髪質変化は女性ホルモンが原因?エストロゲンが増えるカンタン習慣3選

髪質変化は女性ホルモンが原因?エストロゲンが増えるカンタン習慣3選

女性ホルモンが髪質の変化に影響しているということはご存知でしょうか?「髪に艶がない」などの悩みは、女性ホルモンが減少しているサインかもしれません。

本記事では、女性ホルモンと髪質変化の関係性を解き明かし、艶のある髪を保つ秘訣をご紹介します。

髪質変化には女性ホルモンが影響している?

「最近髪の毛がパサパサで傷んでいる気がする」

「日によって髪質が変わるのでスタイリングが安定しない」

上記のように、髪質の変化に悩んでいる女性も多いのではないでしょうか?

シャンプーやトリートメントを良いものに変えてもなかなか髪質が変わらないのは、もしかすると女性ホルモンの減少が影響しているかもしれません。

女性ホルモンが与える髪質への影響は大きく、特にエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少してしまうと、髪質が変化し艶やボリュームがなくなってしまいます。

ツヤツヤだった髪の毛が年齢を重ねるごとにパサついてくるのも、女性ホルモンの減少が原因の一因ともいわれてます。
 

”髪の美しさの源”である女性ホルモンエストロゲンについて徹底解説!

女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、生殖機能を維持するためのホルモンですが、その他にも身体の中で様々な働きをしています。

太く美しい髪の毛を作り、成長を促す働きもその一つです。エストロゲンが適切に分泌されていると、美しい髪の毛は保たれる、ということです。

しかし生殖機能がピークを迎える30歳を過ぎると、体内のエストロゲンは徐々に減少していきます。

歳を重ねるごとに徐々に減少していくエストロゲンですが、加齢のほかにもストレスによって減少するといわれているので、若い方でも髪質が変化していくということはあり得ます。ストレスによって自律神経が乱れ、脳の働きが低下するとともにエストロゲンの分泌量が低下しますので、心を健康に保つことでエストロゲンを保持しておくことにもつながります。
 

女性ホルモンであるエストロゲンが減少したら髪のコシやハリはどうなる?

女性ホルモンであるエストロゲンが減少したら髪のコシやハリはどうなる?
女性ホルモンであるエストロゲンは毛髪にとって大切な役割を果たすため、エストロゲンが減少するにつれて髪質や頭皮が変化していきます。特に、エストロゲンは髪の毛に艶やコシを維持するには重要で、減少することによって徐々に元気のないパサつきやすい髪の毛になってしまいます。

コシがないということは、髪の毛1本1本が細く伸びてしまいますので、湿気や乾燥にも弱くなります。気候の変化によって髪質も変わりやすくなってしまうのはこのせいです。もちろんエストロゲンが髪質変化のすべての原因ではありませんが、エストロゲンが大きな役割を担っているのです。

このようにエストロゲンの減少によって髪の毛の質に変化が現れてくるのは40歳前後からだといわれていますので、それまでに対策をとる必要があります。

男性の場合もホルモンと髪質は関係している?

エストロゲンは女性ホルモンですが、男性の体内にも保持しており、女性と同じように男性の髪の毛の成長を促したり太く艶のある髪の毛を生成する役割があります。そのため、男性でもエストロゲンが減少すると髪質に変化が現れますが、女性ほど顕著ではありません。

男性の場合は、エストロゲンの減少で受ける影響は少なく、それよりも薄毛を招く原因である男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン」の影響を強く受けます。ジヒドロテストステロンはストレスや生活習慣の乱れ、加齢などによる様々な原因で生成され、髪の毛をつくる細胞(毛母細胞)の働きを弱めてしまいます。

男性の方が薄毛で悩むイメージがあると思いますが、これはエストロゲンの減少だけでなく、男性ホルモンの生成が関係しているのです。
 

更年期の髪質の変化も女性ホルモンが影響しているの?

女性の閉経前後10年間(45歳ごろ~55歳ごろ)は「更年期」と呼ばれ、女性の身体に様々な変化が現れる期間です。実は更年期の髪質の変化にもエストロゲンが影響しており、エストロゲンが減少することによって白髪が増えたり、抜け毛が増え髪の毛のボリュームが少なくなったりしヘアサイクルが乱れます。
  
ヘアサイクルが乱れると本来毛が生えて成長する期間(成長期)が短くなって抜けやすくなったり、そもそも成長期が来るまでに期間が長くなって薄毛になるなどの症状が出るのです。

また更年期になると血流が悪くなるなどの症状が現れる場合があり、頭皮に血が回らないことで十分な栄養を補完できず、薄毛になったり白髪になったりする可能性があります。

女性ホルモンのエストロゲンを活性化させるカンタン習慣3選

髪質の変化や薄毛などを防ぐためには、エストロゲンを減少させずに活性化させることが大切です。

エストロゲンは日々の習慣によって活性化・減少を防ぐことができますので、その方法を3つご紹介していきます。

大豆イソフラボンを積極的に摂取する

エストロゲンを活性化させるための習慣の1つ目におすすめしたいのが「大豆イソフラボンの積極的な摂取」です。

大豆イソフラボンとは、納豆や豆乳などの大豆飲料、油揚げなどに含まれる栄養素で、女性ホルモン「エストロゲン」と似たような働きをし、女性の美しさを保ってくれます。
 
外食中心などの偏った食生活では不足しがちな栄養素ですので、毎日の食事で積極的に取り入れることで、エストロゲンの減少を防ぎ、今あるエストロゲンの働きを活性化させることができます。
 
