「食べないことで、逆に健康になる」そんな考え方から注目されているのがファスティング(断食)です。
ファスティングは、一定期間食事を控えることで腸内環境をリセットし、代謝を高め、ダイエット効果まで期待できると話題になっています。

本記事では、初心者でも取り組みやすい「3日間ファスティング」のやり方を中心に、ヨーグルトや酵素ドリンクを使った実践方法や効果、注意点まで詳しく解説します。正しい知識を持って、安全で効果的なファスティングを始めましょう。

そもそもファスティングとは?効果を解説

ファスティングとは、一定期間食事を制限または断つことで、体内をリセットし、本来の健康状態へと導く健康法です。日本語では「断食」と訳されることが多いですが、宗教的な目的で行う断食とは異なり、現代のファスティングは、美容やダイエット、体質改善などを目的として行われます。

「全く食べない」とイメージされがちですが、最近では、ヨーグルトや酵素ドリンクなどを摂りながら行う方法も一般的です。体への負担を抑えつつ、効果を得られるため、初心者でも安心して始めやすいのが特徴です。

ファスティングを正しく実践すれば、腸内環境や代謝の改善、さらにはダイエット効果など、さまざまなメリットが期待できます。ここでは、その代表的な効果を3つ紹介します。

腸内環境が整う

普段、私たちの腸は、一日中食べ物の消化・吸収に追われています。ファスティングを行うことで、腸を一時的に休ませることができ、溜まっていた老廃物や毒素の排出が促されます。これにより、腸内フローラ(腸内細菌のバランス)が整いやすくなり、便通が改善したり、肌の調子が良くなったりなどの効果を感じる人も多くいます。

腸内環境の改善は、免疫力の向上やアレルギー症状の緩和にもつながる可能性があります。

代謝がアップする

ファスティング中は、消化に使っていたエネルギーを代謝や細胞修復に回すことができます。この仕組みは「オートファジー」と呼ばれており、体内の古くなった細胞や不要なタンパク質を分解・再利用する働きのことです。この機能が活性化することで、代謝が高まり、体の内側から若返るような感覚を得ることもあります。

疲れにくくなった、朝の目覚めがスッキリしたという声もよく聞かれ、内臓の機能が整い、ホルモンバランスの改善にも寄与するといわれています。

ダイエット効果が期待できる

ファスティングによって食事を制限することで、摂取カロリーが自然と抑えられ、体重の減少が期待できます。しかし、単なるカロリー制限とは異なり、ファスティング中は脂肪が優先的にエネルギーとして使われやすくなるという特徴があります。

この状態を「ケトーシス」と呼び、体内に蓄えられた脂肪を燃焼させることで、効率よく痩せることが可能です。

ただし、急激な減量はリバウンドの原因にもなるため、正しい方法と期間を守ることが大切です。無理のない範囲で実践することが、成功の鍵となります。

3日間ファスティングのやり方

3日間ファスティングは、短期間で体の変化を感じやすいため、初心者にも人気のある方法です。ただし、やみくもに食事を抜くだけでは効果を得ることが難しく、体に負担をかけてしまうおそれもあります。そのため、準備期間・実施期間・回復期間の3つのステップをしっかり守ることが大切です。

ここでは、ヨーグルトファスティングと酵素ドリンクファスティングの2つのケースを紹介します。どちらも比較的取り組みやすく、初心者におすすめの方法です。

ケース1:ヨーグルトファスティングのやり方

ヨーグルトファスティングは、腸内環境の改善に特化した断食方法です。乳酸菌を豊富に含むヨーグルトを取り入れることで、断食中の栄養補給や整腸効果が期待できます。
準備・実施・回復の3段階を守ることで、無理なく安全に行うことが可能です。

ヨーグルトファスティングの準備期間

ファスティング開始の2〜3日前から、徐々に食事内容を軽くしていきます。油ものや肉類、アルコールは控え、野菜中心の和食に切り替えるのが理想的です。

また、1日1食をヨーグルトに置き換えることで、腸の負担を軽減することができます。
水分をしっかり取ることも忘れないようにしましょう。常温の水やノンカフェインのハーブティーなどがおすすめです。

ヨーグルトファスティングの実施期間

ファスティング期間中の3日間は、基本的に固形物を摂らず、1日3〜5回程度ヨーグルトを摂取します。プレーンタイプの無糖ヨーグルトを選ぶことがポイントです。

栄養バランスが気になる場合は、少量のはちみつや豆乳を加えてもかまいいません。

水分補給は、こまめに行いましょう。体内の老廃物を排出する助けになります。

ヨーグルトファスティングの回復期間

ファスティング後は、いきなり通常の食事に戻さないように注意が必要です。まずは、おかゆや具なしの味噌汁など、消化に良いものから始めましょう。

回復食の期間は、実施期間と同じく3日程度を目安にすると安心です。回復期を丁寧に過ごすことで、リバウンドのリスクを抑えることができます。

ヨーグルトファスティング:ヨーグルト以外のもので代用できる?

ヨーグルトが苦手な方は、豆乳ヨーグルトや甘酒(無添加・無加糖のもの)などで代用する方法もあります。ただし、乳酸菌やたんぱく質の摂取量が変わるため、効果がやや異なる点に注意しましょう。

ヨーグルトと同様に、無添加・無糖であることが、選ぶ際のポイントです。

ケース2:酵素ドリンクファスティングのやり方

酵素ドリンクファスティングは、野菜や果物を発酵させた「酵素ドリンク」を飲みながら行う方法で、エネルギーを補いながら、内臓を休ませることができるのが特徴です。
ビタミンやミネラルを補給できるため、空腹感を抑えやすく、断食が初めての方でも取り組みやすいと評判です。

酵素ドリンクファスティングの準備期間

ヨーグルトファスティングと同様に、2〜3日前から準備を始めます。脂っこい料理や動物性食品を避け、和食やおかゆなど胃腸に優しいメニューに切り替えましょう。

この期間に酵素ドリンクを1日1〜2回飲み始めておくと、体がスムーズにファスティングに移行しやすくなります。体が冷えないよう、温かい飲み物や湯船での入浴も心がけましょう。

酵素ドリンクファスティングの実施期間

3日間のファスティング期間中は、固形物を一切摂らず、1日に5〜6回程度に分けて、酵素ドリンクを飲みます。1回あたりの目安量は、100〜150mlです。

飲むタイミングは、空腹を感じたときや食事時間に合わせて調整すると、無理なく続けやすくなります。糖分の高いドリンクは血糖値の急上昇を招く可能性があるため、原材料や添加物に注意して選びましょう。

酵素ドリンクファスティングの回復期間

ファスティング後は、腸がとても敏感な状態になっています。初日はおかゆやスープから始め、徐々に固形物を増やしていきましょう。

この回復期を丁寧に行うことで、ファスティングの効果が定着しやすくなります。油分の多い食事や冷たい飲み物は控え、身体に優しいメニューを選ぶようにしてください。

ファスティングにおすすめのヨーグルト3選

ヨーグルトファスティングを成功させるためには、質の良いヨーグルトを選ぶことが欠かせません。無添加・無糖タイプを選ぶことで、腸への余計な負担を避けることができます。たとえば、以下のようなヨーグルトがファスティングに適しています。

加糖タイプやフルーツ入りのヨーグルトは、糖分が多いため、ファスティング中には適していません。

ファスティングにおすすめの酵素ドリンク3選

酵素ドリンクは数多くの種類がありますが、選ぶ際は「無添加」「砂糖不使用」「保存料なし」などの表示がある製品を選ぶことが重要です。初心者におすすめの酵素ドリンクには、以下のようなものがあります。

