ごぼう茶の効果が出るまでの期間は?成分や効果について解説!

ごぼう茶の効果が出るまでの期間は?成分や効果について解説!

近年、ごぼう茶への関心が高まっていますが、実際のところ「ごぼう茶の効果って何だろう?」「どれくらい飲めば効果が出るの?」と疑問に思っている人は多いでしょう。また、ごぼう茶の種類は豊富なので「どれを選べばいいのか分からなくて迷っている」という声も少なくありません。

今回の記事では、ごぼう茶に期待できる効果から、効果的な飲み方、選び方としておすすめの商品までを一挙に紹介します。これからごぼう茶を飲み始めたい人も、すでに飲んでいる人も、ぜひ参考にしてください。

ごぼう茶の効果とは?ダイエットや美容面で効果的!

ごぼう茶は、ごぼうの皮や根を焙煎して作られた古くから親しまれている健康茶です。近年では、健康面と美容面の両方に優れた効果があるとして注目されています。

ごぼう茶には、イヌリンやサポニン、カリウム、アルギニンなど、さまざまな成分が豊富に含まれています。特に注目すべきは「イヌリン」と「サポニン」という2つの成分です。

イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やすため、便秘改善や整腸作用が期待できます。2つ目のサポニンは、抗酸化作用と抗菌作用を持つポリフェノールの一種です。活性酸素を体から除去し、シミやシワなどの老化の原因となる細胞のダメージを防ぐと言われています。さらに、血液をサラサラにして血管を綺麗にしたり血糖値の上昇を抑えたりする作用もあるため、動脈硬化を始めとする生活習慣病の予防にも有効です。

ごぼう茶は、他にも体を温めて発汗を促進させる作用や、利尿作用もあると言われています。これらの作用によって新陳代謝が活発になり、体内の老廃物や余分な水分が排出されるため、小顔効果やむくみ改善、ダイエット効果なども期待できるでしょう。

ごぼう茶の効果が出るまでどれくらい?期待できる作用ごとに解説!

ここでは、ごぼう茶の効果が現れるまでの期間について、期待できる作用ごとに解説します。ごぼう茶を飲み始めてどれくらいで効果が出るのか、一つの目安として参考にしてください。

便秘改善・整腸作用

便秘改善や整腸作用に効果が出始める期間は、便秘の程度によって個人差があるものの、早い人で2週間、平均的には1ヶ月程度といわれています。腸内環境が整うまで2週間以上はかかるため、毎日飲み続けることが大切です。

血糖値の改善

血糖値に関しては、食生活や運動習慣によって個人差があるものの、3週間ほどで改善が見られるケースが多いです。ごぼう茶にはポリフェノールが含まれているため、血糖値の上昇を抑制する効果が期待できます。長期間、継続して飲み続けることで改善される可能性が高いでしょう。

高血圧改善

高血圧の改善として効果が出る期間は、高血圧の程度や服用中の薬剤などで変わりますが、1ヶ月から半年程度で感じるケースが多いようです。毎日飲み続けることで、ごぼう茶に含まれるカリウムが体内の余分な水分と共にナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑制してくれるでしょう。

ダイエット

ダイエットの効果が出るまでにかかる期間は、食事量や運動量などによって異なるものの、一般的に8週間程度です。ごぼう茶には利尿作用と発汗作用があるため、体重や体脂肪の減少といったダイエット効果が期待できます。

アンチエイジング

アンチエイジング効果は、食事や睡眠などの生活習慣によって個人差がありますが、3ヶ月程度で肌の調子が良くなったと感じる人が多いようです。肌のターンオーバーの周期は、通常28日間とされていますが、40代では約50日間、60代では約100日間かかると言われています。

そのため、ごぼう茶でアンチエイジングの効果が出るには、3ヶ月以上の期間が必要です。また、美肌を手に入れるためには、ごぼう茶を飲むだけでなく健康的な生活習慣を送るように心がけることも大切です。

ごぼう茶はいつ、どれだけ飲めばいい?効果的な飲み方を解説!

ごぼう茶はいつ、どれだけ飲めばいい?効果的な飲み方を解説!

