薬膳茶の材料ってどこに売っているかわからない、薬の味がして美味しくなさそう、と思っていませんか?実はスーパーで売っているような身近な食材で、簡単に美味しく薬膳茶を飲むことができます。さらに、食材の効能をよく知れば自分の体質に合ったオリジナルレシピでお茶を楽しむことができるようになります。
薬膳という言葉を聞くと難しそうなイメージがありますが、お茶として取り入れることでその世界はもっと身近なものになります。
堅苦しく考えなくても大丈夫です。
まずは手に入れやすい食材から始めてみましょう。

薬膳って何?中国の伝統医学に基づいて、食材と中薬を組み合わせた食事です!

中国の約2,000年前の文献にてなんと「薬膳」という言葉が使用されており、それ以前から「食養」「食療」という文化がすでに存在していたという説があります。古くから食材を使って病気を予防したり、健康を維持したり、病気の回復を早めたり、症状を軽くしたりすることが重要だとされてきました。
薬膳とは、中国の伝統医学(以下、中医学)の理論に基づき一人一人の体質や体調に合うように食材や中薬(生薬)が組み合わせられた食事のことをいいます。
ここでは主に「健康な人がより健康的に毎日を過ごすための手軽で簡単に作れる薬膳」について解説いたします。

中医学の基礎知識

薬膳を知るためには、中医学の理論が必要です。
ここでは一部を紹介します。

陰陽学説

自然界に存在するすべてのものを「陰」「陽」に分けることができると考える学説です。
例えば、上と下、熱いと冷たい、昼と夜などです。

五行学説

自然界に存在するものを「木・火・土・金・水」の五つの要素から成り立つと考え、これらの性質に合わせて物や事柄を分類していきます。
例えば、季節を春・夏・長夏(土用)・秋・冬に分けるなどです。

気・血・水

中医学では、人体は気・血・水の三つの要素から構成されていると考えます。
気:目には見えないが身体のいたるところを巡っているエネルギー。身体を温め、風邪や病気から守ってくれる働きがあります。血液を流す役割もあります。
血:身体の中を流れている血液で、全身に栄養を与える働きがあります。
水:血以外の体液で身体に潤いを与える働きがあります。

薬膳の基礎知識

食材には様々な性質があります。

身体を温める食材と冷やす食材

食材は身体を温める性質を持つもの(熱性、温性)冷やす性質を持つもの(寒性、涼性)どちらでもないもの(平性)に分けられます。

熱性の食材:ニンニク、とうがらしなど
温性の食材:しょうが、ねぎ、ニラなど
寒性の食材:きゅうり、ゴーヤなど
涼性の食材:だいこん、なすなど
平性の食材:きゃべつ、じゃがいもなど

五つの味

食材の味は五つに分けられます。
辛味:血行促進、発汗など
甘味:滋養強壮、緊張を緩めるなど
酸味:汗腺を引き締めるなど
苦味:身体の余分な熱を取り除く、デトックスなど
鹹味:便をやわらかくするなど


辛味の食材:しょうが、ニラなど
甘味の食材:とうもろこし、鮭など
酸味の食材:トマト、梅など
苦味の食材:ゴーヤ、オクラなど
鹹味の食材:アサリ、ワカメなど

食材の効能と内臓の関わり

食材によって、作用したり働きをサポートすることができる内臓が異なります。
例えば、肺や喉の機能を良くするものや、胃腸機能を改善するものなど、食材ごとに様々な作用があります。

食材の効能を知って美味しくいただきましょう

日々の食事に薬膳を活用するには、食材一つ一つの効能を知ることが必要です。
最近では薬膳や中医学についての本、薬膳の食材辞典のような書物がたくさん出版されていますので、ぜひ探してみてください。

また、中医学や薬膳の専門家の方々はSNSでの情報発信を積極的に行っています。季節にあった旬の食材や、食べすぎには注意するべき食材などの情報を得ることができると思います。

たった一つでも体質に合った食材を使って料理する、旬のものを使って料理するだけで毎日の食卓は豊かになり、立派な薬膳になります。
あまり難しく考えず、気軽に始めてみませんか?

ダイエットをサポート?薬膳茶の材料や効能を説明!