価格や味、原材料は製品によって異なるため、自分に合ったものを探してみてください。
それぞれの酵素ドリンクの特徴を解説します。

優光泉(ゆうこうせん)スタンダード

優光泉は、厳選した国産素材をたっぷり128種類使用しており、地元九州の信頼できる農家から仕入れた原材料を使用しています。野菜本来の甘みを感じることができます。

人工的な発酵を行わない、昔ながらの天然発酵熟成法を採用しており、保存料や着色料などの添加物の不使用を貫いています。

30年以上ファスティング施設で使用されている、安心の酵素ドリンクです。

ベルタ酵素ドリンク

ベルタ酵素ドリンクは、234種類の植物発酵エキスを配合した酵素ドリンクです。

また、美容成分であるプラセンタエキス・ヒアルロン酸・コラーゲンペプチドもたっぷり配合しています。1回分50mLでたったの60kcalと低カロリーかつ、とろみのあるピーチ味で飲みやすさにもこだわっている酵素ドリンクです。

国内生産にこだわり、医薬品と同レベルの徹底した品質管理の元で製造・出荷しています。

KOMBUCHA CLEANSE(コンブチャクレンズ)

全米で人気のKOMBUCHA CLEANSEの原材料は、茶類、砂糖、水、酵母菌のコロニーであるスコビーという菌株です。昆布ではありません。

また、200種類以上の植物由来の酵素エキスが入っているため、しっかり栄養補給をすることができます。

期間別酵素ドリンクファスティングの効果は?何キロ痩せる?

ファスティングに興味を持つ方の中には、「期間を長くすれば効果もアップするのではないか」と考える方も多いのではないでしょうか。

確かに、日数を延ばすことで腸内環境や代謝への影響は大きくなります。しかし、その一方でリスクも高まるため、自分の体調や生活スタイルに合わせた期間設定が重要です。

3日間の酵素ドリンクファスティングでは、平均して1.5〜2.5kg程度の体重減少が見込まれることが多いです。中には3kg以上減ったという声もありますが、体質や生活習慣によって効果には個人差があります。

一時的な体重減少にとどめず、腸内環境の改善や代謝の向上などを目的にすると、リバウンドしにくい体づくりにつながります。また、むくみや肌荒れが改善されたと感じる人も多く、美容目的で取り入れている人も少なくありません。

期間別ヨーグルトファスティングの効果は?何キロ痩せる?

効果の感じ方には個人差がありますが、3日間のヨーグルトファスティングを実践した場合、平均で1〜2kg程度の体重減少が見られるケースが多いようです。

ただし、体重の減少だけでなく、腸内環境の改善や肌の調子が整うなどの変化も期待できます。目的に応じて、継続的に取り入れることで、より安定した体調管理が可能になります。

ここでは、1日・3日・5日といった日数ごとのヨーグルトファスティングの効果や、体重の変化、注意点について詳しく解説します。

1日間のヨーグルトファスティング

1日だけ行うヨーグルトファスティングは、初心者でも取り入れやすい方法です。内臓を一時的に休ませることで、翌日の身体の軽さを感じやすく、便通が整ったり、むくみが取れるといった効果が期待できます。

体重の変化は0.5〜1kg程度が一般的で、主に水分や一時的な老廃物の排出によるものです。脂肪燃焼の効果は限定的ではあるものの、「ファスティングがどんなものか」を体験するにはちょうど良い期間といえます。

3日間のヨーグルトファスティング

3日間ファスティングは、最も効果を実感しやすく、定番の実践期間です。腸内環境がリセットされ、脂肪の燃焼も進みやすくなります。ファスティング2日目以降からは「ケトーシス」と呼ばれる脂肪がエネルギー源として使われる状態に入り、ダイエット効果が期待できます。

体重の変化は1.5〜2.5kgほどが目安で、個人差はあるものの、見た目にも変化が現れる方もいます。さらに、肌の調子が整う、眠りが深くなる、体の冷えが改善するなど、全身にポジティブな変化を感じやすい時期です。

ただし、空腹感や頭痛、倦怠感が出る可能性もあるため、水分をしっかりと取り、無理をしないことが重要です。

5日間のヨーグルトファスティング

本格的なデトックスを目的とする場合は、5日間のファスティングを選ぶ方もいます。この期間になると体脂肪の燃焼はさらに加速し、2〜4kg以上の減量が見込まれるケースもあります。腸の奥深くに残っていた老廃物が排出され、長年の便秘が改善される方もいるようです。

また、味覚が敏感になり、ファスティング終了後の食事への意識が大きく変わるという人も少なくありません。必要以上に食べなくても満足できるようになるなど、生活習慣の改善にもつながります。

一方で、長期間の断食は体への負担も大きくなります。ふらつきや集中力の低下、低血糖のリスクも高まるため、体調の変化には十分注意が必要です。また、回復食を丁寧に行わないと、せっかくの効果が半減したり、リバウンドを招いてしまう可能性があります。

SNSでの実践例・体験談(X〈旧Twitter〉より)

3日間のヨーグルトファスティングに挑戦した方の中には、「2.1kg減ってウエストが明らかにスッキリした」「肌がつやつやになった」といった感想が投稿されています。また、1日だけ試した方からは「体重はそれほど減らなかったが、翌日の目覚めが驚くほどスッキリした」「お腹の張りが取れて軽くなった」といった声も見られます。

5日間続けた方の体験談では、「かなり辛かったが、終わった後の身体の軽さと集中力の高さに驚いた」「食事への感謝の気持ちが芽生えた」といった精神面での変化を語る人もいました。

いずれの場合も、共通しているのは「回復食を丁寧にすることが重要だった」という点です。ファスティングの成否は、実施後の対応に大きく左右されるといえるでしょう。

日数を長くするメリットとリスク

日数が長くなることで、脂肪燃焼や腸内環境の改善、美肌効果などが高まる傾向にあります。特に3日目以降は、代謝が高まることで冷えの改善や体の軽さを実感する方が多いようです。

一方で、期間が短い場合は体重減少が一時的なもので、水分が抜けただけということもあります。また、5日間のように長期間続けると、身体がエネルギー不足の状態になりやすく、疲労感や注意力の低下を感じやすくなります。

どの期間を選ぶにしても、準備と回復期間を丁寧に行うことが、効果を最大化させるカギとなります。

ファスティング中に避けるべき食べ物・成分

ファスティング中は、体内のリセットを目的としているため、摂取するものには細心の注意が必要です。特に、消化に負担がかかるものや、血糖値の急激な上昇を引き起こす食品は避けるべきです。
効果を最大限に引き出すためには、下記のような食材・成分は控えましょう。

これらの食品を避け、消化に優しく、栄養素をしっかり補える飲料や食品を選ぶことで、ファスティングの効果をより高めることができます。

はちみつは食べていい?ファスティング中にも食べられるものを紹介

「ファスティング中に甘いものが欲しくなる」「エネルギーが足りない気がする」
そんなときに気になるのが、はちみつの存在です。
はちみつは自然由来の甘味料で、ビタミンやミネラル、酵素も含まれているため、ファスティング中でも少量であれば、摂取が可能とされています。

ただし、取り入れ方には注意が必要です。

◎はちみつは“補助的”に取り入れるのがポイント
ファスティング中、特に頭がぼーっとしたり、血糖値が下がってふらつきを感じたときなどに、ティースプーン1杯(約5g)ほどのはちみつを舐めることで、エネルギーを補うことができます。
完全な断食ではなく、ヨーグルトファスティングや酵素ドリンクファスティングを行っている場合には、甘味として少量加えることで、満足感が得られやすくなります。
ただし、あくまでも“少量”が基本であり、摂取しすぎてしまうと血糖値の急上昇を招くため注意が必要です。