大豆イソフラボンには肌の調子を整える働きもありますので、若々しくハリのある肌を保ち続けることもできます。
 
女性ホルモンの減少による髪質変化や薄毛などを防ぐためにも、女性ホルモンを活性化させる食べ物を摂取する習慣をつけましょう。
 

質の高い睡眠を取る

エストロゲンをはじめとした女性ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。エストロゲンは女性の身体の「卵巣」から分泌されるのですが、その卵巣に指令を出しているのは脳です。

脳がエストロゲンの分泌量をコントロールしているのですが、睡眠不足や質の悪い睡眠を続けると自律神経に乱れが生まれ、脳の指令やエストロゲンの分泌量も乱れてしまいます。そのため、エストロゲンをうまく増やすためには、質の高い睡眠を習慣づけることが大切なのです。
 
夜更かしは控え、十分な睡眠時間を確保し、リラックスした状態で入眠することで、睡眠の質が高まりますので、自分の睡眠を今一度見直してみましょう。

運動や入浴などで体温を上げる

女性ホルモンが乱れて分泌量が減少してしまう理由として、冷えなどによる血流の悪化が原因であるといわれています。
 
エストロゲンを活性化させて髪質変化や薄毛を防ぐためには、定期的な運動と入浴で体温を上げて血流を良くしておく必要があります。
 
運動といっても毎日ランニングをする必要はありません。普段使わない肩周りの筋肉や下半身のストレッチなどを寝る前にすることで血流が良くなるだけでなく、質の高い睡眠が得られます。

また、ぬるま湯に浸かって20分ほど入浴することも効果的です。しっかり疲れをとってストレスを緩和し、血流を良くすることで女性ホルモンの乱れを整えることができます。

このようにして女性ホルモンを増やしたり整えたりすることで、髪の毛にとって良い影響を与えるだけでなく、ニキビができにくくなるなどお肌にもいい効果があるので是非習慣化してください。

お家でカンタン!手軽にできる頭皮ケア3選

お家でカンタン!手軽にできる頭皮ケア3選
女性ホルモンの分泌を整えて内面から美しい髪の毛を保つことも大切ですが、日々の頭皮ケアなど外面からのケアも怠ってはいけません。

そこで、毎日のシャンプーやドライヤーに少し工夫をするだけで手軽に頭皮をケアができる方法を3つご紹介していきます。

正しいシャンプーを心掛ける

頭皮ケアで一番大切なのは、毎日の洗髪です。間違った方法でシャンプーをしていると頭皮に負担がかかり、薄毛などの原因になってしまいます。

シャンプーをする際は、しっかり泡立てて指の腹を使って頭皮をマッサージするイメージで洗髪してください。

爪を立てて洗っている方は、頭皮を傷つけてしまう原因になりますので、髪の毛を洗うというよりも頭皮を揉みほぐすイメージでシャンプーをしましょう。

そしてシャンプーはしっかりすすぎましょう。シャンプー剤が頭皮に残っていると乾燥やフケの原因になってしまいますので、よくすすぐことを心掛けてください。

またシャンプーはできるだけ自分の頭皮に合ったものを選ぶことが大切です。おすすめは頭皮と成分が同じアミノ酸系シャンプーです。保湿成分が高いシャンプーもおすすめです。

ドライヤーでしっかり髪を乾かす

シャンプーをしてお風呂から上がったら、髪の毛をしっかり乾かしましょう。
 
自然乾燥でそのまま過ごす人もいますが、そのままだと雑菌が繁殖してかゆみなどの頭皮トラブルの原因になってしまいますので、ドライヤーを使ってしっかり乾かしましょう。
 
まずはタオルで水分をしっかりと拭き取り、ドライヤーで仕上げに乾かすのですが、ドライヤーは長く髪の毛に当てると乾燥の原因になります。タオルで7割、ドライヤーで残り3割の水分をとることを目安にしてください。
 
髪の毛は熱に弱いので一か所を長く乾かすとチリチリになってしまいます。全体をなびかせるように髪の毛を乾かしましょう。

仕上げに冷風機能があれば冷風で乾かすことによって、髪の毛のキューティクルがしまり、コシのある髪の毛に仕上げることができます。
 

頭皮マッサージを行う

ドライヤーの後は、頭皮専用のクレンジングオイルなどを使って頭皮を揉みほぐすようにマッサージしましょう。
 
指の腹を使って全体を揉みほぐすことで、血流が促進され髪の毛にしっかりと栄養が行き渡ります。
 
毎日30秒~1分のマッサージだけでも効果的ですので是非試してみてくださいね。

まとめ

この記事では女性ホルモンと髪質変化の関係性や女性ホルモンを活性化させる方法について解説してきました。

髪の毛にハリやコシを与える役割のある「エストロゲン」という女性ホルモンが減少すると、髪の毛にうねりが出たりパサついたりと髪質変化の原因になります。

年を重ねるごとにエストロゲンの分泌量は減少していきますので、日頃から大豆イソフラボンを摂取したり、質の高い睡眠をとったりし、エストロゲンを活性化させる事をおすすめします。

また内面からのケアだけでなく、日々の頭皮ケアも大切ですので、良い習慣を身につけ美しい髪の毛を保ち続けましょう!

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nana
美容家.com 編集者
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