ハンドクリームの塗り過ぎは乾燥するって本当?正しい塗り方を解説!
肌寒い季節がやってきました。あなたの手先はスベスベですか?人前で堂々と手を差し出せる手指でしょうか?
手は自分が思っている以上に見られています。顔はメイクでごまかせても、手先のトラブルはファンデーションなどで隠せません。乾燥でしわしわの手指は年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。
この記事ではきちんとしたお手入れが必要だとわかっているのに、つい後回しにしがちなハンドケアにフォーカスし、ハンドクリームの正しい塗り方、取り扱い方を解説します。クリームを賢く使えば、スベスベでしっとりな誰もが羨むきれいな手肌を簡単に手に入れられます。
ハンドクリームの塗りすぎで乾燥するってほんと?問題は塗り方にあった!
ふと自分の手を見た瞬間、乾燥し、ささくれがありびっくりすることがありますよね。慌ててクリームをたくさん塗り、早くスベスベな手肌になろうとした経験は誰でも一度や二度はあるはずです。その一方で、塗りすぎは良くないと聞いたからと少量だけ塗ってやめてしまい、結局、効果が感じられずにがっかりした経験もあるかもしれません。そうして、また別のクリームを購入の繰り返しをしてしまいがちです。
実は、クリームを塗っても乾燥が改善されないのは、塗りすぎが原因ではありません。その原因は、クリームの「使い方」と「成分」にある可能性もあります。
まず、ハンドクリームの使用量が違うなど、使用方法が間違っていることが考えられます。
または、クリームに配合されている成分が、あなたの手肌の乾燥などの症状と合っていないかもしれません。これは、頭が痛いのに頭痛薬を飲まずに便秘薬を飲んでいるのと同じことです。効くわけがありません。
上記の二点を見直すことで、ハンドクリームの効果を十分活かすことができます。それぞれ、詳しく解説していきます。
ハンドクリームを塗ってもカサカサな原因は!解決策は量と水分?
きちんと塗っているのに症状が改善されない場合は、クリームの「量」を見直してみましょう。
ハンドクリームの使用量
ハンドクリームを塗るとき、なんとなく容器から出して使っていませんか?ハンドクリームをより効かせるためには何より「量」が大切です。使用する量は製品によって違います。タイプごとに使用量を解説します。
まずは、チューブタイプの場合は「人差し指の第一関節あたりまで」が適量です。荒れがひどい場合は第二関節までの量を塗っておきましょう。
そして、油分の多い缶やジャータイプのクリームの場合は「あずき大」で十分です。多すぎるとベタベタしてしまうので要注意です。
乳液タイプの場合は、さらっとしているので、やや多めに塗っても安心です。
ハンドクリームの使用方法
さて、クリームの適量がわかりました。しかし、すぐに塗り始めてはいけません。ハンドクリームの効果を最大限に発揮させるために「化粧水」を準備しましょう。
クリームを塗る前に手に化粧水で水分を与えていきます。化粧水の力で手肌を柔らかくし、クリームの肌なじみを良くしていきます。どのタイプのハンドクリームを使用するにしても、まずは、化粧水で水分を与え、ハンドクリームの油分で水分を閉じ込めるというイメージです。ハンドケアはフェイスケアと同じ要領でおこないます。
もちろん、ケアの最初に手洗いをしっかりと行いましょう。手の甲や指に付着した汚れをしっかり落としてからケアに入りましょう。
ハンドクリームを選ぶ際の注意点は?悩みや肌の状態に合わせて選ぼう!
