乳液や化粧水は髪の毛につけても良いの?代用品としてのおすすめの商品もご紹介!

乳液や化粧水は髪の毛につけても良いの?代用品としてのおすすめの商品もご紹介!

乳液や化粧水を髪の毛や頭皮につけてもいいのかと疑問に思ったことはありませんか?
そんな化粧品の使い方の悩みを簡単に解決する方法があります。

この記事では、

髪に乳液や化粧水をつけるメリット

ヘアケアの代用品として使えるおすすめの乳液・化粧水

今日からできる簡単で効果的なヘアケア方法

上記の3点を中心に乳液や化粧水が髪に与える効能について解説していきます。

乳液や化粧水を髪の毛・頭皮につけてもいいの?その成分とは?

結論から言いますと、乳液や化粧水は髪の毛・頭皮につけても問題はありません。その理由は、乳液に含まれる成分にあります。

乳液の成分について

乳液は主に、以下の4つの成分が含まれています。
 

  • 水分
  • 油分
  • 保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸など)
  • 界面活性剤(水分と油分を混ぜる乳化剤)

 
乳液は、水分と油分がベースとなっており、そのバランスが良いことが特徴です。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分には、肌だけでなく、髪の水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
 
界面活性剤(乳化剤)は水と油の分離を防ぎ、乳化させる役割をもっており、保湿作用のサポートをしてくれます。ただし、界面活性剤は油汚れを落とす洗剤の成分として配合されていることが多く、敏感肌の方には刺激が強いものもあるため注意が必要です。

化粧水の成分について

化粧水も乳液と主な成分は似ていますが、その配合や水分が多めという所に違いがあります。
 

  • 水分(水やエタノールなど)
  • 油分(水に溶けにくいオイルや脂など)
  • 界面活性剤(水分と油分を混ぜる乳化剤)

化粧水の成分は主に、水分、油分、界面活性剤の3つがベースになっています。そこに、顔料や粉体などの着色剤、機能性の成分(美白、抗酸化など)、使用感や香りをよくするもの、防腐剤や酸化防止剤などの品質を安定させる成分が加えられます。

化粧品のベース成分の中で、水分が多くを占めています。水分には、通常は精製水を利用しますが、メーカーによっては、温泉水、ハーブ水、海洋深層水などを加えている商品もあります。また、エタノール、グリセリン、ヒアルロン酸などリウム、コラーゲン、BG(ブチレングリコール)、DPG(ジプロピレングリコール)、PEG(ポリエチレングリコール)、ヒアルロン酸、糖類などの保湿をサポートする水分成分も使われます。
 
エタノールはさっぱり系の成分で、グリセリンはしっとり系の成分になり、それぞれのメーカーごとに、どれをどの程度配合するかでオリジナリティを出しています。

油分にも様々な種類があり、酸化のしやすさや、質感、保湿力もそれぞれの成分で異なります。例えば、オイル系は、スクワラン、ホホバオイルなど、ペースト状のこってり系はワセリンやシアバター、固めの質感のものだとミツロウやパラフィンなどがあります。

これらの油分と水分を界面活性剤で混ぜて乳化させています。

乳液や化粧水を髪の毛・頭皮につけるとどんなメリットがある?

乳液や化粧水を髪の毛・頭皮につけることには、以下の5つのメリットがあります。それぞれ解説していきます。
 

髪や肌を外的要因から保護

乳液に含まれる油分が、髪の外側をコーティングする働きによって、ドライヤーの熱や紫外線などの外的要因から髪や肌を保護してくれます。
 
熱や紫外線は髪のキューティクルをはがし、切れ毛やパサつきの原因にもなります。さらに、頭皮は太陽の紫外線の影響を大きく受けるため、毛根にもダメージが蓄積しやすく、抜け毛の原因にもつながります。
 
健康的なハリのある髪を維持するためには、熱や紫外線の対策は重要です。
 

乾燥の予防効果

乳液には水分を閉じ込め保湿する作用があるため、髪の毛の乾燥やパサつきの予防効果があります。
 
髪の毛や頭皮が乾燥する要因は「熱や紫外線」「季節の変わり目」「生活習慣」と多岐にわたります。外出時だけでなく頻繁にカラーやパーマをする方も、熱によるダメージで髪のキューティクルが傷んでパサつきの原因になっていることがあるため、注意が必要です。
 

健康毛の成長促進

乳液・化粧水は髪の毛だけでなく頭皮にも有効です。
 
頭皮の乾燥は「フケやかゆみ」の原因になり、頭皮環境の悪化から抜け毛を引き起こす要因にもなります。
頭皮の乾燥が気になる際には、化粧水で水分を補い、乳液で保湿をしてあげましょう。頭皮環境の改善は、健康な髪を育てることにつながります。
 