ダイエットをサポート?薬膳茶の材料や効能を説明!
はじめに、薬膳茶とは病気を治すものではありません。毎日の体調を整えてより健康的に過ごすためのお手伝いをするものとして楽しむことを目的としましょう。
中医学の視点でダイエットを考える際には、自身の体質や生活習慣に着目して適切なダイエット方法を考案することが基本です。
まずは太る原因について考えましょう。

太る原因を中医学で考える

太る原因としては、こってりしたものや甘いものが好きでついつい食べすぎてしまうということが考えられますが、その他にも太る要素はいくつかあります。
例えば
・ストレスによる過食
・病気をした後や元々胃腸が弱いことにより消化機能がうまく働かず、身体に老廃物がたまってしまう
・冷えによって巡りが悪いために生じるむくみ

「太る」と言っても、一人一人原因が異なるため、どのような理由で太ってしまうのかタイプを見極める必要があります。

太る原因別!オススメの薬膳茶

ダイエットや健康のお手伝いにオススメの薬膳茶の材料をご紹介します。
・お肉や脂っぽい食事が多い方に
山査子(さんざし):脂を消化する他に血中脂質を抑える働きもありますので、ダイエットのサポートに向いています。

・ストレスで過食してしまう方に
薄荷(ミント):イライラやストレスからくる胸苦しさなどを改善します。

・胃腸が弱い方に
陳皮(ちんぴ、みかんの皮):消化力を高めるので食欲不振を改善し、胃もたれの改善も期待できます。

・冷えが気になる方に
生姜:身体を温め、冷えからくる腹痛などに効果的です。

必見!効果とともに紹介する薬膳茶リスト

人気の薬膳茶を、その効果とともに5つご紹介します。
 

緑茶+薄荷(ミント)

効果:イライラ解消、眠気覚まし、倦怠感、頭痛、のぼせ、目の充血
緑茶には体の熱を冷ます作用があるので、それだけでも夏の暑い日には最適ですが、薄荷(ミント)を加えることによりさらに効果がアップします。暑さ対策のほか、スッキリしたい時にもオススメです。
 

なつめ+しょうが

効果:心身の疲労回復、冷え性、食欲不振
なつめは気血を補い、体力を回復させてくれます。しょうがで血行を促進し、なつめのの効果を促進させます。免疫力を高める効果を期待できます。
 

ジャスミン茶+ローズ(マイカイカ)

効果:リラックス、イライラ解消、月経不順
いい香りにより高いリラックス効果を得ることができるでしょう。ローズは血の巡りを改善するので女性の強い味方です。
  

ルイボスティー+シナモン

効果:ミネラル補給、手足の冷え、月経痛、美肌
抗酸化物質を豊富に含むルイボスのアンチエイジング効果と、シナモンの体を温める効果で女性に嬉しい薬膳茶です。
 

炒り黒豆茶

効果:むくみ、疲労回復、アンチエイジング
更年期の女性に特にオススメな薬膳茶です。黒豆のイソフラボンが女性ホルモン様の働きをしてくれ、美肌効果もあります。薬膳的にはエネルギーを補ってくれるため、疲労回復に役立ちます。
また、黒豆は血を増やし、生命力を高めるといわれ、アンチエイジングに最適です。老化防止に役立ちます。

薬膳茶は自分でも作れる?おすすめレシピもご紹介!

薬膳茶は自分でも作れる?おすすめレシピもご紹介!
薬膳茶と聞くと、薬くさそう、どんな材料を使っていいかわからない、難しそう、と思う方も多いかもしれません。また、煮だしたりするのは面倒くさいといった方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、これから紹介する薬膳茶はそのような心配はいりません。誰でも簡単に美味しく薬膳茶を入れることができます。
手に入れやすい食材で作る薬膳茶レシピをご紹介いたします!

基本の簡単薬膳茶レシピ

<準備するもの>
・お好みの食材2〜3種類
・ベースとなる茶葉(紅茶、ルイボスティーなどご自身の好みで)
・熱湯
・ティーポット
・コップ

<お茶の入れ方>
・茶葉を使った薬膳茶
茶葉と食材を一緒にティーポットに入れ熱湯を注ぎ、数分蒸らしてからコップに注ぎます。

・食材のみの薬膳茶
食材を直接コップに入れ、熱湯を注ぎます。数分経つと飲みごろになります。
クコの実などの食材はお茶を楽しんだ後に召し上がっていただいてもかまいません。

むくみ対策の薬膳茶レシピ

ダイエットを考えている方から、、むくみやすい体質についての悩みを頻繁にお聞きすることがあります。足や顔がむくんでいると、太っているわけではないのに体のラインがスッキリと見えません。

また、むくんでいると体の重だるさや頭痛、胃腸機能の低下の原因にもなります。
薬膳茶は体の水分代謝を整える食材を使うことで、むくみやすい体質を優しくサポートしていきます。
ただし薬膳茶も水分ですから飲み過ぎは逆効果ですので注意してください。

<材料>
・はとむぎ茶(市販品) ティースプーン山盛り2杯
・炒り黒豆 ティースプーン1~2杯
・陳皮(ちんぴ) ティースプーン1杯
・熱湯 300~400cc

<作り方>
材料をすべて一緒にティーポットに入れて、熱湯を注ぎ3~4分蒸らしてからコップに注ぐ。

<期待できる効果>
むくみ、胃腸機能の改善、アンチエイジング

はとむぎ:胃腸の働きを高め、体の不要な水分を排出します。
黒豆:胃腸の働きを高め、体の不要な水分を排出します。また、血液を補い循環を良くするので疲労回復、アンチエイジング効果が期待されます。
陳皮:気の巡りを良くして、消化吸収力を高めます。

