
炊飯器で簡単に作れるおすすめ米粉レシピ!卵なしレシピもご紹介!
最近グルテンフリーが注目され、小麦粉の代わりに米粉を使う料理やレシピが人気です。この記事では、米粉にはどのような利点があるのか、米粉の種類や米粉を使う際の注意点をあわせて解説します。
炊飯器を使った簡単に作れるパンレシピもご紹介しますので、ぜひこの機会に米粉を使って挑戦してみてくださいね!
米粉とは?種類もご紹介!
米粉とはお米を製粉したものです。米粉を使ったお菓子として代表的なものは、団子や餅、煎餅などがあります。
最近はグルテンフリーを実践される人が増え、米粉が人気になっていますが、それには以下のような理由があります。
小麦粉でアレルギーや身体の不調を感じる人
パスタやうどんといった麺類、クッキーやケーキなどのお菓子類の原材料である小麦粉には、たんぱく質の一種であるグルテニンとグリアジンという成分が含まれています。
水を加えて捏ねることで、このグルテニンとグリアジンの2つの成分が絡まり合いグルテンが生成されます。
パスタやパンのもっちり感は、このグルテンによるものです。
小麦製品はグルテンのおかげでもちもちして美味しいですが、実は、グルテンは健康面において問題視されています。
その理由の一つはアレルギーの原因となることです。
小麦アレルギーを始め、セリアック病やグルテン不耐性など数多くのアレルギーの要因となっています。
アトピーや喘息など、アレルギーだと誰もがわかる形で現れるものもあれば、頭痛や腹痛、怠惰感、便秘、ガス溜まり、睡魔に襲われる、肌が荒れるなどのアレルギーだと自覚しづらい症状も引き起こします。
この背景から、グルテンフリーを実践することにより、肌荒れが改善された、花粉症が緩和された、身体が軽くなったという方が増えてきています。
米粉が人気のワケ
グルテンフリーに取り組む方が増加する中で、小麦粉の代替品としてグルテンが含まれていない米粉を使う人が増えてきました。米粉は小麦粉と同じ感覚で使用できるため使いやすいといった点も人気の理由です。
米粉を使ったパンやパスタ、お菓子のレシピも豊富になり、ストレスなくグルテンフリー生活も楽しめるようになってきました。また、スーパーやコンビニ、パン専門店でも米粉を使用した商品が増えてきていることも、人気を後押ししています。
米粉の種類
米粉にはさまざまな種類があります。
団子や柏餅、草餅などに使用される上新粉や、大福などに使用される餅粉、白玉団子に使われる白玉粉など、粉によって食感も全く異なるため、用途によって使い分ける必要があります。
最近では上記の他にも、パン用、お菓子用、料理用の米粉も販売されているため、何に使用するかよく定めてから購入するようにしましょう。
お米の種類や、製粉法によっても味や食感が変わるため、お好みのものを探してみるのも楽しいですよ!
米粉にはどのような特徴がある?小麦粉との違いも
米粉には小麦粉にはないメリットがあります。
もっちり食感
米粉の特徴で一番大きく挙げられるのは、もっちりとした食感です。
米粉は小麦粉よりもアミロペクチン(デンプンの一種)を多く含むため、もちもちとした食感が生まれます。パンを作る際にに使用すれば、小麦粉で作られたパンとは違うもちもち感を味わうことができます。このもっちりとした食感にハマる方も多いです。
揚げ物は低カロリーであっさり
油で揚げた際に、小麦粉よりも米粉は油の吸収率が低いため、揚げ物も低カロリーであっさりと仕上がるところも嬉しい点です。
料理の手間が省ける
小麦粉とは異なりグルテンを含まないため、ダマになりづらく水にも溶けやすいため、お菓子を作る際や料理に使う際に、ふるいにかける手間を省くことができます。
栄養価が高い
米粉はアミノ酸スコアも小麦粉の1.6倍と良質なタンパク質を含んでおり、栄養面でも小麦粉より優れていると言えるでしょう。米粉のアミノ酸スコアは65で、小麦粉は41です。
アミノ酸スコアとは、食品に含まれている必須アミノ酸構成を比較し栄養価を判定した数値のことで、100に近いほど良質な食品と言われています。必須アミノ酸は9種類あり、体内で作り出すことができないため、食べ物で摂取するしかありません。どれか1種類でも不足してしまうと健康な身体をつくることができなくなります。そのため9種類をバランスよく摂取しなければいけないのです。
アミノ酸は血液や筋肉を作るたんぱく質の原材料になるため、アミノ酸スコアの高い米粉は栄養価が高く、健康に気を付けたい方には魅力的と言えます。
米粉はどのような料理で使われている?
