漢方の視点からみると、やはりお肌の材料は食べるものから…ですので、まずは食事を整えることが大切かと思います。
冷たいもの、甘いもの、脂っこいものを避けて、和食を多めにし、素材には旬のものを選ぶと、その季節に必要な栄養素が補えるでしょう。ご飯に、肌を整えるハトムギや丸麦、うるちあわなどを加えた雑穀ご飯もおすすめです。
私は毎朝、卵を1つ食べています。細胞のもとはタンパク質。卵のタンパク質は上質です。タンパク質といえば豆類もおすすめです。いらないものを排出する働きがあります。
何より大事なのは、よく噛むことです。噛みながら「ありがとう」を6回数えると1口で30回噛めます。あくまでも目安ですが、唾液とよく混ぜて胃腸に送り、消化力がよく働くと、肌のツヤもよくなり潤いも保てる…というのが漢方の考え方です。
あとは外からの影響も見逃せません。春は風邪(ふうじゃ)の影響で肌を乾燥させトラブルを起こしやすい季節です。洗顔後にすぐ少量のオイル(ライスオイルなど)を馴染ませると、そのあとの化粧水の浸透がよくなり肌荒れを防いでくれます。
原因が食生活にあるのであれば、食生活を整えるのが一番近道ですし、根本解決になります。
いつもの食事に補足的な方法を追加するとなれば、まずはプロテインのようなタンパク質の摂取をオススメします。
肌もタンパク質が主成分ですので、肌を作る基礎になります。
そこに加えてリポソーム、または2段階放出型のビタミンCを1日2000mg 摂取してもましょう。こちらも体の必要な部分から消費されていきますが、全体が整えば肌への使用効率も上がります。
そして、最近個人的に気になっているのがN-アセチルグルコサミンです。
膝関節軟骨成分として有名ですが、肌を構成するコラーゲンやヒアルロン酸にも関与する材料の成分です。
肌のターンオーバーの際に大切になる真皮の構成を促しますので、肌あれにも効果が期待できます。
近年は女性の健康美容の面でスッポンや黒マカを服用されて元気な体づくりをして、結果的に肌荒れしらずの綺麗な肌を維持されている女性も多いので、試してみるのも良いかもしれません。
参考になります!