目が疲れやすい方の薬膳茶レシピ

コロナウイルスの流行によりリモートワークが増加したり、外出を控えてついスマホを見る時間が増えてしまったり、眼精疲労を引き起こす方が多くなっています。
そのような時には、目の疲れを癒す薬膳茶がおすすめです。
<材料>
・菊花 ティースプーン1杯
・クコの実 ティースプーン1杯
・熱湯 300cc

<作り方>
材料をすべて一緒にコップに入れて、熱湯を注ぎ数分おく。

<期待できる効果>
疲れ目、充血、ほてり

菊花:目の疲れや充血、のぼせなどの症状の軽減によいとされます。
クコの実:眼精疲労、視力の低下などの目の症状に使われる漢方薬です。疲労回復やアンチエイジングにも効果的です。

気分が落ち込んだ時の薬膳茶レシピ

なんとなく気持ちが沈んでいるような時は、ほっとする優しい甘さのなつめ薬膳茶はいかがですか?
なつめは大棗(たいそう)という漢方薬でもあり、体力の回復に効果があります。
また、気持ちの落ち込みや不眠などの改善も期待できます。

<材料>
・なつめ 1~2個
・クコの実 ティースプーン1杯
・炒り黒豆 ティースプーン1~2杯
・ルイボスティー(ご自身の好みで)
・熱湯 300~400cc

<作り方>
茶葉を使った場合は、材料をすべて一緒にティーポットに入れて、3~4分蒸らしコップに注ぎます。
茶葉を使わない場合は、そのままコップに材料を入れて熱湯を注ぎます。
なつめやクコの実、黒豆はお茶を楽しんだ後にお召し上がりいただいても問題ありません。

<期待できる効果>
落ち込んだ気分の改善、疲労回復、むくみ

なつめ:体力の回復や気持ちの落ち込み、不眠などの改善によいといわれます。

冷えの気になる方の薬膳茶レシピ

冷えが気になる女性は大変多いと思います。冷えがあるとむくみやすく、足がむくみで張ってしまうというお悩みもよく聞きます。
温かいお茶にさらに身体を温める食材をプラスして、緩やかに体質改善をしていきましょう。
<材料>
・シナモンスティック1本、またはシナモンパウダー少々
・なつめ 1~2個
・黒糖(ご自身の好みで)
・紅茶またはルイボスティー
・熱湯300~400cc

<作り方>
材料をすべて一緒にティーポットに入れて3~4分蒸らしコップに注ぐ。
温めた牛乳や豆乳で割っても美味しくいただけます。

<期待できる効果>
冷えの改善、気分の落ち込んだ時に

シナモン:手足の冷えや、冷えからくる月経痛などの改善に効果的です。
黒糖:血行をよくして体を温めるので、冷えの改善に期待できます。疲労回復にもよいです。

注意:妊娠中の方や月経過多の方はお控えください

資格の取得が難しい?薬膳マイスターはどんな人に向いてる?

資格の取得が難しい?薬膳マイスターはどんな人に向いてる?
中医学や薬膳はここ数年で注目が集まり、人気がでてきている学問です。
薬膳茶について興味がある、または本格的に薬膳を勉強したいといった場合にはどのような方法があるのでしょうか。
薬膳茶についてもっと知りたいと思ったら、中医学や薬膳を勉強することが近道です。
なぜなら、食材の効能だけを知っているのと中医学の理論を勉強した上で効能を知るのでは、本当に体質にあった食材を選べるかどうか違ってくるからです。

通信教育で薬膳を学ぶ

学校に通う時間がない、仕事をしながら薬膳を勉強してみたいといった方におすすめなのは通信教育での薬膳学習です。
民間の資格にはなりますが、学習を修了すると薬膳アドバイザーなどの資格を取得できるます。
比較的に受講料も良心的なので、資料請求をするなどして自分に合った教材を選んでみてはいかがでしょうか。

スクールに通う

通信教育を修了してもっと詳しく薬膳を知りたくなった、せっかく勉強するなら本格的にやりたいという方にはスクールに通うことも選択肢の一つです。

中医学や薬膳を勉強しようと考えている方の多くは、社会に出て働いている方がほとんどです。
そのため薬膳のスクールや本格的な中医学を学ぶ学校の多くは、働きながら学べる環境が整っています。
ご自身の生活スタイルにあった学習環境が見つかると思います。

学習過程が修了すると、資格取得のため試験の受験ができるようになります。

薬膳茶を仕事に活かしたい場合、特別な資格が必要となることはありませんが、中医学の理論や薬膳の知識を習得することは必須であるといえます。

自分で作ったお茶を販売したい

薬膳茶を自分で入れて楽しめるようになったので、自分だけのオリジナルレシピのお茶を販売したいな、とお考えの方はいらっしゃいませんか?
お茶を製造、販売するには許可が必要となりますので、その場合にはお住まいの地域の保健所に必ずお問い合わせしてください。

薬膳の勉強が向いているのはどんな人?