ドラッグストアに行くと、この時期は様々なハンドクリームが並んでいます。あなたの手肌の乾燥状態に合ったクリームを探すのが美手肌への近道です。症状別にどんな成分が入ったクリームを使うとよいか解説します。
敏感肌の場合
敏感肌には「敏感肌用」「低刺激処方」などの記載のあるハンドクリームを選ぶと安心です。「無香料」「無着色」などと表示のあるものや、植物由来のオーガニック系ハンドクリームなども適しています。
かさつき、粉ふきなどが気になる場合
初期のかさつきの場合は「保湿系」のハンドクリームを選びます。成分にセラミドやコラーゲン、シアバターやホホバ油、オリーブオイルが入ったクリームがそれにあたります。セラミドは肌表面を保湿する役割があります。植物系の油は肌の水分を閉じ込める、いわば蓋のような役割を果たしてくれます。
ヒビやあかぎれが気になる場合
皮膚に亀裂がある、赤く腫れている、というような症状の場合は「ビタミン系」のクリームが効果的です。
「ビタミン系」とは成分にビタミンB2やビタミンEが入っているクリームのことです。これらのビタミンは肌再生を促す役割があります。
ただし、あかぎれがあまりにもひどく、炎症を起こしている場合は皮膚科に行くことをおすすめします。
乾燥がさらにすすみごわごわやカチカチになっている場合
肌のごわごわの原因は古い角質です。これが固まって、カチカチになりごわついているのです。この場合は「尿素系」ハンドクリームを選びましょう。尿素には皮膚を柔らかくする働きがあるため、スベスベな手肌が期待できるでしょう。
ハンドクリームの正しい塗り方とは?ポイントは温度にあり?
化粧水で水分を与え、使用量を確認して、いよいよハンドクリームを塗っていきます。
あなたはいつもどんなふうにクリームを塗っていますか。手にごしごしと擦りつけるように塗っているのなら、すぐにやめましょう。摩擦で肌を刺激してしまいがちです。実はクリームの塗り方には大切なポイントが2つあります。
ハンドクリームを温める
肌に浸透しやすくするために、手のぬくもりでクリームをゆっくりと温め、クリームそのものが柔らかくなるのを待ちます。
冷たいクリームは、肌なじみが悪く、塗るときの摩擦で手肌にダメージを与えかねません。忘れがちなひと手間ですが、スベスベのしっとり手肌を目指すならば、忘れてはならない大事なポイントです。
塗る順番を意識する
まずは適量を手に取ったら、両手の甲へゆっくりのばしていきます。塗り終えたら、次は手の平、そして指先へと移動します。親指から順番に一本ずつ丁寧にクリームをなじませます。
この時、爪の周りは乾燥しやすいので、忘れずに塗りましょう。また、親指と人差し指の間も入念に塗りましょう。ここは手のツボがある箇所で、軽くマッサージを加えながら行うと血流アップが期待できます。
ハンドクリームの塗るタイミングとは?こまめに塗ってOK?
ハンドクリームを塗る最も良いタイミングは、寝る前です。理由はクリームを塗った後はできるだけ、何も触らないでおく方がよいからです。
そう考えると、夜、ベッドに入る前にハンドクリームを塗るのが一番おすすめです。ゆっくりとマッサージを兼ねてクリームを塗ればリラックス効果も得られます。就寝前のルーティンにしてしまいましょう。
もちろん、就寝前だけではなく、一日中気づいたら塗るように心がけましょう。例えばランチ後の休憩時間、午前中の家事が一段落した時など、マイルールを作って、一日のうち、せめて2回はクリームを塗る時間を作りたいものです。もちろん、乾燥が気になるときにこまめに塗るのは最も理想的です。
また、ハンドクリームを塗ったあとの水仕事は、せっかくのクリームの効果を流してしまい、効果が期待されないので避けましょう。どうしても水仕事をする必要がある場合は、ビニール手袋を使用するなどして保護してください。
まとめ
普段、なにげなく使っているハンドクリームですが、正しい選び方や塗り方をマスターするだけで、無理せず効果を実感できます。
ハンドクリームを活かすも殺すも選び方、塗り方次第です。この冬は正しいハンドクリームの使い方をマスターし、思わず誰もが触れたくなる、自分史上最高のスベスベのもっちり手肌を手に入れましょう。
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