米粉は小麦粉の代わりとして使えるため、小麦粉で作るありとあらゆる料理やお菓子に使用することができます。
例えば、カレーやシチューで米粉を使うと、小麦粉のようにダマになりづらいので溶けやすく、料理で使用しても扱いやすいです。
その他、とんかつや唐揚げなどの衣としても使用されます。先ほど述べたように油の吸収率が少ないため、カラッと、あっさりとした揚げ物に仕上がります。
パンに使えばもっちりとした食感のパンが作れますし、ケーキなどに使用すればしっとりとした食感が楽しめます。最近ではスーパーでも、米粉を使用したパスタなども販売されるようになってきました。
米粉に制限はなく、小麦粉のようにありとあらゆる料理やパン、お菓子などに使うことができます。
小麦粉の代わりに米粉を使う際の注意点をチェック!
米粉は小麦粉の代わりに使用することができますが、代用する際にいくつかの注意点があります。
使用する分量に注意
小麦粉と米粉では水分の吸収率が違うため、小麦粉のレシピで小麦粉と同量の米粉で置き換えると必ず失敗します。同量の米粉で代用してしまうと、パサつきの原因となってしまいます。
米粉で代用する際は、水分量を約1〜2割少なめに加えることがポイントです。
ただし、米粉の種類により水分吸収率も様々であるため、少ない量から加え少しずつ足しながら調整するようにすると良いでしょう。
クッキー作りの際は固くならない工夫が必要
クッキーなどを作る際に米粉のみで作るととてもハードな食感に仕上がるため、重曹やベーキングパウダーなどを一緒に加えて作るようにしましょう。
炊飯器でほったらかしで簡単!炊飯器で作るおすすめ米粉レシピ!
米粉を使った料理の初心者でも挑戦しやすい、炊飯器で作れる米粉レシピを4つご紹介します。
まだ米粉を使ったことがない方も、この機会にぜひ挑戦してみてくださいね!
【簡単おやつ】炊飯器で作れる米粉と抹茶のマーブルカステラ
カステラも炊飯器で作ればとても簡単に作れます。米粉で作るカステラはしっとりふわふわ、優しい食感に仕上がります。
牛乳の代わりにヨーグルトを使用するのでとてもヘルシーです。たまごの甘さがしっかり感じられますよ!
<材料(6切れ分)>
〇卵黄…2個
〇はちみつ…大さじ1
〇無糖ヨーグルト…30g
☆卵白…卵2個分
☆砂糖…50g
- 米粉…40g
- 抹茶パウダー…小さじ2
<作り方>
- ボウルに〇を入れホイッパーでよく混ぜる。
- 別のボウルに卵白を入れ泡だて器で白っぽくなるまで泡立てる。
- ②に砂糖を3回に分け加え、毎回角が立つまで泡立てる。
- ③の1/3をすくい①に加え優しく混ぜる。
- ④を③に全量入れふんわり空気を入れるように混ぜ合わせる。
- 米粉を加え泡を潰さないように優しく混ぜる。
- 薄く油を塗った炊飯器に生地の半分を流し込み、トントンと落とし生地を平らにする。
- 残りの生地に抹茶パウダーをふるい入れ混ぜ合わせる。
- ⑦に流し込み、スプーンで渦を描き通常炊飯する。
- 冷却台に出し粗熱を取る。
<参考元>
料理家あゆのダイエットごはん>>
自家製米粉のHM&炊飯器で!スフレのようなふわふわカルピスケーキ
作業時間はたったの3分!