ダイエットの方法にはどんなものがあるの?
今日の夕ご飯、何にしよう、昨日は食べすぎちゃったから今日はあっさりしたごはんを食べよう、こんなことを考えた方はいらっしゃいますか?
もし一つでも当てはまれば、あなたは薬膳を勉強することに向いています!
ダイエットはやみくもに食事制限をすればいいものではありませんよね。自分の体質を知っていればより効率的に、健康的に身体を整えることができます。

毎日の夕飯の献立は悩ましいですよね。しかし、薬膳の知識を得ると季節に合った食材を取り入れた彩り豊かな食卓を用意することができるようになります。

また、薬膳を勉強すれば、マイボトルの中身を薬膳茶にすることもできます。

ぜひチャレンジしてみてください。

薬膳茶の専門店、通販サイトや薬膳茶が楽しめるお店をご紹介!

薬膳茶を楽しむためには特別な食材は必要ありません。
例えば、スーパーで購入できる炒り黒豆をいつも飲んでいる緑茶やほうじ茶に入れていただけば、あっという間にむくみ予防とアンチエイジングの薬膳茶が出来上がります。

しかし、もう少し本格的な食材でお茶を飲みたいとお考えのときには薬膳食材の専門店で購入することもできます。

品質の良い食材を取り扱う専門店をご紹介します。
Chasane(チャザンヌ)
薬膳食材のほか体質別にブレンドされたオリジナル茶も販売しています。

おうち養生研究所
取扱数は多くありませんが、とても品質の良い薬膳食材を販売しています。
オリジナルブレンド茶や身体にやさしい食材もあります。

薬日本堂
漢方相談で知られる薬日本堂のオンラインショップです。
薬膳食材のほかにも、ご自身の体質や生活習慣に合ったお茶をチャートに沿って購入できます。

本格的な薬膳鍋と薬膳茶が楽しめるレストランをご紹介します。
・薬膳レストラン10ZEN
薬日本堂が出店する薬膳レストランです。
品川店のほかに渋谷店、青山店があります。

薬膳茶はもちろんですが、厳選された食材を使った薬膳鍋もおススメです。

さいごに

今回は、薬膳茶を中心に中医学の理論や薬膳の基本をご紹介しました。

薬膳はそれほど難しく堅苦しいものではないということがおわかりいただけたでしょうか。
まずは、ご紹介した食材の手に入りやすいものを使って薬膳茶にチャレンジしてみましょう。

ご自分の体質に合った食材を選んで普段飲んでいるお茶に足すだけでも、オリジナル薬膳茶が出来上がります。その際、カフェインの入っていない茶葉を選べば、飲む時間を気にすることなく薬膳茶を楽しむことができます。

薬膳茶はあくまでも食材を使ったお茶ですので、薬のように劇的に体質が変わるものではありません。身体にやさしく緩やかに体調が変わっていくことを期待しながら楽しんでみてください。

さらに薬膳を意識した食事や、しっかり睡眠をとるなどの養生を続けてよりいっそう健康に毎日を過ごしていただければとてもうれしく思います。
 
 
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参考文献:薬膳&漢方の食材事典 阪口珠未著

季節の変わり目にからだの不調を感じる方は少なくありません。

こんにちは。薬膳フードセラピストの加藤詩乃です。

体調を崩したり、気分が憂鬱になったり、頭痛がしたり。実は季節の変わり目は、からだが「次の季節を迎える準備」を始める期間で、からだを調整するにはとてもよい時期です。

 

今回は、これから春に向けて、陰陽五行でからだと心のケア方法についてお伝えします。

 

 

季節の変わり目は消化器官を整える

陰陽五行説ので節の変わり目は、消化器官(脾臓、胃、口、唇、筋肉、よだれ、憂い、など)を整える時期と言われています。

 

私たちは、毎日食べたものを消化しています。

家での食事、仕事の合間のランチ、休憩時間のおやつ、移動時間に買う飲みもの、などなど。

様々な時間に色んな種類のものを食べていますが、これらをまず初めに消化してくれるのが胃です。

 

この消化器官が正常に働いてくれているおかげで、食べたものが私たちの身になり、元気を作り出し、からだを動かすことができます。

どの臓器もそれぞれに大切ですが、私たちを動かす「気」を作り出してくれている消化器官も、すごく大事にしたいところです。

 

