ホットヨーグルトは朝か夜いつ食べるといい?簡単アレンジレシピ3選!

ホットヨーグルトは朝か夜いつ食べるといい?簡単アレンジレシピ3選!

ヨーグルトといえば、冷たいまま食べるのが当たり前でした。しかし、人肌程度に温めたほうが乳酸菌を効率よく摂ることができるのをご存知でしょうか?嬉しいことがいっぱいの「ホットヨーグルト」について、その効果と効果を最大に活かす食べ方を解説し、さらにアレンジレシピまでご紹介します。

そもそもヨーグルトにはどんな効果がある?ホットヨーグルトが良いワケ

さまざまな健康効果があることで知られているヨーグルトですが、その効果は様々です。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整え、便通を良くすることで肌質改善が期待できます。また、悪玉菌を抑えて有害な物質が体内で作られるのを防ぎ、免疫力を高め、血中のコレステロール値を下げるのに役立つなど、嬉しいことがたくさんあります。
 
さらに、ヨーグルトの原料である牛乳に含まれるカルシウムは骨を作り、ヨーグルトに含まれる良質のタンパク質は筋肉を作り、ビタミン類は肌の調子を整えるのに役立ちます。
ヨーグルトは牛乳を発酵させて作りますが、牛乳に含まれるタンパク質や乳糖が、乳酸発酵によって分解されて乳酸菌となり、ヨーグルトのあのとろりとした食感に変わります。乳糖は分解されているため、おなかを下ししやすい人でも食べやすくなります。
さらに、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸の働きを活発にすることで、基礎代謝が高くなり、太りにくく痩せやすい体へと導きます。腸は「第二の脳」とも呼ばれるため、腸の調子を整えることはメンタル面にも良い効果をもたらします。ヨーグルトに含まれるカルシウムには気持ちを落ち着かせる効果があり、イライラの防止にも役立ちます。

そんな美容と健康に嬉しい効果のあるヨーグルトですが、冷たい状態で食べるのがこれまでは当たり前になっていました。しかし、実はヨーグルトは人肌程度にあたためる「ホットヨーグルト」で摂るのがおススメです。冷え性の人やお腹が弱い人にとっては、体が冷えてしまう心配もありません。
 
次の章ではホットヨーグルトの効果をご紹介します。
 

ホットヨーグルトの効果!

ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は、温かい状態の方が活発に活動すると言われています。ホットヨーグルトを食べて体が温まれば、代謝と免疫が上がります。また、胃腸の働きが活発になり、カルシウムの吸収率が上がります。
生きたまま乳酸菌が腸へと届き、善玉菌と悪玉菌のバランスを保つため、腸内環境を整えるホットヨーグルトは、他にも嬉しい効果が期待できます。

肥満予防

ヨーグルトは食前に食べる事で、糖の吸収を穏やかにし、肥満や老化防止に繋がると注目されています。ホットヨーグルトとして食べることで、体が温まり代謝が上がり、自然と「痩せやすいカラダ」を作る手伝いをしてくれます。

便秘解消

ホットヨーグルトは、温めることで胃腸に負担がかからず、乳酸菌の働きを活発にし、消化を促す働きが見込めます。
生きたまま乳酸菌が腸内に届くことで、体内の善玉菌と悪玉菌のバランスを取り、腸内環境を整えてくれるので、便秘などのお通じトラブルを解消する効果が期待できます。
ただし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は酸に弱いため、生きた乳酸菌を腸に届けて便秘解消効果を最大限に期待するなら、胃酸が濃い空腹時より食後に食べたほうが効果的です。
 

ホットヨーグルトを食べる際の注意点

ホットヨーグルトを食べる際に気をつけていただきたいのが、その「温度」です。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は「生き物」であるため、50℃以上になると死んでしまいます。鍋でグツグツと煮込んだりすると、肝心の乳酸菌が死んでしまうため、電子レンジを使って40℃程度に温めましょう。600Wの電子レンジで、40~50秒温めるのが目安です。
加熱ムラなどができて部分的に温まりすぎて、菌が死んでしまったところが出来たとしても、菌の死骸は生きている乳酸菌のエサになるので、あまり神経質にならなくても問題ありません。
 

ホットヨーグルトを食べるタイミングはいつが良い?朝?夜?