◎ファスティング中に食べてもよいその他の食品
ファスティングの種類によっては、以下のような食品・飲料も摂取可能です。

これらは栄養を補いながら、胃腸への負担を抑えることができます。ファスティングの目的や体調に合わせて、無理なく取り入れることが大切です。

はちみつや一部の飲料を上手に使うことで、空腹感を和らげつつ、ファスティングを継続しやすくなります。ただし、何をどのくらい摂取するかは計画的に考えるようにしましょう。

ファスティングを成功させるために注意すべきポイント

ファスティングを成功させるために注意すべきポイント
ファスティングは、正しい方法で行えば多くの効果が期待できますが、やり方を誤ると体調不良やリバウンドの原因にもなります。特に初心者の方は、事前の準備と実施中のケアが大切です。ここでは、ファスティングを安全かつ効果的に行うために注意すべきポイントを3つ紹介します。

準備期間・回復期を疎かにしない

ファスティングの本番以上に重要なのが「準備期間」と「回復期」です。食事を抜く前の体づくり、断食後に通常の食事へ戻すプロセスが不適切だと、体に大きな負担がかかります。

準備期間には、野菜中心の軽めの食事に切り替え、胃腸を慣らしておきましょう。また、回復期には、まずはおかゆやスープから始め、徐々に食事の質と量を戻していくことが大切です。このステップを丁寧に行うことで、ファスティング後のリバウンドを防ぐことができます。

体調がすぐれないときはファスティングを避ける

ファスティングは体に優しい健康法ですが、体調が万全でないときに行うのは避けた方が良いでしょう。風邪気味、睡眠不足、生理中、または強いストレスを感じているときは、体の負担が大きくなります。特に低血糖の症状が出やすい方や、持病がある方は、必ず専門医に相談してから実施するようにしましょう。

無理に続けるよりも、体調を整えてから改めて始める方が、結果として良い効果を得やすくなります。

水分をしっかり取る

ファスティング中は固形物を摂らないため、水分補給が非常に重要です。体内の老廃物をスムーズに排出するためにも、1日1.5〜2リットルを目安に、水や白湯、ノンカフェインのお茶などをこまめに飲みましょう。

水分不足になると、便秘や頭痛、脱水症状を引き起こす可能性もあります。特に、朝起きた直後や入浴後は、意識的に水分を補給するようにしてください。

適切な水分補給は、ファスティングの効果をさらに高めるカギとなります。

まとめ | 正しく効果的なファスティングをしよう

ファスティングは、体の内側をリセットできる健康法として、注目を集めています。腸内環境の改善や代謝アップ、さらにはダイエットや美容効果も期待できるため、無理のない範囲で取り入れる価値は十分にあります。ただし、やり方を間違えると、体調不良やリバウンドを招くリスクもあるため、自己流ではなく、正しい知識を持って行うことが大切です。

今回ご紹介したヨーグルトファスティングや酵素ドリンクファスティングは、初心者でも実践しやすい方法です。準備期間・実施期間・回復期間の3ステップを守り、水分補給や体調管理を徹底すれば、安全に効果を実感しやすくなります。

はちみつや良質なヨーグルト・酵素ドリンクを上手に取り入れることで、空腹感やエネルギー不足も乗り越えられるでしょう。

体質や目的に合わせて、自分に合ったファスティングを見つけ、健康的なライフスタイルへの第一歩を踏み出してみてください。焦らず、無理なく、楽しみながら継続することが成功への近道です。

酵素ドリンクを手軽にコンビニで買えたら便利ですよね。しかし、コンビニでの取り扱いは少ないため「どこで買えばいいんだろう?」と悩んでいる人も多いでしょう。特に、ファスティング中の人にとって、必要な栄養素を補える酵素ドリンクは欠かせません。

今回は、コンビニで買える酵素ドリンクの代用品やおすすめの飲み物、そしてドラッグストアで購入できる酵素ドリンクを紹介します。最後に、ファスティングの準備食・回復食におすすめのコンビニ商品も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ファスティングの効果とは?

ファスティングは、体内をリセットするための一時的な断食です。食事を控えて消化器官を休ませることで、体内のデトックス効果が高まるといわれています。

ファスティングに期待できる主な効果は、以下の通りです。

ただし、ファスティング中は摂取カロリーが減少するため、正しい方法で行わないと体調不良を引き起こすリスクがあるので注意が必要です。

ファスティング中は酵素ドリンクがおすすめ

ファスティング中には、野菜ジュースよりも酵素ドリンクがおすすめです。酵素ドリンクは野菜や果物を発酵させ、加熱処理を行わずに作られているため、ビタミンやミネラル、酵素が豊富に含まれています。必要な栄養素をしっかり補給しながら、消化器官を休ませることが可能です。

一方、市販の野菜ジュースは加熱処理されており、熱に弱いビタミンCやビタミンB群などの栄養素が少なく、砂糖が加えられているものが多くなっています。自家製の野菜ジュースであればビタミンや食物繊維は摂取できるものの、酵素が含まれていないので消化や代謝のサポート効果は得られません。

酵素ドリンクであれば、ファスティング中も栄養素を効率良く補えるため、頭痛やめまい、眠気などの低血糖症状を防ぐことができます。また、豊富に含まれる酵素が腸内環境を整え、体内の老廃物を排出するデトックス効果を高めることもできます。

ファスティングを健康的に行うためには、無理をせず、体調を見ながら進めることが大切です。酵素ドリンクを利用すれば、ファスティングの効果を最大限に引き出せるでしょう。

酵素ドリンク以外でおすすめの飲み物

酵素ドリンク以外では、水や白湯、ハーブティーなど、カロリーのないノンカフェインの飲み物がおすすめです。一方、アルコールや牛乳、ジュース、プロテインなどは胃腸に負担となり、ファスティングの妨げになるので避けましょう。

酵素ドリンクはファミマなどのコンビニで買える?代用品はこれ!

酵素ドリンクはファミマなどのコンビニで買える?代用品はこれ!

コンビニで購入できる酵素ドリンクは限られています。現在、ナチュラルローソンでのみ「万田酵素 ドリンクタイプ50ml」が販売されており、他のコンビニでは酵素ドリンクを取り扱っていません。

そこで、コンビニで買える酵素ドリンクの代わりとなる飲み物を紹介します。コンビニ別に紹介するので、ファスティング中に手軽に購入したい人はチェックしておきましょう。

セブンイレブンで買える代用品

<お店で作るグリーンスムージー>

セブンイレブンで買える代用品

店内に設置されている専用マシンを使って、簡単に作れるグリーンスムージーです。ケールやパインアップルをはじめ、アイスキューブにはピューレ状のブロッコリーの茎やにんじんが含まれています。

食物繊維やビタミンが豊富なので、ファスティング中の栄養補給にぴったりです。ケールが入っているため、野菜が苦手な人は苦味を感じるかもしれません。しかし「甘さ控えめで爽やかな味わいが良い」といった声が多い人気商品です。

ローソンで買える代用品

<NL グリーンスムージー(200g)>

ローソンで買える代用品

NLグリーンスムージーは、1本に1食分の野菜(118g)が含まれており、ビタミンやミネラルが豊富なので朝食の置き換えにもおすすめです。野菜のグリーン色が濃いものの、果物の自然な甘さを活かして飲みやすいように工夫されています。

