得に手に入れる方法をご紹介!
ブルーベリーはスーパーでも買えますが、たくさん買うならネットショップがおすすめです。ポイントを使ったり貯めたりしたいのであれば、Amazonや楽天市場、Yahooで購入すると良いでしょう。送料無料になっている店舗も多く、お得に買うことができます。
また「食べチョク」なら、産地直送で全国のこだわりをもった農家さんから直接商品を購入できます。生産者が自ら箱詰めを行うので、一般的なスーパーと比べて鮮度の良い商品が届くのが最大のメリットです。
さらに、ふるさと納税でお得にブルーベリーを手に入れる方法もあります。滋賀県や福岡県、茨城県など多くの自治体で6月いっぱいまで受け付けているようなので、チェックしてみると良いでしょう。
ブルーベリーの価格は、産地やショップによって幅があります。いろいろなサイトをチェックしてみることをおすすめします。ブルーベリーをお得に手に入れて、美肌と健康を維持しましょう。