 

冬から春は、デトックス時期

春は芽吹きの季節です。冬眠していたクマも目を覚まし、植物たちも固い地面からハ~イ♪と顔を出す頃です。

私たち人間も自然の一部なので、からだの中は排出モードに変換します。

冬の間にため込んだ余分なものが出やすいのが、芽吹きの春です。

 

冬は、寒さを乗り越えるために体力を温存しておくのが正解ですし、年末年始という長い休みもあったので、いつもより多く食べて過ごしたりしてしまいますよね。

そこで、あまりにも老廃物がたまってしまうと、春にドバーンと排出してしまうこともあるので要注意です。

 

 

春に花粉症や肩こりに悩まされないために

 

春の排出モードで症状が出やすいのが上半身です。頭痛や肩こり、目の疲れ、花粉症による目のかゆみなど。

からだに余計なものがたまっていると、こういった症状が強く出ることがありますので、今のうちからケアしておきましょう。

 

要らないものをためないようにするには、まずは便秘をしないことです。からだの巡りを良くしておくことが必要です。

夜早く寝るようにする、潤いを作る食材を選ぶ、など、体質によって便秘対策も様々ですが、消化器官を調えておくことは、誰にとっても大切なことです。

 

 

消化器をケアする食材

消化器官が苦手なのが「湿気」です。

中医学では湿邪(しつじゃ)と呼ばれるもので、むくみに繋がるような、要らない水分のことです。

 

薬膳では、湿をとってくれる食べものというのがあり、豆類やウリ類が、からだの除湿食材です。

今の季節のオススメは、小豆や黒豆。はと麦茶などもむくみに良いので、毎日のお茶を変えるだけでもからだケアになります。

 

食べた後にお腹が張りやすい人は、消化の気を補うじゃがいもや山芋が良いですし、大根・かぶ・オクラも消食類と言って、消化を促す食材です。

 

 

 

食べないことも時には必要

からだの中で一番エネルギーを使うのが消化です。

風邪を引いた時に食欲がなくなるのは、からだの修復にエネルギーを使いたいからで、この時にたくさん食べてしまうと、消化にエネルギーがとられてしまい、風邪を治す方に回すエネルギーが不足してしまいます。

からだの声を聞いて、食欲がない時は無理に食べないようにすることも消化器官をケアする方法になります。

 

食べ過ぎ、飲み過ぎは余分な湿をためる原因になりますし、脂っこいもの、甘いお菓子、激辛料理、お酒なども食べ過ぎるとむくみに繋がります。

時間だからと言って食べるのではなく、からだの調子に合わせて食べる量を変えてみることも、健康を維持するうえでは大切なことです。

 

お菓子やお酒に依存してしまうような時は、もしかしたら潜在意識の中にかくれているものがあるのかもしれません。ストレスが溜まっているのかもしれません。自分が暴飲暴食してしまう原因はどこにあるのか?と自分と向き合う時間を取ったり、気持ちをノートに書き出してみるのも一つの方法です。

 

 

湿気を取る食材を選び、体調に合わせて食事の量を調整して、体調を整えて春に備えましょう。

こんにちは。管理栄養士×国際中医薬膳師の相川朋世です。
栄養学×薬膳で心と身体を整える〈ココカラおうち薬膳〉をお伝えしています。

 

“なんとなく不調”や“未病”

“なんとなく不調”や“未病”という言葉を聞いたことありますか?

定義はありませんが、①病院に行くまでもない不調、②痛み止めなどで対処できるけど、何度も同じ症状で悩んでしまう、というようなもののことを言います。めまいや立ち眩み、生理痛、疲労感、冷え、むくみなど幅広い症状を含んでいます。

 

健康診断を受けてもオールAだけど、自分の中では不調を感じている人は多いのではないでしょうか?

そんな“とりあえず健康”だけど、“健康とは言えない”状態を抜け出す方法をお伝えしたいと思います。

 

“なんとなく不調”は病気の黄色信号!?

頭が痛い、肩がこる、目がかすむ、生理前の情緒不安定、寝つきが悪い…。

このような病院に行くまでもないけど、いつも悩ませられる“なんとなく不調”は「未だ病気になっていない状態」=「未病」=「健康と病気の間」と考えることができます。

今までの生活でその状態になっていたので、そのまま放っておいたら病気にもなるかもしれないし、今生活を改善したら、健康な状態に戻すことができるかもしれません。

 

気血水の乱れが“なんとなく不調”を引き起こす

私たちが普通に生活しているだけで、“なんとなく不調”を引き起こしてしまします。

その原因として以下の5つが挙げられます。

  1. バランスの悪い食生活
  2. 人間関係などのストレス
  3. 過労
  4. 運動不足
  5. 睡眠不足

薬膳のベースである中医学では「気・血・水」の3つの要素が身体の機能を正常にしていると考えています。

上記のような原因で、これらが不足したり、過剰になったり、滞ることで、身体や心に様々な不調が引き起こされます。

 