<NL グリーンスムージーONEDAY(200g)>

ローソンで買える代用品

グリーンスムージーONEDAYには、名前の通り1日分の野菜(350g)が入っています。ファスティング中にも野菜をしっかり補いたい人は、こちらがおすすめです。

ファミリーマートで買える代用品

<1DAY ベジタブルスムージー(りんごとパイン味)>

ファミリーマートで買える代用品

ファミリーマートでは、りんごとパインの味わいが特徴のベジタブルスムージーが購入できます。1日分の野菜(350g相当)21種類を使用し、フルーツが3種入っていて飲みやすくなっています。果肉が少し入っているためフルーティで、後味がスッキリして美味しいと評判です。

その他コンビニで買えるおすすめの飲み物

次は、コンビニで買えるおすすめの飲み物を紹介します。近所のコンビニで手軽に買える飲み物ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

常温の水は、ファスティング中に最もおすすめの飲み物です。消化器官に負担をかけずに水分補給でき、デトックスのサポートにもなります。冷たい水は体を冷やしてしまうので、なるべく常温の水を飲むようにしましょう。

無調整豆乳はたんぱく質が豊富なので、筋肉量の維持に役立ちます。無調整豆乳は大豆と水のみで作られており、栄養価が高く、カロリーは低めです。ファスティング中はたんぱく質不足になりがちですが、無調整豆乳を飲むことで植物性たんぱく質をしっかりと補えます。

ファスティング中は、ノンカフェインのハーブティーがおすすめです。ハーブティーを飲むことでストレスが緩和され、空腹時のイライラ感を抑える効果が期待できます。

ただし、カフェインの入ったものを空腹時飲むと胃の負担となるため、ファスティング中にはノンカフェインのハーブティーを選びましょう。

スーパーやドラッグストアで酵素ドリンクは買える?おすすめの市販商品をご紹介

ファスティングや健康管理に人気の酵素ドリンクは、スーパーやカルディなどでは買えないものの、ドラッグストアで購入可能です。ただし、ドラッグストアで販売されている酵素ドリンクは限られています。そこで、ドラッグストアで購入できるおすすめの酵素ドリンクを紹介します。

明治薬品「KOMBUCHA&植物酵素」

KOMBUCHA&植物酵素は、主要成分に発酵紅茶エキスを使用し、さらに84種類の植物発酵エキスが配合されたドリンクです。栄養素はもちろん、食物繊維も豊富なので、腸内環境を整え便通を改善してデトックス効果を高めてくれます。さっぱりとした紅茶味で美味しく飲める点も魅力です。

大高酵素「スーパーオータカ」


スーパーオータカは、伝統的な発酵方法で作られた酵素ドリンクです。豊富な発酵エキスが体内の酵素を補い、代謝を向上させます。また、天然酵母や乳酸菌を使用しているため、消化促進や腸内環境の改善にも効果的です。

さらに、免疫力の向上や疲労回復効果も期待でき、ファスティング時の体調管理に役立ちます。そのまま飲むことを推奨されていますが「味にクセがあって飲みにくい」という声も。その場合、野菜・果実ジュースなどと割って飲みましょう。


万田酵素(ドリンクタイプ)


万田酵素のドリンクタイプは、長期間発酵し熟成させたエキスを使用して作られています。発酵によって生まれる酵素や栄養素が豊富に含まれており、体の内側から健康をサポートします。

そのまま手軽に摂取できるので、ファスティング中のエネルギー補給に最適です。お子様でも飲めるフルーティな味わいとなっているため、酵素ドリンクが苦手な人は一度試してみることをおすすめします。


MOEGI酵素ドリンク いちご

MOEGI酵素ドリンク いちご

MOEGIの酵素ドリンクは100%オーガニックで、33種類の有機野菜・果物を使用し、2年半かけて発酵・熟成させた酵素ドリンクです。ビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。いちごの自然な甘さと酸味のバランスが良く、水や炭酸水で割って美味しく飲めるのが魅力です。

薬屋さんが考えた有機野菜酵素


薬屋さんが考えた有機野菜酵素は、完全無添加・非加熱で作られている酵素ドリンクです。有機JAS認証を取得しており、安全性の高さにこだわりがあります。ナチュラルな甘みのあるペースト状で、水やヨーグルトなどに混ぜて摂取するのがおすすめです。


【番外編】ファスティングの準備食・回復食におすすめのコンビニ商品

ファスティングを成功させるには、準備食と回復食も重要なポイントです。固形物を控え、消化に良いものを選ぶのがポイントです。以下、準備食と回復食におすすめのコンビニ商品の一例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

準備食におすすめのコンビニ商品

たんぱく質豊富な豆腐とわかめ、ねぎが入った旨みたっぷりのみそ汁です。お湯を注ぐだけで、米みそ・豆みその合わせみそ、さば・かつおなどの合わせ出汁が効いていて美味しく飲めます。価格は127円(税込)です。

食物繊維が豊富な豆腐とひじきがメインのサラダで、腸内環境を整えるのに最適です。和風の風味で、ひじきと野菜のシャキシャキした食感が楽しめます。価格は289円(税込)です。

大根に海藻、紫玉ねぎをはじめ、オクラやなめこなどのネバネバ食材がトッピングされたサラダです。柚子ポン酢が付いているので、さっぱりと食べられます。価格は300円(税込)です。

回復食におすすめのコンビニ商品

蒸し鶏と玉子が入っており、これ1食でたんぱく質量が約21g摂れるサラダです。高たんぱくなので、筋肉の回復をサポートしてくれます。価格は475円(税込)です。

かつおと昆布のだしが効いた鶏もも肉と大根の煮物です。旨みたっぷりで栄養バランスが良く、胃に優しいので回復食としておすすめです。価格は298円(税込)です。
 
 
【関連記事】
ファスティングの成功の鍵は回復食と準備食です。美容家.comでは他にもファスティングに役立つ記事があるので、ぜひチェックしてみてください。
 
トマトジュースはファスティングにぴったり?回復食としての利用法も解説 
ファスティング成功の鍵は準備食と回復食!フルーツは食べてもいい?
 

まとめ

今回は、ファスティングの効果からコンビニで買える酵素ドリンクの代用品、おすすめの飲み物、ドラッグストアで購入できる酵素ドリンクについて解説しました。ファスティングは、体内のデトックスや基礎代謝の向上に効果的として、近年注目されています。

酵素ドリンクは栄養素を補給しつつ、消化器官を休ませるのに最適なので、特にファスティング中には欠かせません。本記事を参考にして、自身の体質に合う酵素ドリンクやコンビニ商品を探してみてください。

ドラッグストアで買える酵素ドリンクやコンビニで買える代用品を上手に取り入れ、健康的なファスティングを実践しましょう。

ファスティングは、胃腸を休めることで、本来の身体の働きを高めると言われています。最近では、ダイエット法の一つとしても注目されています。
ファスティングは間違ったやり方をすると、逆に身体に負担をかけたり、リバウンドに繋がる可能性もあります。
 
安全で効果的なファスティングには、準備食と回復食が重要です。
この記事では、ファスティングの基本と成功させるコツ、特に重要な準備食と回復食、食べてよいフルーツや食べ物について解説します。
 

ファスティングとは?やり方と効果について解説!