ごぼう茶の効果を最大限に引き出すためには、飲み方が非常に重要です。ここでは、どのタイミングで、どれくらいの量を飲めばいいのかを解説します。

起床後と就寝前

ごぼう茶は起床後と就寝前に、コップに一杯ずつ飲むのがおすすめです。起床後に飲むことで、一晩中滞っていた体内の老廃物を排出するのに役立ちます。

また、就寝前に飲むと体が温まり、リラックス効果が得られて睡眠の質が高まるとも言われています。ごぼう茶はノンカフェインなので、眠れなくなる心配はいりません。さらに、寝ている間にごぼう茶に含まれるイヌリンが腸内で善玉菌のエサとなるため、朝のお通じを促す効果が期待できます。一日を気分良くスタートさせることができるでしょう。

空腹時

空腹時に飲むと体内への吸収が良くなるため、ごぼう茶に含まれる成分の効果が得やすいと言われています。また、食事前に飲めば脂肪の吸収を抑える作用も期待できるため、ダイエット中の方にもおすすめです。

ただし、ごぼう茶にはカリウムが含まれているため、一日に飲む量はコップ4杯が適しています。飲み過ぎると健康を害する可能性があるので注意しましょう。

ごぼう茶を飲まない方がいい人は?肝臓に悪いって本当?

ごぼう茶は健康効果が高いとして多くの人に愛飲されていますが、場合によっては飲まない方がいい人も存在します。しかし、ごぼう茶が肝臓に悪いという医学的な根拠はありません。むしろ、ごぼう茶に含まれるサポニンには、肝臓の解毒作用を助ける効果があると言われています。ただし、どんなに健康に良いとされていても、他の食品と同じく摂取し過ぎると逆効果になるので注意が必要です。

それでは、ごぼう茶を飲まない方がいい人とその理由について解説するので、確認しておきましょう。

低血圧症候群の人

ごぼう茶にはカリウムが含まれており、体内の余分な水分を排出する働きによって、血圧を下げる効果があると言われています。もともと低血圧の人がごぼう茶を飲むと、血圧がさらに下がってしまい、体調不良を引き起こす可能性が高いです。そのため、低血圧症候群の人はごぼう茶を飲まない方がいいでしょう。

ごぼうへの食物アレルギーがある人

ごぼう茶に使用されているごぼうはキク科です。そのため、キク科アレルギーがある人は、ごぼう茶を飲むことでアレルギー症状を引き起こす可能性があります。アレルギー症状は、じんましん、かゆみ、発疹、呼吸困難などが挙げられます。

同じキク科の春菊やレタス、フキなどを食べてアレルギー症状が出たり気分が悪くなったりする人は、ごぼう茶の飲用を避けてください。

女性ホルモンと関係する病気のある人

ごぼう茶に含まれるアルギニンには、女性ホルモンの分泌を促す働きがあるとされています。そのため、乳がんや子宮筋腫といった女性ホルモンに関係する病気を抱えている人は、ごぼう茶を控えた方がいいと言われています。

ガスがよく出ることが気になる人

ごぼう茶には食物繊維が豊富に含まれているため、腸内の善玉菌が活発になり、ガスが発生しやすくなる可能性があります。そのため、ごぼう茶を飲むことでおならの回数が増えるかもしれません。普段からガスが出やすくて困っている人は、悪化する可能性があるので控えた方がいいでしょう。

胃腸の働きが低下している人

ごぼう茶を消化機能が低下している人が飲むと、胃腸に負担をかける可能性があります。ごぼう茶に含まれる成分は消化活動を促進する働きがあるため、胃腸の働きが低下している人にとっては刺激が強すぎて、消化不良を引き起こす可能性が考えられるためです。

また、胃腸の弱い人も注意が必要なので、ごぼう茶を飲む前に医師や栄養士と相談することをおすすめします。

安くておいしい!自宅でできるごぼう茶のおいしい作り方を詳しく解説!