炊飯器で作るとても簡単なスポンジケーキレシピです。出来上がりはまるでスフレのようにしっとりふわふわ。ほわっと香るカルピスの優しい甘さに癒されます。
~米粉ホットケーキミックス~
<材料(150g分)>
- 米粉…115g
- 砂糖…30g
- 塩…ひとつまみ
- ベーキングパウダー…5g
<作り方>
1.に材料を全て合わせ、スプーンで1分混ぜ合わせる。
~カルピスケーキ~
<材料(8切れ分)>
- 卵…1個
- 砂糖…大さじ1
- カルピス…100ml
- 油…大さじ1
- ホットケーキミックス…150g
<作り方>
- ボウルに材料を順に加え、ホイッパーで都度よく混ぜる。
- 薄く油を塗った炊飯器に流し込み通常炊飯する。
- 冷却台に出し粗熱を取る。
<参考元>
美容料理研究家あゆのC CHANNEL>>
炊飯器で簡単!米粉のスイートポテトケーキ
砂糖不使用&小麦粉不使用のとてもヘルシーなケーキです。
さつまいもの濃厚なお味が特徴の、甘くて美味しいふんわりとした優しい食感です。
<材料(8切れ分)>
- さつまいも…1本
- 牛乳…100ml
- 卵…2個
- アガベシロップ…30~50g(はちみつやメープルシロップでも可)
- 水切りヨーグルト…100g
- 米粉…50g
<作り方>
- さつまいもは皮ごとよく洗いラップで包み、600wレンジで3~4分加熱し、柔らかくする。
- 粗熱が取れたら手で皮をむく。
- フォークで崩し、牛乳と合わせ混ぜる。
- ざるなどで濾し、卵、アガベシロップと合わせ混ぜる。
- 水切りヨーグルト、米粉を順に加えよく混ぜ合わせる。
- 薄く油を塗った炊飯器に流し込み通常炊飯する。
<参考元>
オーブン不要&炊飯器で簡単!米粉100%のグルテンフリーパンレシピ
オーブンがなくても炊飯器でパンが作れます!小麦粉、卵不使用でとてもヘルシーです。米粉だけで作る完全グルテンフリーなパンレシピに仕上げました。
炊飯器で作るパンはまるで食パンのようなふっくらふわふわ優しい食感に仕上がります。米粉ならではのもっちり感もぜひお楽しみください。
<材料(6人分)>
- 米粉…230g
- 牛乳…180g
- 塩…3g
- 砂糖…15g
- ドライイースト…3g
- 油…10g
<作り方>
- 牛乳は60℃に温める。
- ボウルに米粉、塩、砂糖、ドライイーストを入れる。
※砂糖とドライイーストは隣り合わせに、塩は離して入れる。
砂糖とドライイーストは相性が良いため、隣に置くことでよりふんわりとしたパンに仕上げてくれます。反対に塩とは相性が悪く、発酵の妨げとなります。 - ①を砂糖とドライイーストにめがけて注ぐ。
- スプーンで滑らかになるまでよく混ぜる。
- 油も加えよく混ぜる。
- ラップで密閉し、30分放置し発酵させる。
- スプーンで練り混ぜガス抜きをし、手で捏ねひとまとめにする。
- 炊飯器に入れ、ラップをかけて保温機能で40分発酵させる。
- ラップを取り外し、早炊きを2回する。
- 2回早炊きが終わったらすぐに冷却台に出し冷ます。
- しっかり冷めたら切り分ける。