ファスティングとは、断食(=食を断つ)のことを言います。
 
食事をすると、身体は胃や腸を動かし消化活動を行います。特に、普段から間食が多い人、加工食品や脂っこい食事を食べることが多い人は、胃腸がなかなか休まらないため、身体が慢性的に疲れています。
 
そこで、消化活動をしない期間を作り、身体を休憩させることで、代謝や排泄をしやすくするのがファスティングの目的です。
 

ファスティングのやり方

ファスティングをする際に、突然「今から3日間何も食べない」と決めるようなやり方はおすすめしません。

効果的なファスティングをするには、ファスティング期間を以下の3段階に分ける必要があります。
 

ステップ1 準備期間

ファスティング前に準備をする期間が必要です。
 
突然食べるのをやめると、猛烈な空腹感に襲われて挫折しやすくなったり、身体が空腹に慣れていないせいで、頭痛や吐き気などの症状が起きやすくなります。
 
また、身体が急に栄養を得られなくなり、飢餓状態と錯覚して、少ないエネルギーで活動できる省エネモードに切り替わります。カロリーを消費しにくくなり、脂肪を溜め込みやすくなり、ファスティング後のリバウンドに繋がります。
 
準備期間を設けて少しずつ食事を減らして身体を慣らす必要があります。
  

ステップ2 ファスティング期間

準備食を経て、固形物を食べないファスティング期間に入ります。

固形物は食べませんが、水分は十分に摂りましょう。1日2Lが摂取水分量の目安です。

ファスティング期間中にめまいや吐き気が起こった際の原因や対処法はこちらで紹介!

ステップ3 回復期間

ファスティング期間を終えたら、突然普段の食生活に戻すのではなく、休んでいた身体に負担をかけない食べものから始めて、徐々に普段の食事に戻しましょう。
 
胃腸は休んだおかげで栄養の吸収力も高まっているので、急に脂っこい食事を食べると太りやすくなります。
 

ファスティングで期待できる効果

ファスティングに期待できる効果は、食べないことによるダイエット効果だけではありません。
 
アメリカの南カリフォルニア大学が2014年に発表した研究(※1)によると、3日間のファスティングは免疫細胞を若返らせて、病気や老化を遠ざける効果があるとされています。
 

ファスティングを成功させるためのコツは?準備食と回復食が重要!

ファスティングを成功させるためのコツは?準備食と回復食が重要!
ファスティングを成功させるためのコツは、「食事」、「水分補給」、「運動」、「睡眠」の4つです。
 

コツ1 食事は消化が良いものを

ファスティング期間前後の食事、つまり準備食と回復食がとても重要です。
準備食と回復食のポイントを紹介します。
 
①消化しやすい食べ物
準備食は消化活動を徐々に減らすための食事で、回復食は消化活動を徐々に増やすための食事です。そのため、どちらも消化しやすい食べ物を食べましょう。
 
②よく噛んで食べる
唾液に含まれる分解酵素のアミラーゼが食べ物を分解しやすくしてくれ、消化を助けます。
 
③食べる順番を意識
最初に生野菜やフルーツを食べると、消化しやすく、胃腸への負担が少なくなります。

トマトジュースはファスティングにぴったり?回復食としての利用法をこちらで解説!


④発酵食品を取り入れる
すでに発酵菌の力で栄養素が分解されている味噌や漬け物を使うことで、胃腸に負担をかけない食事になります。
 

コツ2 水分を十分に補給する

消化活動を休ませる必要があるファスティング期間ですが、その代わりに活発になるのが代謝活動です。
 
代謝活動を円滑に行うために重要なのが、水分です。
 
水分は血液中の酸素や栄養を運んで老廃物をまとめたり、老廃物を汗や尿として身体の外に出す役割を担っています。そのため、水分が足りていないと要らないものを体外に出せず、十分なファスティング効果を得られません。
 
水は、1日に2L程度を飲むことを意識しましょう。
 

コツ3 適度に運動する

ファスティング期間中は、激しく運動するのは推奨されていません。運動するために十分なエネルギーの素(=糖質)が確保できない可能性があるからです。
 
エネルギーとして使える糖質が足りないと、運動中に低血糖になったり、それが原因による頭痛や吐き気を招く可能性があります。
 
ファスティング期間中におすすめなのは、軽い有酸素運動です。
朝日を浴びながらのウォーキングやストレッチは気分が良くなり、空腹を忘れることもできるのでおすすめです。
 

コツ4 十分に睡眠をとる

ファスティング期間中は、夜更かしや徹夜などはせず、十分に睡眠をとることを意識しましょう。
 
身体にはリズムがあり、睡眠中の20時~4時までは代謝が活発になる時間だと言われています。寝ている間に臓器のチェックや修理が行われ、酵素も大量に生産されます。
 
排泄→4時~12時
消化→12時~20時
代謝→20時~4時
 
睡眠時間が少ないと老化すると言われる理由は、この代謝による若返りのチャンスを使えないからです。
 
ファスティング期間中は特に毎日同じ時間に寝て、早寝早起きを心がけましょう。
 

ファスティング開始前にフルーツを食べてもOK?準備食で食べていいもの・食べてはいけないもの

ファスティングに成功するためにとても重要な準備食ですが、いったいどんなものを食べ、どんなものを避けたらよいのでしょうか?
 

準備食で食べていいもの

準備食におすすめなのは、消化が良い食べ物です。
特に消化が良い野菜やフルーツ、やわらかく煮たおかゆや豆類がおすすめです。
 
発酵食品は、発酵の過程で栄養素が分解され、吸収しやすくなっているので上手に利用してください。
 
<準備食におすすめの食べ物>

 

準備食で食べてはいけないもの

準備食で大事なことは、消化活動を徐々に減らすことと、消化に時間がかかる加工食品や脂っこい食事は避けましょう。
 
ファスティング前日まで、揚げ物と脂が多い肉などの加工食品を大量に食べていたら、スムーズにファスティング期間へ移行できません。
低血糖でめまいや吐き気を引き起こす可能性も高まりますし、突然の空腹に細胞が驚き、より空腹感を感じやすくしたり、脂肪を溜め込みやすい身体を作ってしまう可能性があります。
 
また、準備食におすすめの野菜やフルーツでも、食物繊維が多いものは消化に悪いので避けましょう。玄米、ナッツは消化に悪いので、ファスティング時の準備食ではおすすめしません。
 
<準備食で避けたい食べ物・飲み物> 
動物性食品=特に脂が多い肉や魚など
加工食品=ファストフード、インスタント食品、ケーキ、せんべいなどの菓子類など
小麦食品=パン、パスタ、ラーメンなど
乳製品=牛乳、ヨーグルト、チーズなど
カフェインやアルコールを含む飲料
  

ファスティング終了後にフルーツを食べてもOK?回復食で食べていいもの・食べてはいけないもの

回復食で大事なことは、消化活動を徐々に戻していくことです。そのため、消化が良い食べ物で、量も少しずつ元に戻す必要があります。
 

回復食で食べてはいけないもの

ファスティング後は「やっと食べられる!」と、好きなファストフードなどの加工食品を一気に食べようとする人がいますが、それはかなり危険です。
 
ファスティング後の上記のような食事は、休んでいた胃腸に負担をかけるだけでなく、身体が脂肪を溜め込んでしまう可能性があります。
 
準備食と同じく、消化に時間がかかる加工食品や脂っこい食事は避け、徐々に普段の食事に戻していきましょう。
 

回復食で食べていいもの

回復食では、消化に良い野菜やフルーツをメインにした流動食から始めて、徐々に固形物に変えていきましょう。
 
最初の食事は、野菜やフルーツをたっぷり使ったグリーンスムージーやコールドジュース、ミネラルがたっぷり含まれた梅干しを入れた梅がゆや味噌汁もおすすめです。
 
回復食としてヨーグルトを選ぶ方がいますが、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は胃腸に負担をかける可能性があるので、回復食では避けましょう。
 

ファスティングの準備食・回復食におすすめのフルーツと正しい食べ方とは?おすすめのレシピも!