中医学の「気・血・水」とは

気とは、生命のエネルギー源のことを言います。「元気」「やる気」のように「気」の付く言葉は多くあり、目には見えないけど、確かに存在しています。私達が食べたものと呼吸により作られます。気が不足すれば、疲労感ややる気の減退を引き起こします。一生懸命何かをやろうとしていても、気が不足していたら、やり通すことが難しくなってしまいます。

 

血とは「ケツ」と読み、西洋医学でいう血の働きと同様に体中に栄養素や酸素を届け、不要なものを回収する働きのほかに、情緒や睡眠にも関わっています。血が不足すれば、寝つきが悪くなったり、貧血のようにめまいや疲労感、情緒不安定を引き起こします。心配しすぎる性格は血の不足が関わっているかもしれません。

 

水は、体内の血液以外の水分のことを言います。中医学では「津液」とも呼ばれています。むくみや肌の乾燥のほかに、重だるさや頭痛、下痢などを引き起こします。

 

薬膳で本来の身体の力を取り戻そう

「気・血・水」は毎日の食事で整えることができます。

薬膳と聞くと、苦い、手に入りにくい食材を使う、臭そうなどのイメージを持つ人が多いですが、スーパーで買えるような食材で簡単に作ることができます。

薬膳とは、中医学基礎理論に従い、その人の体質や体調、季節などに合わせて作る“オーダーメイドの料理”のことを言います。冬に温かいものを食べる、寒気のする風邪をひいたからショウガ湯を飲むなど、“目的に合わせて作る料理”は薬膳ということができます。

薬膳は相手を想って作る“想いやりごはん”です。今自分に不足しているものを知り、食べることで、心と身体を整えましょう。

梅雨に入ると、じめじめとした蒸し暑い日が続きます。身体が重だるかったり、むくんだり、食欲がなかったり、気分が落ち込んだりしませんか?

今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあって、なおさらですよね。

 

こんにちは。薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師の伊東千鶴子です。中医学(中国伝統医学)の知識を踏まえて、日本の気候風土に沿った季節の養生法や薬膳についてお伝えします。

今回は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」のなか、この梅雨の季節を健やかに過ごす養生法をお伝えします。

 

薬膳は薬だけじゃない

皆様は、薬膳について、どのような印象をお持ちでしょうか。薬膳は漢方に使われる生薬を多用するもの、身体に良さそうだけど苦く薬臭いものと誤解されることがあります。

 

 

しかし、本来の薬膳とは、毎日の食卓に簡単に取り入れ日々の健康管理をするためのものです。

 

 

薬膳とは

薬膳は中医学の理論に基づく食養生のことで、健康の維持と増進、病気の予防や回復などを目的としています。

食事であるならば、無理なくおいしく摂ることが前提です。

 

食材が身体を温めるのか冷やすのか、身体に入った時にどのような作用をするのか、五臓六腑のどこに働きかけるのかを理解し、食べる人の体質や症状、季節や気候、場所や環境などを配慮した上で、食材を選択し、調理します。

生薬を用いることもありますが、主に私たちがスーパーなどで購入できる食材を使います。

 

梅雨の時期の身体のトラブル

私たち人間は気候による影響を受けやすく、季節の変わり目で急激な気候変化があると、病気の原因となる事があります。※1 これからの季節だと、梅雨によって体調不良を起こす方もいます。

梅雨の季節に起こりやすいトラブルをご紹介します。

 

梅雨の季節に起こりやすいトラブル

梅雨の季節のまとまった雨は作物が育つ、夏の水不足を防ぐなど、自然界に恵みを与えてくれます。けれども、外界の湿が邪となって人体に侵襲すると、頭が重い、身体や手足がだるくて重い、むくみ、目やに、お小水の濁り、おりもの、下痢、湿疹、水虫などの症状があらわれます。

 

湿には重濁粘滞(じゅうたくねんたい、重:重い、濁:汚い、粘:ねばねばする、滞:停滞する)という性質があり、湿邪による症状は治りにくく、多くが下半身にみられます。

 

さらに、梅雨の季節は、消化器系が弱りやすくなります。

 

 

梅雨による消化器への影響

中医学の五臓のひとつ、脾(ひ)という臓は西洋医学の脾臓とは異なり、飲食物の消化吸収をつかさどるところを指します。「脾は湿を悪(い)む(嫌うの意)」といわれています。

 

湿邪によって、脾というところの消化吸収や水分代謝の働きが低下し、食欲不振、腹痛、吐き気、軟便、下痢などの症状がみられ、脾が弱まったために、さらに外部からの湿邪に侵されやすくなります。