しかし、あくまで予防対策であって「必ず健康な髪が生えてくる」「抜け毛がなくなる」わけではないため、注意してください。
 

トリートメント効果

乳液には、セラミド・ヒアルロン酸をはじめとする保湿成分が多数含まれているため、ヘアケア用トリートメントの代わりとしても使用できます。
 
ヘアケア用トリートメントは、洗い流すタイプと流さないタイプがありますが、乳液はどちらの使い方もできるため好みに合った使い方ができる点もメリットです。
 

スタイリング剤の代わり

水分と油分のバランスが良い乳液は、スタイリング剤ほどセット力はありませんが軽いスタイリングや朝の寝ぐせ直しに使用できます。
 
そのまま使うとベタつきが気になる方は、スプレーボトルに入れて水で薄めてスタイリングウォーターとしても使うとよいでしょう。
 

乳液や化粧水を使った効果的なヘアケアの方法をご紹介!

ここからは、乳液や化粧水を使った効果的なヘアケアの方法をご紹介します。
 

乳液の効果的な使い方

効果的な乳液の使い方には以下の3つのポイントがあります。

  • 乳液をつける前にブラッシング
  • 乳液を手のひらで温めながらで伸ばす
  • 毛先から順につける

 
髪に乳液をつける前に必ずやってほしいことは「ブラッシング」です。ブラッシングすることで、髪表面についたほこりや汚れを落として乳液が浸透しやすくなります。また、絡まりやすい毛先から中間⇒全体と行うことでスムーズにブラッシングできます。
 
乳液は手に取ったらすぐにつけずに、手のひらで温めながらまんべんなく伸ばしてください。
温めることで、髪への浸透率が上がります。また、伸ばすことで全体的にムラなくつけることができます。
 
つける順番は、中間から毛先に向かってつける方が多いですが、毛先がもっとも傷みやすいため毛先から順に中間⇒全体へとつけていってください。一部に偏りがないよう、全体的になじませるようにつけるのがポイントです。
 

髪に乳液をつける際の注意点

乳液を使ってヘアケアする際に注意したい点が3つあります。
 

  • 一度につけ過ぎない
  • アレルギー成分の有無
  • 使用期限の過ぎた物は使わない

 
乳液はたくさんつければその分効果があるというわけではありません。一度につけ過ぎると、過剰に保湿してしまい、ベタつきや吹き出物ができる恐れがあるため、逆に不衛生になりかねません。自分の髪の長さに合った適量をみつけてつけるようにしてください。
 
アレルギーを持っている方は、反応する成分が含まれていないか使用前にチェックが必要です。
 
以前使っていた乳液の残りを使用する場合は、必ず使用期限を確認してから使うようにしてください。期限の切れた化粧品は、トラブルの原因になりやすいので注意が必要です。
 

効果的な化粧水の使い方

化粧水を効果的に使うためには、そのタイミングが重要です。以下のタイミングで使用することをおすすめします。

  • 寝て起きたとき
  • タオルドライをした後

 
夜にケアした髪は寝てる間に水分が失われてしまい、朝起きたときにはパサついていることもあります。そんな時は、髪に潤いを与えるために化粧水を使いましょう。
 
タオルドライとは、シャンプーをした後にタオルで水分を拭き取ることです。強く拭きすぎると髪を傷めてしまうので、水が滴らない程度までふき取ってください。
 
ドライヤーの前に化粧水をつけてあげることで、乾かした後がパサつかずにしっとりとした仕上がりになります。

髪に化粧水をつける際の注意点

化粧水はその場で水分を補うのが目的のため、時間が経てば水分が蒸発してしまいます。そのため、化粧水をつけた後は、乳液やトリートメントなどの保湿ケアが必要になることは覚えておきましょう。
 
肌用の化粧水は、肌を保湿することが目的の成分が配合されているため、髪につけ過ぎるとベタつくことがあります。また、ヘアカラーが色落ちしやすくなるケースもあります。
 

ヘアケアの代用品としておすすめの乳液・化粧水はこちら!

ヘアケアの代用品として使えるおすすめの乳液・化粧水をそれぞれ2点ずつご紹介します。

乳液:MINON(ミノン)|アミノモイスト モイストチャージミルク 100g / 定価2,200円(税込)


10種類以上の豊富なアミノ酸が配合されており、長時間潤いが持続するのが特徴です。
少し重めの使用感ですが、しっかりとした保湿感が得られます。乾燥が気になったり、お風呂上がりや寝る前のケアに最適です。
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乳液:無印良品|乳液・敏感肌用・しっとりタイプ(大容量)400ml / 定価1,480円(税込)

乳液:無印良品|乳液・敏感肌用・しっとりタイプ(大容量)400ml / 定価1,480円(税込)
グリセリンなどの保湿成分が配合され、アルコールフリーのため敏感肌の方におすすめです。
無香料のためにおいが気にならず、ベタつきも少ないシンプルな使用感になります。比較的安価で400mlと大容量のため、長期間使用できるのもうれしい点です。
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化粧水:Curel(キュレル)|頭皮保湿ローション 120ml / 定価1,300円(税込)