ファスティングの準備食・回復食におすすめのフルーツのポイントは、消化に良いかどうかです。
 

準備食・回復食におすすめのフルーツ

準備食・回復食に使いやすい消化によいフルーツは、以下のとおりです。
 

 
逆に食物繊維が多いフルーツ(例えば、柑橘類やパイナップル)は、普段なら腸内環境を安定させますが準備食・回復食として食べるのはやめましょう。
 

おすすめ準備食レシピ バナナ甘酒

バナナはフルーツの中では消化時間は長めではありますが、カリウムがたっぷりで身体の余分なものを排泄しやすくしてくれるので、ファスティング前の準備食で活用したいフルーツの一つです。
 
バナナは乳製品などと混ぜたり、加工しなくても満足感があります。
 
デザート替わりにするなら、バナナを細かく刻んだものに、米麹で作った米麹甘酒を加えてみましょう。加える量は、甘さの調整をしながら、お好みで問題ありません。
 
米麹で作った米麹甘酒は、酒粕で作った酒粕甘酒とは違い、アルコールは含まれていません。ビタミンB群がたっぷりで代謝を高める効果があります。
 

おすすめ回復食レシピ すりおろしりんご大根

りんごは消化がよく「1日1個のりんごで医者いらず」と言われるほど、身体にやさしいフルーツです。消化酵素も含まれるため、消化時間が短く、数時間で腸まで届きます。
 
また果糖は米のでんぷんなどと比べるとエネルギーになるのが早く、身体の回復に役立ちます。
 
同じく消化がよい野菜の大根と1:1の分量で一緒にすりおろしりんご大根は、やさしい甘さで特に回復食におすすめです。
 
甘さが足りない時は、米麹でつくった米麹甘酒やはちみつなどを少し加えてみてください。
 

フルーツやスムージーだけのファスティングは大丈夫?

フルーツやスムージーだけのファスティングはおすすめしません。
  
フルーツにはビタミンやミネラルが多く含まれているものの、果糖も多く含まれています。(※2)

砂糖に含まれるショ糖と比べると、果糖は血糖値を上げにくい糖類ではありますが、代わりに肝臓で代謝されるため、過剰摂取すると中性脂肪が増えやすくなります。

糖代謝異常や中性脂肪の増加に繋がる恐れがあるので、フルーツやスムージーだけのファスティングはおすすめできません。
 
ファスティングの準備食や回復食は短い期間ではありますが、きちんと食事のバランスを考えて、安全にファスティングを楽しみましょう。
 
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ファスティング中、好転反応として一時的にめまいや頭痛、吐き気などの症状が出る場合があります。

めまいが好転反応かどうかを自分で見分けるのは難しいですが、少しでも知識があると症状が出たときにも安心です。この記事ではファスティングでのめまいの原因や対処法を解説します。

ファスティングって何?

ファスティングとは、「断食」のことです。健康や美容の面でさまざまなメリットがあり、実践する人も増えています。ファスティングについて解説します。

ファスティングの概要

「断食」のことを英語でファスティング(Fasting)と言い、一定の期間、固形物を摂取せずに過ごします。消化器官を休め、体内に溜まった老廃物を排出(デトックス)して体の調子を整えることが主な目的です。

最近では美容や健康、ダイエットにも効果が期待できることからファスティングを実践する人が増えています。

ファスティングのやり方

ファスティングの期間は1日や3日、1週間などさまざまです。はじめから長期間に設定すると体調を崩すリスクがあるので、まずは1日のプチファスティングから始めると良いでしょう。

健康や美容目的で行うファスティングでは、固形物を摂取しない代わりに酵素ドリンクやコールドプレスジュース(熱を加えず生のまま強い圧力をかけて水分を搾り出したジュース)などを摂取します。

ファスティングは、準備期間と回復期間が必要です。準備期間にはおかゆや野菜を食べ、ファスティングを開始する前に腸内環境を整えます。準備期間で体を慣らすことで、ファスティング中に出る様々な症状の緩和とファスティングの効果アップに繋がります。特に、ダイエット目的でファスティングをする人は、準備期間なしで急に絶食をすると、体は飢餓状態だと錯覚し、脂肪を溜め込むため逆効果になります。

ファスティング成功の鍵は準備食と回復食!フルーツは食べてもいい?

また、回復期間は胃に負担をかけないために、おかゆや薄味のスープを食べてゆっくりと元の食事に戻していきます。

トマトジュースはファスティングにぴったり?回復食としての利用法も解説

ファスティングのメリット

ファスティングには次のようなメリットがあります。

ファスティングの注意点

ファスティング中は、水分不足になりやすいので注意が必要です。1日あたり1リットル~2リットルを目安に、こまめな水分補給を心がけてください。

ファスティング中の運動として、軽いジョギングやストレッチなどは効果がアップするのでおすすめです。激しい運動は疲労や空腹を感じやすくなるため避けましょう。

ファスティングでめまいが起こるのは好転反応の証

ファスティングでめまいが起こるのは好転反応の証
ファスティング中にめまいや頭痛などの症状がある場合は、好転反応が起こっているかもしれません。こちらでは好転反応の仕組みや症状、見分け方を解説します。

好転反応とは

好転反応とは、症状が改善へ向かうときに起きる一時的な反応のことです。体内の老廃物や細胞の毒素が一気に体の外へ排出されることで体調に表れやすくなります。

ファスティングによる好転反応の仕組み

ファスティング中は糖質が不足するため、体がエネルギーを作り出そうと脂肪やタンパク質を分解します。古くなった細胞に溜まっていた老廃物や毒素が血液中に排出されることにより好転反応が起こり、さまざまな症状があらわれます。

ファスティングによる好転反応の症状

好転反応の症状は4つの段階ごとに異なります。

①弛緩反応
好転反応の最初の段階。血液中に毒素や老廃物が排出されることにより、めまい、倦怠感、発熱、疲れ、強い眠気などの症状があらわれます。。

②過敏反応
毒素や老廃物が排出されたことにより不調があった体の機能が覚醒し、急性の症状があらわれます。過敏反応の症状にはかゆみ、痛み、炎症、下痢、発汗などがあります。。

③排泄反応
老廃物の分解、排泄機能が活発化することにより、肌荒れ、吹き出物、湿疹、尿の色やニオイの変化などの症状があらわれます。。

④回復反応
血流が促進され、新陳代謝が良くなり、正常な体へ戻っていく段階です。頭痛、発熱、腹痛、吐き気、動悸などの症状があらわれます。

症状は人によって異なり、重い症状の人もいれば全く好転反応の症状があらわれない場合もあります。好転反応が心配な場合は、短期間のファスティングを行いましょう。

好転反応の見分け方

好転反応を見分けるポイントは、症状が同時にでているかどうかです。複数の症状(頭痛と眠気など)が同時に出ていれば好転反応の可能性があります。

また、症状も軽い場合が多い(つらいほどの腹痛ではないけど下痢の症状があるなど)とされています。ひどい頭痛だけだったり、これまでに経験のないような症状が表れたりする場合は、好転反応以外の原因が考えられるので注意が必要です。

ファスティングの好転反応はいつまで続くの?