 

人体は自然界の変化に影響を受けやすいのです。湿っぽくて、なんとなく気分も沈みがちになってしまう方も多いでしょう。

 

 

 

梅雨におススメの食材

 

梅雨の季節には脾(消化器系)に負担をかけないように、冷たいもの、生もの、油っこいものを控えて、消化のよいものを摂りましょう。

 

湿邪を排出する食材

この時期には、湿邪をお小水や汗で排出するような以下の食材を取り入れるとよいでしょう。

 

玄米、はとむぎ、小豆、黒豆、アスパラガス、えんどう豆、きゅうり、冬瓜、とうもろこし、とうもろこしのひげ、なす、もやし、レタス、西瓜、すもも、メロン、あさり、鮎、はも、昆布、もずく、わかめなど。

水分を摂る時にはお小水で排泄できるよう、本物の塩気を適度に摂りましょう。

 

脾の働きを正常にする食材

また、脾の働きを正常にする以下の食材もおすすめです。

うるち米、玄米、はとむぎ、じゃがいも、山芋、黒豆、大豆、いんげん豆、枝豆、おくら、人参、あじ、いわし、牛肉、砂肝などです。

気の巡りを良くする紫蘇、たまねぎ、にんにくの茎、ピーマン、グレープフルーツ、スパイスなどもいいですね。

 

 

 

新しい生活様式での梅雨対策

新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」で、マスクの着用が習慣化されつつあります。マスクの着用は肺を守るのにも効果的です。

中医学では肺は嬌臓(きょうぞう:嬌はかよわいの意)ともいわれていて、寒熱や外界からの邪に弱く、非常に影響を受けやすい臓です。ウイルスに感染しない、感染させないために、肺と繋がっている口や鼻を外界に晒すことなく、覆うことのできるマスクは必要と思われます。

 

肺は呼吸をつかさどるだけでなく、私たちの身体を構成する基本物質である気(き)、血(けつ)、水(すい:津液/しんえきともいう)を巡らせる働きを持っています。

肺を弱らせないように、マスクで外邪から守ることは大切です。

 

 

マスクで蒸す時に取り入れたい食材

だんだん気温が上昇するこれからの季節に、長時間、マスクを着用していると、肺に熱がこもりやすくなります。

 

肺の熱をさます食材には、豆乳、湯葉(ゆば)、ズッキーニ、枇杷(びわ)などがあります。

また、脾は飲食物から気血水を生み出すところです。気が不足して、気の働きのひとつである防御作用が弱まると、感染症にかかりやすくなります。そうならないように、先ほど挙げた脾の働きを正常にする食材を取り入れるとよいでしょう。

 

 

今年の梅雨は健やかに過ごしましょう

新しい生活様式により、おうちにいる機会が多くなりました。雨の日には、好みのお香を焚いたり、アロマオイルを使ったり、軽く汗ばむくらいお風呂に浸かったりして、湿気をはらい、ゆったりしませんか。

 

バランスの良い、食べ過ぎない、過度のダイエットをしない適量の食事と十分な休息、睡眠は免疫力をアップさせます。この季節を健やかに過ごせたらいいですね。

 

 

 

薬膳の豆知識

※1

私たち人間は季節によって風(ふう)、寒(かん)、暑(しょ)、湿(しつ)、燥(そう)という5つの気候変化を受けます。

熱(ねつ)を含めたそれら6つは六気(ろっき)といい、万物を生長させるのに必要なものです。しかし、その六気が異常にあるいは急激に変化し、私たちの身体に抵抗力がないと、病気の原因となることがあります。これらは六気(風、寒、暑、湿、燥、熱)が風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、熱邪(火邪ともいう)に変化したもので、六淫(りくいん)と呼びます。

 

 

「周礼(しゅうれい)」という中国の書物によると、周時代(紀元前11~8世紀)には既に食医、疾医(内科医)、瘍医(外科医)、獣医の医師がいて、そのなかでも、王の食事の調理や管理を任されていた食医が最高位とされていました。

ここから考えると、日々の食を整え健康でいられる術を持つ者(予防できる者)は、病気を治療する医者と同じ、またはそれ以上に重要という事ですね。

そして、薬膳を普段の食事に取り入れることによって、健やかでいられるならば、私たちは自分自身の、家族の、大切な誰かの現代における食医となりえますね。

 

参考文献:中医薬大学全国共通教材「全訳 中医基礎理論」、日本中医食養学会「食養生の知恵 薬膳食典 食物性味表」

こんにちは。薬膳と栄養学からヘルシーレシピを提案する、湘南茅ケ崎健康料理教室GreenCooking-ABE阿部富美です。 今回は、花粉症予防&改善の薬膳ポイントをご紹介します。