ベタインやグリセリンなどの保湿成分がメインで乾燥による頭皮のかゆみが気になる方におすすめです。

アルコールやメントールが配合されておらず、化粧水のようなサラッとした使用感が特徴ですが、大量に使用すると液垂れが気になるので注意が必要です。
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化粧水:Avene(アベンヌ)ウォーター 150g /定価 1,650円(税込)


天然の温泉水を使用したミネラルバランスが特徴の化粧水です。保湿に優れ刺激となる成分が配合されていないため、子供から大人まで使用できます。

スプレータイプのため、手軽に使えて摩擦感がなく、よく馴染みます。対して、部分的に少量だけ使いたい場合は調整がむずかしいです。
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今日からできる!お金がかからない簡単なヘアケア方法をご紹介!

さいごに、お金をかけずにきれいな髪を保つ簡単なヘアケア方法をご紹介します。今日から自宅でできる簡単な方法ですので、ぜひ実践してみてください。

シャンプーの洗い方

シャンプーは毎日行うもので、きれいな髪を保つために欠かせないヘアケアの一つです。
正しいシャンプーのやり方を4つに分けて解説します。

  • 1日の汚れを浮かす「ブラッシング」
  • 髪表面の汚れを落とす「予洗い」
  • 頭皮の汚れを落とす「シャンプー」
  • 1日の汚れを流す「すすぎ」

 
シャンプー前のブラッシングで髪の絡まりや1日の汚れを浮かせましょう。また、頭皮のマッサージ効果もあり、血行が良くなります。

浮かせた汚れを36~38℃のお湯で2~3分かけて予洗いを行い、髪表面の汚れを落とします。

シャンプー剤を空気と水分でよく泡立て、頭皮をマッサージするように洗っていきましょう。このとき、予洗いをしっかりとしておくことで、泡立ちがよくなりシャンプー剤の量を節約できます。
1度目のシャンプーで泡立ちがよくない場合は、すすいでからシャンプー剤の量を減らして2度洗いしても大丈夫です。

洗い終わったらすすぎになりますが、すすぎ残しがもっとも頭皮トラブルにつながる要因となります。そのため、洗う時間にかけた倍の時間をかけるイメージでしっかりすすいでください。

シャンプー後のケア

シャンプーで洗われた髪は、キューティクルが開きとても傷みやすくデリケートな状態です。濡れた髪を放置しておくと不衛生につながるため、タオルドライでしっかりと水分を拭き取りましょう。

次に、今回紹介しました乳液や化粧水を使用しても良いですし、自分に合ったトリートメントがあればそれを使って開いたキューティクルにフタをしていきます。このとき、目の粗いコームでとかすことで、髪全体にまんべんなくトリートメントを馴染ませることができます。
 

ドライヤーの乾かし方

長時間のドライヤーは髪にかかる負担が大きいため、できるだけ短い時間で済ませましょう。そのためには、乾かす順番が大切になります。
 
まず根元から乾かします。毛先は傷んでいる場合、最初に乾かしてしまうと余熱でパサついてしまうからです。また、根元の方が毛量が多く、乾くまで時間がかかるためです。
 
乾かす際のドライヤーのヘッドの向きも大切です。髪のキューティクルは上から下に向けてうろこ状に閉じているため、キューティクルを逆なでしないように風向きは上から下方向を意識して乾かしてください。キューティクルが閉じることで、髪にきれいな艶が出ます。

ヘアアイロンの温度と時間

ドライヤーの後に、ヘアスタイルを整えるためにヘアアイロンをする方も多いと思います。
ヘアアイロンを使う上で注意したい点は「温度」と「時間」です。
 
温度は150℃前後を目安に、3秒以上は同じ箇所に当てないように注意してください。髪の主成分であるケラチンはタンパク質でできており、高温によって「タンパク変性」という現象が起こり髪の毛が硬くなってしまうためです。
 

きれいな髪を保つ紫外線対策

髪は身体の中で最も紫外線が当たる部分とされています。

主な対策として、

・日焼け止め(スプレー、トリートメント)効果のある物を使う
・日傘や帽子

などが挙げられます。
 
紫外線は髪に対して「パサつき」「ハリやコシの低下」「ヘアカラーの色抜け」などの影響を与えるため、きれいな髪を保ちたい人にとって紫外線対策は必須といえるでしょう。
 

まとめ

乳液・化粧水を髪や頭皮につけることは、

  • 髪や肌を外的要因から保護してくれる
  • 乾燥の予防対策になる
  • 健康な頭皮環境の促進をサポート
  • トリートメント効果が期待できる
  • 程よいスタイリングが可能

上記5つのメリットがあるため、問題なく使用することができます。

正しい使用方法を理解した上で、明日からのヘアケアに役立てていただけたら幸いです。

nana
美容家.com 編集者
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