好転反応はファスティング開始から1~2日後に起こり、期間は個人差があります。ほとんどの場合、約4日間経過すれば症状が治るとされています。しかしたとえ好転反応が疑われる場合であっても、が、症状がつらい場合は我慢せず早めに医師に相談しましょう。

ファスティングによるめまいの対処法

ファスティング中にめまいが起きたときの対処法を解説します。症状があらわれた場合は参考にしてみてください。

水を飲む

体内に溜まった老廃物の排出を促すため、しっかり水分補給をしましょう。冷たい水を飲むと血流や代謝が悪化しやすいので避け、常温の水または白湯をこまめに飲んでください。また、頭痛がある場合は白湯を飲むと症状が緩和されやすくなります。

下痢の症状が出ている場合は、通常よりも水分が多く排泄されるので、水分不足にならないように注意しましょう。

目を閉じる

めまいがしたら、目を閉じてみてください。光が脳を刺激すると、めまいがさらに悪化しやすいと言われています。電気を消したり、カーテンを閉めたりして部屋を暗くするのも良いでしょう。

睡眠時間を多くとる

めまいが起きたときは体を休めるのが一番大切です。頭痛や倦怠感などの症状があれば睡眠時間を多く取りましょう。

睡眠中は代謝に欠かせない成長ホルモンなどが多く分泌されます。そのため、ファスティングを効果的に行ううえで睡眠は欠かせません。睡眠をしっかりとると自律神経のバランスが整いやすくなるので症状も和らぎやすくなります。

ひどい場合はファスティングをやめてみる

症状がひどい場合は、ファスティングを一旦やめてみることをおすすめします。ファスティング中に好転反応の症状に変化が見られず、症状がひどい場合は我慢せずに医師に相談しましょう。

また、生理中にファスティングを行うと貧血を起こす可能性があります。生理中を避け、約1週間経過してから開始しましょう。

ファスティングのめまいを事前に予防する方法はある?

普段糖質を多く摂取している人は、好転反応が起こりやすくなります。ファスティングを始める前に少しずつ糖質を減らすと予防につながります。

糖質以外でファスティング前に控えた方が良い食品は以下のとおりです。

前でも解説しましたが、ファスティングは準備期間を設け、体を慣らしてからスタートするようにしましょう。

ファスティング中に食べられるのはナッツ

ファスティング中、どうしても空腹に耐えられない場合はナッツを食べるのがおすすめです。こちらでは、ナッツを食べるときのポイントを解説します。

どうしてもお腹がすいたらナッツを食べよう

ファスティング中は、空腹でめまいが起きる場合もあります。基本的にファスティング中に固形物を食べるのは好ましくありません。

しかし、我慢すると空腹に耐えきれず挫折してしまうなど逆効果になる場合もあるので、無理は禁物です。ファスティングに慣れてきたら水や酵素ドリンクだけなどにすると良いでしょう。

ナッツはもともとカロリーが高い食品です。少量であれば良いですが、食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。食べる量はナッツの種類によって異なりますが、アーモンドであれば1日25粒程度が目安です。

食べていいのは素焼きのナッツ

ダイエットを目的としたファスティングを行う場合は、素焼きのナッツを選ぶのがおすすめです。ナッツには脂肪が多く含まれており、油で揚げたものはさらにカロリーが高くなります。

また、塩がまぶしてあるナッツは血糖値を上げる原因になるので、無塩のものを選ぶようにしましょう。

ナッツは空腹感がまぎれる&栄養豊富

ナッツは硬く、自然と噛む回数が増えるため、空腹感がまぎれやすくなります。食物繊維が豊富に含まれているので少しの量でも満腹感が得られ、便秘解消効果も期待できる食材です。ビタミンB群も豊富に含まれているので、脂肪燃焼や代謝促進などの効果も期待できます。
 
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最近、ファスティングがダイエットや健康によいというのを耳にすることが増えてきました。

ファスティングは、デトックスができ、美肌、ダイエット、メンタル面など美容や健康によい効果があります。ファスティングの効果の中でも、ダイエットに注目される方はとても多いです。ダイエットでファスティングに興味があるという方で、一番気になるのは、「ご飯を食べずに耐えられるのか?」という事かと思います。

こんにちは。鍼灸整骨院を経営し、ファスティングカウンセラーをしている 梶原 光未 です。

今回は、ファスティングの効果とファスティング初心者におススメの「朝だけファスティング」についてご紹介します。

 

 

ファスティング=絶食 で辛い!?

ファスティングに初めて挑戦される方で一番不安に感じるのは、「ご飯が食べられずに辛いのではないか?」という点かと思います。

 

ファスティングに興味を持たれる方の多くはダイエットが目的です。食べることが好きな方にとって、食事を抜くのはとても辛いでしょう。習慣のように毎日3食、プラスアルファでお菓子やお酒をたしなむ日々を送っていると、食事だけでなく趣向品を抜くのは想像しがたいかもしれません。

 

実際に私も以前は3日間、酵素ドリンクのみで行うファスティングを推奨していました。たしかに、体重は平均3〜4キロほど減りますし、その前後の準備食や回復食を極めて消化の良いものだけを摂るようにすると、リバウンドも少なくファスティングの効果はしっかりと出ます。

しかしながら、ファスティング終了後に、「辛くて二度とやりたくない」と思われる方が多いことを課題に感じていました。

確かにファスティングは1回だけでも細胞内のデトックスや体質改善に効果のある健康美容法ですが、理想としては月に1回ペースで定期的に行うのを推奨しています。1回だけでもう二度とやりたくないと思われると、そもそもファスティングをした目的を達成できない可能性があります。

「ファスティング = 絶食 で辛い」と記憶されると、せっかく我慢したファスティング生活も無駄になってしまいます。

 

 

ファスティング初心者におススメ「朝だけファスティング」

ファスティングに不安を感じている方、辛くて二度とやりたくない!と思われた方にお勧めしたいのが、「朝だけファスティング」です。

「朝だけファスティング」では、朝ごはんを抜くだけで、昼と夜は食べれるのであまり負担なくできるため、ファスティング初心者にもおすすめです。

 

1日2食(昼と夜)をしっかり食べてファスティングの効果はあるのか?と不安に感じるかもしれません。実は、朝食を抜くだけでもファスティング効果はあります。

朝だけファスティングの効果を解説するために、ファスティングの基本知識をお伝えします。

 

 

ファスティングで効果が出るワケ

ファスティングとは、ただ単に摂取カロリーを抑え体重を減らすために行うのではなく、真の目的は、消化器官を休ませて腸内をクリアにし、代謝酵素を活性化させることにあります。一定期間、固形物を摂取せず、胃腸を休ませることに意味があります。

 

私たちの体のパワーは限られています。食べ物を消化してエネルギーに変える力と、老廃物を外に出す力の両方にパワーが分散されます。いつも何かを食べて消化する事に集中すると、代謝する力が体には残っていません。

 

ファスティングで胃腸を休めることで、その残ったパワーが老廃物を代謝するのに使われます。老廃物の代謝とは、脂肪を燃やしたり、お肌を綺麗にしたり、免疫力を上げたりすることです。ファスティングは単なるダイエット法の一つではなく、健康を維持し、自身の持つ自然治癒力を上げる手段の一つでもあるのです。

 

前述したとおりファスティングは単なるダイエット法ではなく代謝を上げて体のあらゆる細胞を生まれ変わらせる「健康美容法」です。その副産物として、不要な体脂肪が減り体重が減ります。

 

※アルコールは固形物ではないですが、内臓に負担がかかるので、ファスティングの最中だけでなく、ファスティング前後でも控えた方がよいです。

 

 

朝だけのファスティングでも十分効果はアリ!