ごぼう茶は市販されていますが、自宅で簡単に作ることも可能です。自宅で作るごぼう茶は新鮮で香り高く、自分好みの味に調整でき、コスパがいいというメリットがあります。

以下、自宅でできるごぼう茶のおいしい作り方を紹介します。

[用意する材料・道具]

  • ごぼう:2~3本
  • 水:適量
  • ピーラー
  • フライパン
  • 急須

[作り方]
1.ごぼうをタワシでよく洗い、泥を落とす
※ごぼうの皮の部分に重要な栄養素が含まれているので削がない
2.ピーラーで薄くささがきにする
※水にさらすと栄養分が流れてしまうので注意
3.天日干しにして薄い茶色の状態になるまで十分に乾燥させる
※5~6時間が目安
4.フライパンを中火で熱し、ごぼうを5分程度乾煎りする
5.ごぼうがきつね色になり、パリパリになったら完成

電子レンジを使って乾燥させる場合は、耐熱皿にクッキングシートを敷き、ごぼうの皮を重ならないように並べて加熱するのがおすすめです。2分30秒から様子を見ながら、ごぼうの水分が抜けるまでしっかり加熱しましょう。

急須に出来上がった乾燥ごぼうを適量入れて、沸騰したお湯を注いだらごぼう茶の完成です。ごぼうの種類によっては、香りにクセの強いものもあるため、まずく感じる人もいるかもしれません。そんな時は、ほうじ茶や麦茶など、お好みのお茶とブレンドすると飲みやすくなるでしょう。

ごぼう茶のおすすめ商品を紹介!選び方について解説!

ごぼう茶を選ぶ際には、品質、成分、味わいなど、さまざまなポイントを考慮する必要があります。ここでは、無添加で子どもから高齢者まで安心して飲める、おすすめのごぼう茶を紹介します。ぜひ参考にしてください。

あじかん焙煎ごぼう茶


「あじかん焙煎ごぼう茶」は、青森県産・茨城県産の厳選されたごぼうを使用し、じっくりと焙煎することで、香ばしさと深みのある味わいを実現したごぼう茶です。価格は、1袋30包入りで3,702円(税込)となります。

ごぼうに含まれるイヌリンやポリフェノールなどが、そのままお湯の中に溶け出すので、有効成分を手軽に摂ることができます。特に、お通じを良くする効果が高く、便秘改善を願う人におすすめです。

口コミでは「味も普通にいただける味で飲みやすい(出典)」「慢性的な便秘ですが飲み始めてから調子よく過ごせてます(出典)」と喜びの声が挙がっています。


オーガライフ ごぼう茶


「オーガライフ ごぼう茶」は、自然栽培されたごぼうを採用しており、化学肥料や農薬を一切使用していない点が特徴です。栄養豊富なごぼうをそのままお茶にしているため、イヌリンやサポニンも豊富に含まれています。価格は、1袋50包入りで約1,680円(税込)とお得です。

自然の恵みをダイレクトに感じられるので、化学添加物に敏感な人や、自然派食品を心がけている人におすすめです。

口コミでは「何種類かごぼう茶を飲みましたが、こちらが一番美味しい(出典)」「安全なうえ少量で栄養価が高く、お通じも完璧です(出典)」


皮もまるごとごぼう茶


「皮もまるごとごぼう茶」は、ごぼうの皮を含めて丸ごと使用されている商品です。そのため、ごぼう本来の栄養素(サポニン、イヌリン、クロロゲン酸など)を余すことなく摂ることができます。価格は、1袋35包で税込1,080円と高コスパです。

便秘の解消はもちろん、免疫力アップ、血糖値の抑制効果が期待できます。日頃から健康維持や美容に気を使っている人や、無添加で安心して飲みたい人におすすめです。

口コミでは「ごぼうの風味が強くて香りがいい(出典)」「お腹がスッキリするので夫婦で愛飲してます(出典)」と高評価です。便秘に関しては効果が出るのが比較的早いので、便秘が改善したとの声が多数見受けられます。


まとめ

ごぼう茶は、美容と健康の両方への効果が期待できる健康茶です。ごぼう茶に含まれるイヌリンやサポニンなどの成分は、便秘改善やアンチエイジング、生活習慣病の予防などに役立つとされています。ごぼう茶を正しく飲むことで、これらの効果を最大限に引き出せることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

ただし、ごぼうはキク科の植物なので、アレルギー体質の人は注意が必要です。さらに、婦人科系の病気を抱えている人、胃腸が弱い人、ガスがよく出る人などは、飲む前に医師に相談することをおすすめします。

今回の記事を参考に、いつまでも健康的で楽しく過ごすためにも、ごぼう茶を上手く生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。