 

春先になるとハックション

薬で症状を止めているけれど、辛いの。そんな方が増えています。良い薬があっても、結局、薬は対処療法です。症状を抑えるだけで花粉症が治るというものではないですね。できれば、治したい。薬から卒業したい。そんな気持ちの方は多いはず。

実は、私も重症の花粉症でした。親も花粉症だったのため、私も花粉症発症するのは仕方がない。栄養学的に整えた食生活を実践しても、なかなか結果に繋がらない。この症状と一生付き合っていくのだ。そう諦めていました。

そんな時に出会ったのが薬膳でした。

薬膳は体質改善にはぴったりな学問。実践していくと、少しずつ、でも確実に症状が軽くなっていくのを実感。

今では薬を全く飲まずに、くしゃみは1日1回出るかな、くらいです。花粉症ではない体質に変わった。そう感じられるのです。

人のカラダは自分が食べたものでできています。食べるもの、食べ方が変われば体質も変わる。みなさん、是非、信じて実践してください。変われるはずです。

では、どのようにすればよいのか?

まず薬膳では、花粉症などのアレルギーは、からだの中にいらないものが溜まっているという考え方になります。それを外に出す。そう、デトックスです。薬膳では解毒と表現します。

 

花粉症改善お勧め食材はコレ

薬膳的にデトックス効果があり、身近でお勧めの食材をご紹介します。

1.紫蘇の葉

薬味としてお馴染みですね。漢方薬では「蘇葉(そよう)」としても使われている、薬効の高い野菜の一つです。これを少々ではなく、できるだけ毎日、なるべくたっぷり召し上がってください。

千切りにして色々なものに混ぜると、多めでもおいしく召し上がれるレシピが多くあります。

 

2.食用菊

菊花です。紫蘇の葉に比べると手に入りにくいかもしれませんが、スーパーマーケットなどでも扱っているところも多くあります。

菊花は遣隋使や遣唐使が中国から薬として持ち帰ったのが始まりという説がある程、薬効の高い食材。今では観賞用の花の方が身近ですが、その昔はお薬だったのです。召し上がる時はお花屋さんではなく、八百屋さんでお求めくださいね。

酢を入れた湯でさっと茹で、酢の物や和え物で食べるのは日本料理の定番メニューです。他に生でサラダなどに散らしても美しいです。昔からあるエディブルフラワーですね。

 

3.大根

鎌倉時代は大根を食べると疫病が治るという言い伝えがあったとか。大根は炎症を抑えて鎮静効果があります。

特に喉や鼻の炎症を改善するので、風邪予防にもなります。ひと昔前、お祖母ちゃんの知恵で風邪気味になったら大根を食べなさい、と言っていたのは、理にかなっているということです。

さらに大根は生でも茹でても煮てもおいしい。それ以外に炒めものや揚げものでもおいしいですよ。何より花粉が飛び始める前から症状が出てくるころまでが、一番おいしい旬を迎えます。是非、様々な調理法や味付けで毎日たっぷり召し上がってください。

 

食べはじめる時期も重要

そして、食事に気を付け始める時期です。

症状が出てからでは遅いのです。食事は改善より予防が得意、と覚えてください。

症状が出る前、遅くても2カ月くらい前から取り組みましょう。12月頃から食事に気を付け始めると、翌年のシーズンは症状が軽くなっていると思います。そして、花粉のシーズン中も引き続きしっかり食事に留意してください。

 

初めてチャレンジした年に期待した症状改善がみられなくても、諦めずに毎年心掛けてください。毎年、そう言えば去年より軽いかも。そう感じながら年々改善していくはずです。そして数年後にはお薬から卒業。それを目指してくださいね。

 

体質改善を成功するポイント

食事で体質改善することは、即効性は無いと思ってください。がっかりするかもしれませんが、ちょっと食べるものを変えただけで体質が急にガラッと変わってしまうことはとても怖いことです。カラダがびっくりしないようにゆっくりじっくり。これが成功の秘訣です。

成功の重要なポイントがもう一つ。栄養バランスの整った食生活。甘いものや油っこいメニューに偏らず、野菜たっぷりが基本です。それにお勧め食材をプラスしてください。薬膳だけでなく、

栄養学と薬膳の両方を取り入れた食生活が結果に繋がる近道です。毎日なるべく心掛けて、長続きさせる。継続が力なりです。

 

食事だけじゃない!基本も忘れずに

食事以外では、マスクや眼鏡を付けて花粉を吸いこまないようにする物理的なこと、質の良い睡眠をとるなど、基本的なこともお忘れなく。

食生活改善で体質改善。生活習慣改善で花粉症改善。

花粉症の症状がない方も、予防という意味で実践することをお勧めします。

皆様の成功と健康とおいしい食生活を応援しています。