朝だけのファスティングでも十分効果があります。それには二つの理由があります。

 

排泄の時間に固形物を摂らない方が良い

人間には24時間を3つに分ける体内リズム(ナチュラルハイジーン)が備わっています。その中で朝4時~昼12時までは「排泄の時間」とされています。

この時間は体が不要なものを排出しようとするため、それを邪魔しないことが大切です。この時間帯に、消化が必要な固形物は摂らない方が良いです。

 

一定期間空腹でいると細胞が生まれ変わる

古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みのことを「オートファジー」と言います。この仕組みは、ある一定の空腹時間を経てから作動します。

臓器でその時間が異なりますが、肝臓の場合は10時間以上経つと肝臓に蓄えられていた糖がなくなり脂肪が分解され始めます。また、16時間たつと肌やその他の細胞が生まれかわり、ターンオーバーが始まります。

 

ここで注目したいのは16時間という時間です。

16時間も我慢できないと思われるかもしれませんが、前日の20時から次の日の12時まで固形物を摂らないと、16時間の空腹時間が作れます。つまり、朝食を抜くだけで「プチファスティング」ができるのです。

 

この方法だとお昼と夜は食べられますし、そこまで我慢している感覚にもならず毎日続けられると思います。

 

 

朝だけファスティング実践者の声

実際に3日間ファスティングと朝だけファスティングの両方を実践された方の意見をご紹介します。

 

40代女性主婦の方

3日間ファスティングの時は家族に夕食を作って自分だけ食べられないことがしんどかったけど、朝だけファスティングは夕食をみんなと食べられるのでストレスなく続けられています。

 

30代女性OLの方

朝ファスティングで毎朝時間に余裕ができるようになったことや、日中に眠たくならなくなったことや、お肌の調子が変わってきたことなど良い効果を感じています。

 

 

ひと昔前までは一日三食が当たり前とされてましたが、今では一日三食は食べすぎで、過食、飽食の時代とも言われています。

 

いつもフル稼働してくれている胃や腸などの消化器官に、お休みの時間をあげてください。内臓は常にフル稼働していると疲れます。いつも食べていると、体は食べ物を消化するだけで疲れたしまい、老廃物を代謝するパワーが残っていません。ダイエットやお肌の生まれ変わりのためにも、定期的にファスティングで胃腸を休ませましょう。

「16時間の空腹を保つ朝だけファスティング」を、ダイエットだけでなく、全身のデトックスと美容と健康のために是非挑戦してみてください

 

こんにちは。40代女性を無敵の女神肌へ導く、ファスティングコンシェルジュの吉村はるかです。

ここ数年で一気に知名度アップしたファスティング。ファスティングといえば、ダイエットをイメージされる方も多いはず。そして、「ファスティングって、何も食べないんでしょう?食べることが大好きな私には絶対に無料!」といったネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

ところが、ファスティングにはそんなイメージを払拭するほど嬉しい効果を、驚くほど短期間で得ることが出来るんです。

 

 

ファスティングって何?

ファスティング(fasting)とは、「断食」「絶食」を意味します。固形物の食事をある一定期間断つことで身体の自然治癒力を高めたり、身体に溜まった有害物質を体の外に出すことが出来ます。

断食の歴史は古く、紀元前にはすでに習慣として存在していて、世界各地の宗教家や教育者、哲学者らが、宗教的な儀式や精神修行、健康法の一環、そして、病気の治療としてファスティング(断食)を行っています。医学の父といわれるヒポクラテスも「月に一度断食をすれば病気にならない」という言葉を残しています。

古来は水だけの断食が主流でしたが、現代におけるファスティングは、野菜や果物などを発酵させた専用のドリンクや、スムージーなどの、消化に負担をかけることなく栄養補給をしながら行うもので、完全なる絶食ではありません。食事が固形物から液体に変わったと想像していただけると良いと思います。

近年では、スポーツ選手やアーティスト、経営者がファスティングを取り入れていることでも注目が集まっています。

 

現代人にこそ必要なファスティング

私達の生きている現代は、食べ物にあふれています。お腹が空いたら、すぐに近所のコンビニエンスストアへ行って、お弁当やお菓子を買って食べることが出来る便利な世の中。少しでも空腹感を感じたら、とりあえず何かしら口にするという方もいらっしゃることでしょう。

 

ここで知っておいていただきたいのは、からだにとって【消化】という作業は、体内エネルギーの8割も使う重労働だということです。

24時間365日休みなく働くあなたの内臓は、疲労困憊です。

さらに、食べ物、化粧品、吸い込む空気…。

日常生活の中で私達は、さまざまなルートから有害物質を体内に取り込んでます。そしてこれらは、からだの外へ排出されず、脂肪に蓄積されます。

有害物質が蓄積すると、イライラしがち、疲れが取れない、お肌のくすみや乾燥、ダイエットしてもなかなかやせないなどの症状が現れます。これらを一気に解決出来るのがファスティングなのです。

 

ファスティング中に体の中で起こること

ファスティング中は普段の食事の時と比べて、摂取するエネルギーの量がかなり少ないです。すると、脂肪にストックしているエネルギーを燃やしてエネルギーを得ようとします。それによって、脂肪に蓄積されていた有害物質が血液中に放出された、最終的には、からだの外に出ていきます(=デトックス)。

前述のように、私達のからだの中はブラック企業状態で、相当なダメージを受けています。それがファスティング中は、消化という重労働がなく、内臓は有給休暇をしている状態。消化をしなくていいことで、消化に使われていたエネルギーは、からだの修復作業に使われます(=体内リセット)。

脂肪を燃焼するので体脂肪が減っていきます(=ダイエット)。

 

こんなことも!?ファスティングで得られる嬉しい効果

これらがファスティングの主な効果なのですが、ファスティング得られる効果について、ここではもう少し詳しくお話をしていきます。

 

 

内臓機能の向上

普段は働きっぱなしの内臓を休ませることにより、内臓本来の状態を取り戻すことが出来ます。

 

自然治癒力・免疫力の向上

ファスティングで消化の作業がなくなることで、体内エネルギーをからだの修復に充てることが出来ます。その結果として、病気の回復やケガの治癒が早まったり、免疫力UPすることで、風邪やインフルエンザなどの感染から身を守る効果が期待出来ます。

 

解毒(デトックス)力UP

脂肪の中にある、日常生活で蓄積した有害物質(農薬・食品添加物・大気中の汚染物質など)が、脂肪燃焼に伴い、遊離して排泄されていきます。

 

血液浄化

コレステロール値が下がり、血液がサラサラ、キレイになります。

 

美肌効果

血液がサラサラになることで、新陳代謝が活発になります。「お肌がつやつやモチモチになった」「あごのざらつきがなくなった」「しぶとい赤にきびの炎症が、たった1日で引いた」など、感じる効果は人それぞれですが。顔だけでなく、からだも、コスメに頼らず-5歳肌が手に入ります。

 

ダイエット

ファスティング中は脂肪燃焼が促進します。さらに、代謝が良くなるので、ダイエット効果が大いに期待出来ます。

 

五感が鋭くなる

食材の質の良し悪しが舌で判別出来るようになったり、人工的な香りを受け付けなくなった、ひらめき力が上がったなど。味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚、全ての感覚がバージョンアップします。

 

 

ファスティングでなりたい私になろう

美容と健康に関して、さまざまな効果を期待出来るファスティング。初めて方や自己流でされていた方は、まずはファスティングの専門家から学んだり、サポートを受けて実践されることをおすすめします。専門家は、知識はもちろん経験も豊富。不安を感じることなくファスティングをすすめられますし、何より効果が出やすいです。

ファスティングを日常生活に取り入れて、なりたい私になりましょう。