ホットヨーグルトの効果が最大限に発揮できるタイミングは「夜」です。腸が最も活発に活動するのは、夜22時~深夜2時の時間帯で、脂肪を分解するのを促してくれるホルモンも睡眠時が最も活発になるからです。
 
おススメは、夕食の前後です。ダイエットや老化防止効果を期待する場合は、夕食の前にホットヨーグルトを食べましょう。便秘解消効果を期待する場合は、夕食の後のデザートとして食べるのがよいでしょう。
腸内に生きたまま届いた乳酸菌は善玉菌に変わります。善玉菌は悪玉菌を抑え、腸内環境を整え、眠っている間に太りにくいカラダに変えてくれたり、ヨーグルトに含まれているカルシウムがホルモンの分泌を促し、効率よく脂肪を分解してくれます。
 

朝ホットヨーグルトダイエットとは?

ホットヨーグルトを取り入れやすい朝の習慣にするのもOKです。
朝にホットヨーグルトを食べることで、自然と体が目覚め、代謝を上げることで朝からエネルギッシュに活動することができます。
特に、ダイエットを考えている人におすすめなのが「朝ホットヨーグルトダイエット」です。
このダイエットにはいくつかのルールがありますが、朝食前にホットヨーグルトを食べることで、健康的に「痩せやすいカラダ」を作るダイエット法です。
 

ホットヨーグルトが痩せる理由

ホットヨーグルトを朝食前に摂ることが、なぜ体重の減少につながるかというと、ヨーグルトに含まれている「カルシウム」に鍵があります。
 
カルシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンが血液中に分泌されて体内に脂肪を蓄えようとする性質がありますが、日本人のカルシウム摂取量は少ないのが実情です。ホットヨーグルトを食べることでカルシウムを十分に摂ることができ、その結果、血中の脂肪酸と結びついて脂肪細胞への取り込みを阻害し、痩せるカラダが作れます。。
 
さらに、空腹状態でホットヨーグルトを食べると、カルシウムを腸管から吸収しやすくなり、お腹も温まることで動きが活発になります。そのため、カルシウムの吸収もしやすくなり、副甲状腺ホルモンが抑えられるので、基礎代謝が上がって痩せやすくなります。
また、ヨーグルトに含まれるカルシウムには、老廃物の排出を促す効果も期待できることから、美肌効果やデトックス効果も見込めます。

やり方

朝ホットヨーグルトダイエットの方法は簡単です。
朝食前の空腹時にホットヨーグルトを120g食べるだけです。
 

ルール

朝ホットヨーグルトダイエットをする際は、以下に注意しましょう。
朝食前にホットヨーグルトを食べ、その後の食べ物は腹八分目までなら何を食べてもOKです。
朝食前のホットヨーグルトは、120g以上食べても効果は変わらないので、食べ過ぎないように気をつけましょう。
間食は控えるようにしましょう。
さらに、お酒を飲む場合は少量に留めるようにすることで効果が期待できます。

ホットヨーグルトダイエットの効果を上げるおすすめトッピング

ホットヨーグルトダイエットの効果を上げるおすすめトッピング
ホットヨーグルトの効果をさらにパワーアップしてくれるおすすめのトッピングは、きな粉やおからパウダー、オールブランやグラノーラなどのシリアル、バナナやりんごなどのフルーツがおすすめです。
食べ終えた時に満足感があり、食物繊維を多く含む食材を多く摂取することで、お通じのサポートをしてくれ、お腹もスッキリします。

簡単ホットヨーグルトのアレンジレシピ

ホットヨーグルトを簡単にアレンジして、さらにおいしくダイエットにつなげていきましょう。
朝の忙しい時間でも簡単に作ることができる、手軽なアレンジレシピをご紹介します。

ホットバナナヨーグルト

ホットバナナヨーグルト
<材料(1食分)>
プレーンヨーグルト 100g
バナナ 1/2本
<作り方>
1.耐熱容器にヨーグルトを入れ、600wの電子レンジで30~40秒加熱。
2.1.の容器にバナナをつぶして入れ、全体をスプーンで混ぜ合わせたら、600wの電子レンジでさらに30~40秒加熱して出来上がり。

ホットヨーグルトはちみつレモン

ホットヨーグルトはちみつレモン
<材料(1食分)>
プレーンヨーグルト 100g
レモン果汁 大さじ1
はちみつ 大さじ1
<作り方>
1.耐熱容器にヨーグルトを入れ、600wの電子レンジで40~50秒加熱。
2.レモン果汁とはちみつを混ぜ合わせる。
3.1.に2.を加えて出来上がり。

ホットヨーグルトみかん

ホットヨーグルトみかん
<材料(1食分)>
プレーンヨーグルト 100g
みかん 1個
<作り方>
1.耐熱容器にヨーグルトを入れ、600wの電子レンジで30~40秒加熱。

2.みかんは皮を向いて小房に分けて1.に加え、さらに600wの電子レンジで30~40秒加熱し、出来上がり。

nana
井出 玲子
フードコーディネーター / ライター